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オーガニック志向は素晴らしいのか。

 アメリカは空前絶後の健康ブーム。ホールフーズにトレーダージョーズはいつも客であふれてるし、ハリウッドのビッグカップルがオーガニックスーパーでデートしてることも。ファーマーズマーケットは都市部でほぼ毎日開催されているし、マクロビオティックやオーガニック、ビーガンを売りにする店も人気だ。 
 一方ながら、変なことも起こっている。

ホールフーズやAmazon.comで売っているオーガニック系のクソ高いドリンク。胃もたれに効くらしいが。

 上の画像を見てほしい。胃もたれに効くらしいがなぜかアップルサイダービネガー入りらしい。最悪だ。 
 そもそも胃もたれの原因は胃酸が何らかの要因でなぜか効きすぎることだ。だから胃薬は胃酸を中和する塩基性の重曹を主成分としている。つまりビネガー入りの健康ドリンクを飲むとかえって胃もたれは酷くなる。何の効果もないドリンクが1本5ドル相当かそれ以上するのだ。
 もちろんオーガニックスーパーの品揃えは素晴らしいものが多い。グラスフェッド(牧草飼育)ビーフは栄養素が豊富で赤身部分が多めだし、野菜や果物は健康的な食生活には不可欠だ。でも結局のところオーガニックである必要性はあるのだろうか?オーガニックを売りにしてるスーパーやレストランの常連になれば健康的オプションで生活が満たされ結果的に健康にはなる。だがそれはオーガニックだからではない。もちろんオーガニックスーパーやファーマーズマーケットは小規模農家や地産地消に力を入れているため社会的意義はある。だがオーガニックを過度に持ち上げるのは誤解を招いてし、偽りの健康志向をメーカーが演出することで多くの人々を騙していることも起こっているのだ。

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