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オンラインで顔出し する?・しない?

オンラインで始まりオンラインで終わる

リモートワークになってもう随分と経ちますね。僕は週1回しか会社に出社していないので、基本ほとんどの仕事がオンラインで完結しています。

やりにくさはあるものの、それでも「あれ、まだ会ったことないんでしたっけ?」くらいの関係が築けているので、これでもどうにかなるのだなぁと実感しています。

ちなみに、会ったことのない人との仕事の流れは、以下の流れが多いパターンです。

①メールなどで仕事の依頼をいただく(またはする)。

②Zoomなどでミーティングを重ねる。

③ミーティングで決めた内容に沿って仕事を完了する。

④(今後もお付き合いしたい方なら)FacebookまたはLinkedIn、ないしはオンラインの名刺管理ツールで連絡先を交換する。

オンラインで初めましてから始まって、お疲れ様まで一貫してオンラインで終了する。そしてその後の人間関係はSNSなどをメインに繋がっていく。不思議な世の中ですよね。

関係性を続けるのもオンライン

そんな時に困るのが、オンライン上で顔出しをしていない人。

せっかくお仕事をご一緒して、是非とも今後もお付き合いをと思ってその人を探すけれど、本人が見当たらないのです。

その人が有名な人だったり、共通の友人が多かったりすれば、なんとなくこの人とわかったりもしますが、そうでない場合は悲惨です。

間違った人に友達申請するのも嫌ですし、結局相手から登録が来るのをまつという羽目に...。

オンラインでお話ししただけだから、そこまで強い印象や人間関係が築けていないため、そのままあっという間に関係性が薄まっていくということが時々起こります。

オンラインで顔を隠す人

SNSで顔を出したくないという気持ちはとてもわかります。僕も以前とあるSNSに登録したら、携帯電話の番号を勝手に吸い上げられて、何年、何十年と連絡していない昔の彼女の情報が「友達かも」みたいにポップアップしてきたときは、思わずゾッとしたものです。

情報がどこまでも際限なく流れていってしまう。誰が見ているか分からない。だから万全を期して、顔を隠したくなるというのは当たり前の心情かと思います。

しかし、オンラインが仕事の至る所に浸透したこの世の中で、オンライン上で顔を隠すという行為はナンセンスなのかもしれません。

オンラインもオフラインも同じ

結局のところ、どんなに隠したところで、友人のSNSだったり、仕事の実績だったり、協業先だったり、学校だったりからどんなに隠そうとしても、結局情報は少しずつ漏れ出てしまいます。自分がどれだけ隠そうとしたってコントロールできるものではありません。

そのため、人に見られたくない情報はオンラインに載せるべきではないし、むしろ見られることを前提にオンラインを取り扱うべきなのです。

オンラインが生活に浸透した結果、オンライン・オフライン二つの違いが薄まってきています。オンラインは秘密主義になるとかではなく、両方とも公共の場であると考える必要があるのです。

そう考えてみると、オンラインだけ顔を隠すという行動はちょっと違和感を感じます。

例えば、オフラインの世界で、街中を歩いて不特定多数の人と出会う可能性はありますが、その時には顔を隠すことはしませんよね。むしろ隠していたら、なんだか怪しい人という風に思われてしまうでしょう。それがオンラインの時だけ顔を隠すってなんだか変じゃないですか。

僕はオンライン・オフラインの区別は無くなりつつある。だからこそ両方とも、同じ感覚で自分のプライバシーを開示し・守っていく必要があると思うのです。



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