見出し画像

「このままで良いのか?」という漠然とした悩みは、誰かに打ち明けた方が良い

僕は自分の考えや想いをことばにするのが苦手です。

昨年は本を出版したので、苦手を克服しました!みたいなストーリーを語りたいところではありますが、未だに変わりません。

最近は地方自治体、大学、企業の研修やイベントのスピーカーとして呼んでいただく機会が増えました。

しかし、プレゼンテーションのように事前に準備したもので話す場合は良いのですが、その場でコメントを求められる場合などは、トンチンカンな回答しかできません。

残念ながら、処理速度と論理的思考が圧倒的に欠如しているのです。

そんな僕の悩みへの対処方が誰かの役に立つのでは?という事で、今回は書いてみました。

「このままでいいのか?」という悩み

特に困ったのが、前職から転職をしようとしている頃でした。

入社5年ほど経つと、直感的にこの仕事は自分には合わない、辞めたいと思いつつも、一方で他に何をしたいのかがわからなかったのです。

会社から気持ちが離れるので、仕事の成果も上がりません。同期との差は広がるばかりでした。

転職しようとエージェントを訪れるも、今度は自分の進みたい方向性をうまく伝えられません。運よく面談に進んだとしても、今度は質問に対してうまく答えられなかったのです。

会社は辛い。かといって、転職しようにも、やりたいことが言葉にできない。頭の中はごちゃごちゃです。「このままで良いのか?」という漠然とした不安や不満で鬱々とした日々を過ごしていました。

キャリアの先輩に話したら、考えがまとまった

そんな時に偶然とあるベンチャーの社長に出会います。運良く二人で話す機会を得て、同世代ということから話が盛り上がり、成り行きで自分の漠然とした悩みを打ち明けたのです。

すると、彼に話をした事で頭の中が整理され、想いや不満が言葉として表現できるようになったのです。(彼の引き出し方が上手だったのかも)

彼から助言を貰うだけでなく、更に他に会うべき人まで紹介してもらえました。その日を契機に、仕事旅行社創業まで繋がったのは疑いようもありません。まさに人生のターニングポイントになったのです。

この経験は、僕にとって大きな財産になりました。それまでは課題がはっきりしない状況で人に悩みを打ち明けることは躊躇していました。しかし、そんな時こそ人と話すべきだと学んだのです。

現在も行き詰まった時は信用できる先輩に相談をしています。困った時に自分をさらけ出して、相談ができるかが事業の成否を握っているといっても過言ではありません。

あなたはどんな問題を抱えていますか?

・今のままではまずいと危機感を感じている。

・新しいことを始めるきっかけを得られずにいる。

・始めて見たけれど、うまくいかない。

このようなフワッとした悩みは、一般的なセミナーに通ったり、ビジネス書を読み進めてもなかなかピンポイントの解決策を見いだすことができません。というのも、課題が明確になっていないからです。

だからこそ、「今の状況をどうにか改善したい」と願うのであれば、まずは誰かに相談することが解決の鍵となります。

悩みのレベル感や具体性に関係なく、相談することで自分の感情や考え方を表現するため、頭の中が整理され、課題が明確になるからです。

思考や課題が明確になれば、それに対して具体的なアドバイスをもらうこともできるのです。

僕がそうであったように、他人に悩みを打ち明ける、自分を曝け出すという勇気を振り絞るだけで、世界は劇的に変わります。

あと一歩踏み出すこと

まずは人生のロールモデルを見つけてください。友達や同僚ではなく、自分よりもちょっと先に進んでいる人生の先輩です。憧れる、素敵だと思う、何となく良い、くらいでも大丈夫です。複数人いても大丈夫です。そのロールモデルに、今のあなたの状況を話してみましょう。

自分の曖昧な悩みに、人の時間を付き合わせてしまうことに抵抗を感じるとという方、大丈夫です。

なぜなら、あなたが共感したり、好意を持つロールモデルは、始めからそんな素敵なロールモデルであったわけではありません。きっとあなたと同じような悩みを持ち、葛藤を乗り越えて今に至っているはずです。

だからこそ、あなたの悩みを面倒臭がらず、優しく寄り添い、共感しつつ、あなたの望む未来に向かって一歩近づける手助けをしてくれるでしょう。

必要なのは、今の状況を変えたいという思い。そしてそれを元に、悩みを打ち明けるという勇気を持つことです。

自分の願う未来を実現するためには、小さな一歩を積み重ねていくことが大切だと言われています。

あなたはこの文章を開いて、ここまで読み進めています。要するに、すでに小さな一歩を踏み出しているのです。

次はその悩みを開示すること。それによって自分の進みたい未来を手繰り寄せることができるのです。

ロールモデルに、相談してみよう

知り合いに相談できるロールモデルがいないという方は、僕らが始めた「おとなの新路相談室」というサービスをおすすめします。


どんなサービスかといえば、気軽にオンラインで多様な分野で働く人に、キャリアの相談を時間単位でできるというもの。

ゲスト(相談する側)は、自分の状況から今一番必要な情報を持っていそうな相談員(ホスト)を選び、相談を申し込みます。

ある人は漠然とした自分の悩みを話し、ある人は初めの一歩の踏み出し方を聞き、ある人は転職の懸念を払拭する。マンツーマンでの実施なので、相談内容は自由に決められます。

ホストはお菓子屋の店長さん、農家、ゲストハウスオーナー、絵本作家、編集者からファシリテーター、コーチ、プロデューサー、コーディネーターと幅広。都会の仕事に限らず、地域の仕事も少なからず並んでいるのも特徴です。キャリアのステージも、若手から、結構な企業の代表まで幅広いく登録いただいています。時間や相談の費用はホスト自身が設定しています。

スクリーンショット 2021-03-08 12.57.44

3月14日現在で、102名が相談を受け付けています。新しい仕事を始めたい。仕事の幅を広げたい。仕事を変えたい。そんな際にはぜひ立ち寄って、一歩先ゆく先輩に相談してください。ちなみにホストも同時に募集しています。

最後に

仕事ってめちゃくちゃ楽しいものです。だからみんなにも自分の好きなことを仕事にして欲しいと僕はこのサービスを始めました。

不満を抱えながら悶々と毎日を過ごすのではなく、みんなが仕事にワクワクしながら突き進む状態を目指したい。そのために、この新しいサービスが役に立つと確信しています。

しかしながら、このサービスの認知がまだまだ進んでいないのです。

そこで皆さんにお願いです。この文章を拡散してください。一人でも多くの人が自由に、ワクワク働ける世界を作りましょう。




ふつうの人が、仕事にワクワクできる世界を目指してます。そのために役に立ちそうな情報をつらつらと発信して行きます。もしよかったら応援ください。