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ネイチャーフィールドnote

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自然よもやま話「メジロの巣作り その1」

自然に 自然に もっと聞きたい自然のお話 生き物のお話 「自然よもやま話」 はじまりはじまり 今回は「東京都檜原 都民の森」で自然ガイドを務める浦野守雄さんにお話をお聞きしました。 浦野守雄(うらの・もりお) 昭和32年生まれ、東京都あきるの市出身。あきる野市・檜原村を中心に活動している自然ガイドのプロフェッショナル。さまざまな生きものの写真や動画を日々撮影。「東京都檜原 都民の森」にて自然ガイドや林道の整備、展示企画などを行う野外利用指導員として30年以上勤める

武蔵野の鳥と里山と/7月「アオバズク」

「武蔵野の鳥と里山と」は、1999年に刊行された写真集「野に生きる鳥たち~里山の野生~」(武藤健二・著)をWeb用に再編集、加筆したものです。 狩りに出るアオバスク(1986/7 狭山市) ペンタックススーパーA SMCペンタックスM75~150mmF4 f8 1/125 ストロボRDP 巣立ち直後のアオバズクの親子(1983/7/9 狭山市) ▲右上が親鳥 ペンタックスMX SMCタクマ―500mmF4.5 f4.5 1/30 KR

トレイルカメラは見た!第1話 「生きものでにぎわう小さな水たまり」

野生動物は人の気配にとっても敏感で、彼らを撮影するためには、さまざまな工夫が必要です。 近年では「トレイルカメラ」を使って野生動物を撮影するようになりました。トレイル(Trail)とは、痕跡、獣の跡、通り道ーーのような意味を持つ言葉です。その名の通り、動物の痕跡があるような場所にこのカメラを設置すれば、その痕跡の主を、センサーで感知して自動撮影することができます。野外に置きっ放しで24時間、雨の日でも記録・撮影することが可能なカメラです。 赤外線センサーを使用して撮影する

となりのアライグマ その2「アライグマが日本で生きていけるのはなぜ?」

▼前回の記事はこちら 日本の野外で生きられるアライグマのナゾペットとして輸入され日本に来たアライグマ。しかしその性格は、見た目とは裏腹に気性が荒く、おおよそペット向きとは言えません。野に放たれたアライグマは、今では日本の野外下で繁殖・定着してしまっています。 しかし何故、もともとは北アメリカで生きていたアライグマが、見知らぬ日本にも順応できたのでしょうか? その答えは、アライグマの生活様式と日本の環境にありました。 木登りが大の得意原産地の北アメリカにいる、本来の野生

6月は「毎日チョウゲンボウ」6/30更新分

※「毎日チョウゲンボウ」は1990年に平凡社より刊行された「チョウゲンボウ(Kestrel)優しき猛禽」をWeb用に再編集したものです。 前回はこちら あとがき(1990年発行当時)私が写真家を志したのは18歳の春でした。そして、いつの間にか1羽の鳥に自分の青春を賭けてみたいと思うようになりました。 その中で、運良くチョウゲンボウに出会うことができたのですが、まさか10年も彼らにのめりこんでしまうとは夢にも思いませんでした。 私にとってチョウゲンボウの魅力は、ひと

6月は「毎日チョウゲンボウ」6/29更新分

※「毎日チョウゲンボウ」は1990年に平凡社より刊行された「チョウゲンボウ(Kestrel)優しき猛禽」をWeb用に再編集したものです。 前回はこちら ▲人里に雪が舞う。寒さに耐え、春を待つ ▲稲わらの上にとまる雌。秋から冬にかけては獲物の多い田畑や河原で生活している ▲春が来た!いつもの崖の、いつもの枝にチョウゲンボウがまた元気よく戻ってきた ↓続きはこちら↓ 著者紹介:平野 伸明(ひらの・のぶあき) 映像作家。1959年東京生まれ。幼い頃から自然に親しみ、や

6月は「毎日チョウゲンボウ」6/28更新分

※「毎日チョウゲンボウ」は1990年に平凡社より刊行された「チョウゲンボウ(Kestrel)優しき猛禽」をWeb用に再編集したものです。 前回はこちら さわやかな夏の風が川面を走り、崖全体が不思議な静けさに包まれている。あの若鳥たちも来年になれば立派に成長して、またこの千曲川の崖に帰ってくるのかもしれない。その時は親鳥に負けじとなわばり争いを繰り広げることだろう。 がんばれよ……。すっかりおい茂った崖の木々の葉が千曲川の風にそよいで、葉裏の銀色を光らせている。 私はこ

6月は「毎日チョウゲンボウ」6/27更新分

※「毎日チョウゲンボウ」は1990年に平凡社より刊行された「チョウゲンボウ(Kestrel)優しき猛禽」をWeb用に再編集したものです。 前回はこちら ▲▼獲物の奪い合いをする若鳥たち。せっかく獲物をもらっても、もたもたしていると兄弟に奪いとられてしまう 千曲川の風チョウゲンボウを追い始めて、いつの間にか10年が過ぎようとしていた。 半年間のテント生活のあと、翌年もまたその翌年も引き続き、佐久のチョウゲンボウを見ていたが、もうがむしゃらにシャッターを押すようなことはなく

6月は「毎日チョウゲンボウ」6/26更新分

※「毎日チョウゲンボウ」は1990年に平凡社より刊行された「チョウゲンボウ(Kestrel)優しき猛禽」をWeb用に再編集したものです。 前回はこちら 四季の風に乗って人里を舞う立派な猛禽に成長した若鳥は夏の風に乗って1羽、また1羽と旅立つ。親鳥はその後も崖に残り、秋から冬へと過ごす。山に囲まれた人里の冬は厳しいが、きっと来年の春も元気な姿を見せてくれることだろう。 ▲崖の岩の上で翼を伸ばす若鳥。まだ表情にあどけなさが残っている ▲下から吹きあがってくる風をとらえよう

6月は「毎日チョウゲンボウ」6/25更新分

※「毎日チョウゲンボウ」は1990年に平凡社より刊行された「チョウゲンボウ(Kestrel)優しき猛禽」をWeb用に再編集したものです。 前回はこちら ▲水浴する雄。子育てのあいまをぬって親鳥たちも翼を休める ▲砂あびする雌 ▲巣立ちを終えた雛たちが崖の上の木で翼を休めていた ↓続きはこちら↓ 著者紹介:平野 伸明(ひらの・のぶあき) 映像作家。1959年東京生まれ。幼い頃から自然に親しみ、やがて動物カメラマンを志す。23才で動物雑誌「アニマ」で写真家としてデビ

この鳥ダレの子? Q1.「ス○メ」難易度☆☆☆☆☆

新コーナー、「この鳥ダレの子?」始まります!鳥の子どもの写真を見て、名前を当てるコーナーです。 お遊び的要素として、星5つ判定で難易度を設定しています。難易度の基準は、「日本の鳥10種類くらいはそらで言える、鳥のことをちょっぴり知っている」くらいの人なら答えられるかな?というイメージでつけています。人によって難易度はかわるので、お遊び程度にとどめてくださいね。 鳥の子どもは、巣にいるときは「雛」、巣立ったら「幼鳥」と呼ばれます。雛や幼鳥は、大人(成鳥)とはちょっと違う姿を

6月は「毎日チョウゲンボウ」6/24更新分

※「毎日チョウゲンボウ」は1990年に平凡社より刊行された「チョウゲンボウ(Kestrel)優しき猛禽」をWeb用に再編集したものです。 前回はこちら ▲崖の上空にオオタカが現われ、雌は翼を広げて威嚇した。オオタカは最大の天敵だ ▲警戒する雄。雄は家族を養い、守らなくてはならない ▲生後約1ヶ月。もう飛ぶ練習をして、外の世界に興味を示す雛たちの巣立ちは近い ▲巣立ち。巣穴のへりから崖をかけ登ってゆく ↓続きはこちら↓ 著者紹介:平野 伸明(ひらの・のぶあき)

武蔵野の鳥と里山と/6月「見張り場のオオタカ」

「武蔵野の鳥と里山と」は、1999年に刊行された写真集「野に生きる鳥たち~里山の野生~」(武藤健二・著)をWeb用に再編集、加筆したものです。季節に合った写真を紹介していく予定です。どうぞ、お楽しみください。 武藤 健二(むとう・けんじ) 自然映像カメラマン。1958年生まれ。生まれも育ちも埼玉県所沢市。幼い頃は昆虫少年で、その後伝書鳩や小鳥の飼育を経て野鳥に興味が移り、高校生のころから野鳥の撮影に夢中になる。地方公務員として働く傍ら、主に野鳥を撮影し、作品づくりにいそしむ