面倒くさいとどう向き合うか
介護が大変、辛い、しんどいという方。
介護は突然始まることもあります。
介護は大変だなぁと思われる方からの相談が今まで多くありました。
そこでnoteへ、訪問看護で受けた相談なども加えてお伝えしていきます。
面倒くさいとの向き合い方
年を重ねると、全てが億劫に、そして面倒になってきます。
介護されている方高齢者の方からよく聞くことは「お風呂が面倒くさい」「食べるのはどうでもいい」「お腹が空かない」「着替えるのが面倒」「布団から出たくない」
これを聞くと、私もそんな時あるよねって思いますが、
人は誰しも楽な方に流されがちです。
でも、やらなきゃいけない事を自分に言い聞かせて
重い腰を上げています。
年を重ねていくと、この重い腰を上げてまでやらなきゃいけないことが
少なくなっていきます。
人のためにできることは、自分のためには必要なかったり
楽する方が断然、楽なわけで…
これを大前提に、介護される方の気持ちを考えながら接すると
介護する側の気持ちが少し楽になります。
面倒くさいの裏側
「動かないと動けなくなっちゃう」「リハビリは大事でしょ!」
というのはよく聞く言葉です。
これは正解で、動くことによってのメリットはたくさんあります。
関節や筋肉の老化を予防できることで、疲労感や痛みを感じにくくなります。これは、私たち元気な人もあること。例をあげると、風邪をひいて寝込んだ時、休み明けの学校や職場への出勤は疲れやすい(疲労感)です。
また、同じ姿勢で長時間いる時の動き始めで膝や腰、背中など痛みを感じることも経験された方もいるかもしれません。
これらを高齢者が経験すると、より身体への負担を感じ、結果、「動きたくない」「めんどくさい」となるわけです。
心の変化と整理
身体の変化に加え、心の変化もあります。
今やらなくてはいけないことが、人生の流れと共に
変化してきます。
その時の流れを理解することが、お互いに心の負担を軽くすることではないでしょうか。
仮に、介護される方の想いと寄り添えなくとも
それがその方の個性であり、生き様であると介護者が寄り添うことで
介護の中での気持ちの整理が少しついたという方もいらっしゃいました。
人にある感情
人には感情を持っています。
頭では理解しても、心が追いつかない時、体が心と連動しないこともあります。そこを無理して動かそうとしてもいつかはズレが大きな歪みになってしまいます。
その歪みが大きくなる前に、その現実を理解して少し俯瞰してみることから始めてみると心の負担が軽くなります。
介護の大変さはこの心の負担からの気持ちの変化。
大変な想いは決して後ろめたいことではありません。
悪いことでもありません。
その心変化を受けいることで、軽くなる気持ちを感じてみてください。
そして、少しでも介護する人の心が穏やかになるように
私はメッセージを届けていきたいと思います。
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