染々好きなこと*壊れたものを直す作業
この頃感じる老化現象のひとつ
それは手の力の衰えで
持っているものを落として壊す事が増えた
そうそう割れそうにないような
厚くて丈夫そうなガラス製品を
立て続けに割ってしまっていて
普段一番出番の多い大きな耐熱ガラスのボウル
ピクルスを漬けて保存するための耐熱瓶
ディズニーシーのお土産にもらった
名前入りのどっしりしたガラスのマグカップ
形あるものはいつか…とは言うけれど
その時が本当に今だったのかどうなのか
あぁ、ごめんなさい…と心で思う。
割れたガラスは元には戻せないけれど
なるべくなら
壊れてしまったものは自分の手で直したいな
ある日のライブ帰りの息子が
こんなになったハーフパンツで帰って来て
これはまた随分といっちゃって…
ハーフパンツの下にはレギンスを履いていたので
破れたままの姿で帰って来て
その日のライブの盛り上りが手に取るようにわかる
と、笑わせてもらったけれど
それと同時に私の心の中には
これを直したい気持ちがむくむく
破いた本人はもう諦めていて
こんなにいっちゃったらもう無理でしょと
そんな風に言われると益々直したくて
わくわくが止まらなくなっちゃう
壊れたものを直すことがとても好き
出来上がりを想像してわくわくするのか
直った時の満足感だとか嬉しさなのか
なんだかよくわからないけれど
とっても気持ちがいい
“好きなこと”だなぁと実感
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