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先生、そこはっ!!


ワクチン接種による体調不良は、注射を打たれた直径3センチ以外は、健やかさを取り戻しました。

ご心配頂きました皆様、有難う御座います♪

その健やかな気持ちを身体にも与えるべく、いつもの整骨院へ出掛けました。



本日は新人先生による施術で、「安定的」に首と肩と背中と腰に軽いだるさとコリ、合わせて注射後の腕の3センチの痛さを説明。

先生も「腕、了解です!」と、元気良く電気治療を終えてからマッサージが始まりました。


自分はペラペラ話す方ですが、自分からは話しません。

話し掛けられたら相槌を打ちつつ、「ここだわ!」と思うところで話したいことをブン投げるタイプです。

今回は何の弾みかヤンキー漫画の話になりました。


自分は「ビーバップハイスクールが時代ですねぇ・・、先生はご存じですか?」と伺いますと、「知ってます!」と仰いますがお触り程度な雰囲気。

「先生はどこら辺のヤンキー漫画をお読みに?」と丁寧に伺います。

すると「クローズZEROですかねぇ」っと。

タイトルだけ知っていますが、自分は読んだことも見たこともありません。

「どんな感じなんですか?」と伺うと「けっこうキレイな感じというか・・」と。

自分の最小限の知識で確か小栗旬さんがメインだったうろ覚えがあり、「確かにキレイなヤンキーだわ」と。

ビーバップの清水宏次朗だってタケノコだし、原宿だし、beautyだったに違いないと閃きましたが、全て「ご存じない」可能性の高さにクチを閉じました。

「エリートヤンキー三郎だと、ちょっとアレですしねぇ」と変化させてみると、「ああ、あれは、あはははは」と。

少しだけ心の通ったところで、「最近は何か漫画は読まれましたか?」と聞かれました。


最近は「汗とせっけん」を去年の暮れに大人買いして、良い話だわぁと思っておりますが、これは話が弾まない予感。

なので、一昨年の暮れから元旦にかけて一気読みした漫画を語ることにしました。


「一昨年の暮れに、『空手バカ一代』を一気読みしました。」と。


「へ?」っとうつ伏せで話す自分の滑舌が悪かったようなので、「『空手バカ一代』です。空手の漫画です。」とバカと付くだけにバカ丁寧に説明。

「ああ!! 親父が柔道やっていて、自分も少しやっていたので、知っています!」と。

内心「柔道じゃなくて、空手じゃ」と思いましたが、「格闘技をされていたなら、ご存じでいらっしゃるでしょうねぇ」と大人を出しておきます。

「ステキなエピソードがあるんですよ。」と誘い水を出します。

「どんな?」と新人先生もノリが良い。

「大山(倍達)先生が修行を始めるに当たって山籠もりすることにしたんです。でも、挫けそうになると麓に降りて行きたくなる。どうやってその気持ちを止めたと思います?」

「えぇぇ・・、何でしょう。。? うぅん。。。」

しばし思案する新人先生。


「先生は片方の眉毛を剃り落としたのです! これなら恥ずかしくて人に会えないと!! 恥じらう乙女か!!と自分は思ってしまいました。クローズドZEROのキレイに通じますよね?」と。(確実に違う)

畳みかけるように、「その数か月後に某会合があってそこに伺ったら、知り合いの元自衛隊の特殊部隊にいた方が泥酔していて、『TSN、これから飲みに行こう!』と手首を掴まれたんです。絶対に行きたくなかったので、空手バカ一代でイメトレをしていた成果をここで繰り出したのです。手首をスルっと抜いたら、その人がハトに豆鉄砲顔で『え?ええええ?』となったところを他の方たちが羽交い絞めして遠ざけてくれました。空手バカ一代、イイわぁ!!」と。(実話)


「ウヒャヒャヒャ、おもしれー!!」っと、口調が暴れ太鼓になった先生。

一瞬、我を忘れたようで、注射後の腕を軽く揉み始めたので「先生、そこは!!」っと。

その瞬間は先生も「あ! すいません。大丈夫ですか?」と、さすがに平謝りでしたが、セクシーな小説に出てきそうなフレーズも口に出せて大変満足な日でした。


そんなこんなで、第三回ワクチン接種後、4日目。

元気に過ごしております。



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