近づけた気がしただけでした。 ~ 舞踏 ゴールドシャワー フランソワ・シェニョー✖麿赤児 ~

ニ度あることは三度ある。

偶然の必然のように書き出しましたが、自分でチケットを取って出掛けて来ました。

今年の2月に観た『ダークマター』で、解らなくても良いということを理解しながら、5月に「あ、解って来たかも」と、ひとり納得しながら取った三度目のチケット。



また異空間に触れる機会だなぁっと出掛けて会場内のチラシを見ると、ボーイ・ジョージのような端正なフランソワさんと、いつもの眼光鋭い麿さんの表情。

この対照的なお二人の舞踏は、全く想像が出来ません。

今回はお客さんの中に外国の方もチラホラと見かけたので、舞踏は海外でも人気なんだなぁと納得。

席もかなり前の方だったので、楽しみが増します。


開演ブザーが鳴り、それまでヒソヒソと話す声が静かなりに響いていましたが、しんと静まり返ります。

すぐに始まると思いきや、ためているのか敢えての演出なのか暗くもならず、音楽が鳴ることも無く数分が経過しました。

「あれ?あれ?」と思っていると、満を持したように音楽が鳴り始めて、薄暗い中に謎の呻き声ような音と、早速、麿さん登場。

麿さんがしばし舞台上を練り踊ると、フランソワさん登場。

しなやかでそれでいて、間をたっぷりと取る柔らかな動き。

無駄な肉が無く、それでいて筋肉質でもない羨ましい肉体に目が釘付け。


二人の妖しくも時折お茶目さもある絡み合い。

文章にしたいんですけど、動きに関しては書けたとしても、ストーリーとしての踊りは見ないと多分分からないし、しかも最初に観た「ダークマター」よりも解らなさは相当上でした。。

改めて理解に努めるよりも、「Don't think! Feel!!」だなぁと。

考えちゃいけない、感じ取るべし。

解らなくても、ただ観ているだけで良いんだと思います。

「クレイジーキャメルガーデン」で少しだけ近づいて『理解出来た』ような気がしていましたが、あっさりと良い意味で遠ざかってしまいました。


蜃気楼みたいに、見えているけど、触れるようにあるんだか分からない。

・・けど、ある。

これがハマるってやつなんでしょうか。

次に公演案内があったら、行けるところだったら、またチケット取っちゃうんだろうと、うっすら感じています。

今度のクレイジーキャメルガーデン、高知県だけど行けるもんなら行きたい!


怪しいな・・と思う方、お試しにぜひ。

ハマったら、とっぷり浸かるかも。


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