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働く意味と自分の価値を考える

日々忙しく働いていると「何のために働いているんだっけ?」「どこを目指して頑張ってるんだっけ?」ということが分からなくなってきます。

私も4年間の駐在生活を終え、新しい職務に就いてから半年以上が過ぎ、自分が提供できる価値や仕事の目的を棚卸しすべき時期だと感じていました。

そんな時、以前に「転職と副業のかけ算」を書いたmotoさんが新しい書籍を出版されたとのことで、自分の働き方を見直すべく読んでみましたので紹介します。

1. この本の概要

仕事に探される人になろう!
(中略)
本当に「安定」した働き方とはなんでしょうか?
それは、「仕事に探される人」になることです。どの会社にいようとも、あるいはフリーでも、市場価値の高い、本当に仕事ができる人間が、結局いちばん安心です。

では、そうなるにはどうしたらいいのでしょうか。

それは、「自分だけの経験」を重ねることです。目の前の仕事に一生懸命になりましょう。それをひとつひとつ重ねることで、確固とした自分だけの価値ができていくはずです。
(後略)

Kindleの紹介文より引用

自分の仕事に悩んでいる方にはぴったりの内容だと思います。
私も自分を見直す機会をこの本に提供してもらいました。

2. この本から得た気づき

  • 与えられた仕事をこなすのではなく、自分から仕事を見つけにいく主体的な姿勢が大切である。

  • 仕事の経験を通して自分自身をアップデートし続けることは自分の価値の向上につながる。

  • 成長の機会を与えてもらっていると、仕事をポジティブに捉えるべき。

最近の私は「やらされ仕事」と感じることが多く、これは主体性が足りない証拠だと気付かされました。その結果、自分自身のアップデートにつながらず、悶々としていたように思います。
自分が会社に提供できるスキルや価値は何かを考え、仕事への向き合い方を見直さないといけないと痛感させられました。

3. 印象に残ったパート

この本を読みながら自分の仕事を振り返ると、ハッとさせられることが多くありました。その中でも特に印象的だったパートをいくつか紹介します。

a. 給料はもらうものではなく、稼ぐもの

サラリーマン生活が長ければ長いほど、毎月同じような金額が振り込まれるのが当たり前になってきます。そうなると「何をしても給料は変わらないし…」という受け身な姿勢になってしまいます。
給料は自分の価値に対する評価だと認識を改め、主体性を取り戻そうと思いました。

b. 誰のための仕事か把握する

目の前の仕事に追われていると、その仕事の本質を忘れがちです。
本来のお客さんが誰かを把握し、「相手が困っていること」は何かを考え、それを解決するために今の仕事があることを再認識させられました。

c. 仕事を作業にしない

管理資料の作成などは作業感が強く、何も考えずに取り組みがちです。
しかし、その資料の意味を考えてプラスαの創意工夫ができれば、自分の価値を提供する仕事になります。この内容にハッとさせられ、作業をしないように意識しようと思いました。

d. 仕事にモチベーションを求めない

自分は仕事へのモチベーションによって気分が左右されがちです。
しかし、モチベーションに目を向けるのではなく、目の前の顧客に対して「自分の介在価値」を高めていくべきであり、それが自分の市場価値を高めていくことにつながると気付かされました。
また、そのためには仕事に主体的に取り組み、自分で目標を持つことが大切であり、仕事との向き合い方を変える必要があると痛感しました。

いかがでしたでしょうか?
言われれば「当たり前でしょ」と思うことも、自分の働き方を振り返ると至らない点が多いことにハッとさせられます。

私のように「今の仕事に不満がある」「今のままで良いのかと悶々としている」方がいらっしゃれば、是非読んでみて頂ければと思います。

この記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。

TSK

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