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海外で働くためには? - 留学経験なしから駐在員になるまで

海外で働きたい!って思っても、「どうすれば良いの?」と感じる方も多いと思います。そこで、この記事では私の体験から、海外で働くために必要だと思うことを共有します。

海外で働くための方法

まず、海外で働くには、大きく3つの方法があると思います。
1. 日系企業の駐在員として働く
日本企業に勤務し、会社からの命を受け、海外の赴任先で勤務するサラリーマンを指します。私もこの一人です。
2.  現地採用として働く
それぞれの地域・国を専門とした現地求人サイトを通して、現地企業の社員として働く方を指します。多くの地域・国に日系の人材紹介会社がありますので、日系企業の現地社員として働くことも可能です。
3. 海外で起業する
海外で自分の会社を設立することも選択肢の一つだと思います。実際にベトナムでも、飲食店や小売店など日本人オーナーの企業が多く存在します。

それぞれの働き方に良し悪しがあると思いますので、自分にあった方法で働くことをお勧めします。

海外駐在員として働くには?

上記のうち、私は1.の方法で、ベトナムで新規事業部長として働いています。そのため、この記事では1.を前提に、海外で働くために、私が必要だと思うことや実際に行ったことを3つ紹介したいと思います。

A. 会社の経営方針を確認する

お話しした通り、駐在員とは「会社からの命を受け、赴任先で働くサラリーマン」です。そのため、海外駐在を目指すには、まずその企業が海外に事業展開している、もしくは事業展開の計画があることが必要になります。そもそも、海外展開を視野に入れていない企業では、海外赴任は難しくなります。
また、既に海外展開をしている企業であれば、赴任者のタイプについても確認すべきだと思います。例えば、赴任者にベテラン勢が多ければ、若手が海外赴任のチャンスを掴むのは難しくなります。さらに、赴任者に技術職が多ければ、それ以外の部門(営業やバックオフィスなど)が選ばれる可能性は低くなります。
私の所属する会社は、ここ最近、海外事業の拡大方針を掲げており、グローバル人材の育成に力を入れています。また、営業職にも赴任者がいたためチャンスがあると考えていました。

B. 仕事+αのスキルを身につける

駐在員になるために、日々の業務に加え、3つのことを意識していました。
・語学力を身につける
海外で働くためには、それなりの語学力が求められますので、英語学習を継続的に行うことをお勧めします。尚、語学力はTOEICのスコアを基準に判断されることが多いので、受験しておくとアピールに繋がります。
多くの求人広告では、海外事業に取り組むには中級以上の語学力を求められています。 私のTOEICのスコアは700点台ですが、日常業務を全て英語でこなすには物足りないと感じています。
また、実際に海外で働くと、英語を「話す」ことも必要になります。これはTOEIC向けの勉強では会得しにくいものです。そのため、英会話や外国人との交流イベントへの参加も併せてお勧めします。SNSなどで検索すると、東京近辺では多くの交流イベントが開催されており、また、英会話なども手頃な価格で始められるものもあります。
この辺りについて紹介する記事についても、今後書きたいと思います。

※リクルートエージェントの基準を参考にすると、以下の通りです
初級:海外旅行で困らない程度の会話ができ、簡単な手紙が書ける(TOEIC450~599点/英検2級程度)
中級:日常会話ができ、ある程度の報告書が書ける(TOEIC600~799点/英検準1級程度)
上級:商談・交渉ができ、報告書・レターが正しく書ける(TOEIC800点~/英検1級程度)

・赴任先で求めらるスキルを身につける
駐在員として働く場合、幅広い職務を任されることが多いです。そのため、赴任経験のある先輩社員に話を伺うなどして、赴任先の業務をイメージし、スキルアップに日々努めることをお勧めします。
私の場合、先輩社員に話を伺った結果、財務諸表を読み解く知識が足りていないことが分かり、これは営業職では得られない知識ですので、社外セミナーへの参加や、簿記の勉強をしました。結果、簿記2級を取得するに至り、現在の業務にも大いに役立っています。
・海外に関心を持つ
海外で働くためには、もちろん海外に関心を持つことが必要です。赴任者の選定においては留学経験が優遇されることが多いですが、海外旅行に行ったり、日本に住む外国人の方々と交流を持つなどことでも十分補えると思います。
私は留学やワーホリの経験はありませんが、海外旅行が好きで色んな国に行っていました。また、日本で外国人の方と交流を持つことで、海外の文化を知るように意識していました。

C. 社内関係構築に務める

駐在員に限らず、社内で自身の希望を実現するためには、もちろん社内での関係構築も重要になります。
・駐在員になりたいことをアピールする
駐在員を目指すためには、その想いをアピールする必要があります。
私の場合、社内の自己申告制度で入社1年目から海外事業への移動希望を出し続け、入社3年目に行われた海外赴任候補の社内公募で、国際事業部門に異動し、海外赴任のチャンスを掴みました。
・与えられた職務に対して実績を残す
これが最も重要なこと。当然ですが自分の希望を実現するためには、与えられた職務でしっかりと結果を残す必要があります。どんなに+αの準備を積み重ねても、社内の評価が低ければ、希望をは通りません。どんな仕事であっても、学ぶ姿勢を持って取り組むことが大切です。
私は営業職の頃から誰よりも働き、実績を残すことを意識していました。その姿勢が当時の上司の印象にも残り、今でもお会いすると「お前は凄い」と言ってもらえています。

このように、夢を実現させるためには、ただ考えるだけでなく、行動することがとても大切になると考えています。チャンスはいつ巡ってくるか分かりませんし、そうそうあるものでもありません。そのチャンスを逃さないように準備しておくことが必要です。

今回の記事では、海外で働くために必要だと思うことを書かせて頂きました。少しでも参考になれば幸いです。

TSK

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