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「読むとアートを買いたくなる話」と「2022年4-6月振り返り」@Embedded Blue Inc.

みなさま、こんにちはEmbedded Blueの片岡です。
2022年も折り返して、数日経ってしまいましたが最初の振り返りを綴りたいと思います。

2022年4-6月ざっくりまとめ

野村證券を卒業、金融・ビジネス・ITという社会人経験から一転、アートとクリエイティブの世界で生きていくことを決めまして、株式会社Embedded Blueを設立。アーティスト支援事業をスタート。個展開催をサポート。作品販売をこっそりスタート。拠点が完成!

こんな感じで走り抜けました。

アーティストサポート事業

Embedded Blueの歩みは大人気の現代アーティストKAZUSA MATSUYAMAとともにあります。一個人として彼自身、作品ともに大好きなので彼の活躍の一助になれること、これ以上の喜びありません。同時に責任感を持って臨ませていただいています。

KAZUSA MATSUYAMA
Shot by Ryota Hashimoto

画廊やギャラリーではなく、一事業会社として作家をサポートしている弊社は、彼の作家活動を総合的に支援しています。制作以外の個展開催にかかる諸業務・手続き・会場とのコミュニケーション、PRにかかる制作などその範囲は多岐にわたります。

「ビジネス開発+クリエイティブスタジオ機能を持った作家支援」をテーマに打ち合わせの同行、各種ディレクションを担当します。

作家活動は制作以外にやることがたくさんあります。
事務手続きを始め、ブランディング・マーケティング・PRといった形で分断されてしまいがちなものですが、現代的には、それはら全ては一体で全体の平仄を取りながら計画的に推し進めていくべきものです。
企業活動と同じですね。

この辺りをビジネス界隈で培った知見を元に、作家の活躍の後押しをしていく仕事です。

活躍する作家が増えること自体が、弊社の掲げる「文化的豊かさを持続的に創り続ける」に直接的に寄与するという大義さもとより、彼の素晴らしい作品が多くの人に届けたいというすごくシンプルな気持ちのものと総力を上げて取り組んでいます。

KAZUSA MATSUYAMAをまだ知らない、というお方はまずこちらからfollowしてから戻ってきてくださいませ。

KAZUSA MATSUYAMA個展開催をサポート

そしてそして。
2022年2月の天王洲MU GALLERYでの展示"Daydream"に次いで、
5月25日〜31日の1週間、新宿伊勢丹にてKAZUSA MATSUYAMA exhibition "escapism"が開催されました。

今回の取り組みとしては新作22点を制作、アパレルブランドLEINWANDとのコラボレーション、FROSHIKI SCARFの制作、初の試みとなる立体作品も手掛けました。

大盛況のうちに会期は終了し、多くの方にご来場いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

また、開催に際してお力添えいただきましたみなさま誠にありがとうございました。

exhibition "escapism"@新宿伊勢丹

会期中は在廊サポートという形で、作家自身・作品についての質問にお応えしたり、勝手ながら彼の魅力をお伝えさせていただいたり、多くの方々とお話させていただきました。

作品と対峙するご来場者の方々を眼差しを何百回もみたわけですが、作品と鑑賞者の間で視覚以上ものがやり取りされている様を眺めるのは、なかなかいいものです。

行き交う人。
止まる足。
一枚の絵画と相対する。

心奪われる瞬間は、音も印もなくとも何故だかわかってしまうものです。

作品の持つ魅力が鑑賞者に流れ込むような。
そして、内在するものと結びつくような。

そんな光景をKAZUSA MATSUYAMAの個展会場で目にすることは決して珍しいことではありません。

exhibition "escapism"@新宿伊勢丹

ここで多くは語りませんが、そんな作品と鑑賞者との対話を描く作家なのだと思っています。


アートを買うこと

少し話は変わりますが、

個展会場では作品を観ること、作品を買うこと、そんな単純な2つの行為が行われます。

私達は、「個人的生活空間にアートがある人を1人でも増やすこと」を大事なミッションとして掲げています。

単純な鑑賞と、会場で眺めていた作品が自分の所有するものとなるのは、意味するところが全く変わってきます。


自分の価値観で選択し、対価を払って購入を決断するという瞬間。
回数や金額などに差はあれど、誰しもにとって必ずそこには意味があるものです。

自分自身の好きや嫌い、過去や現在、心情や想い、もしかすると特定の誰がであったり。
まさに自分を構成する価値観、経験、癖、心境、、色んなものが複雑に影響していて、決断の瞬間にはそれらすべてのものが肯定される、人生おいても以前よりも濃く深く、記される。作品の購入はそんな体験であると感じます。

一方で、アートのとっつきにくさの一つに、価値とは?みたいなことを考え始めると、もうそれはよくわからなくなってしまうということがあります。

それは、アートという言葉が広義であることもさながら
作品自体も大きく分けても情緒的な価値と資産的な価値が混在する、そしてその境界線も曖昧であることが理由として挙げられます。

個人的にはだからこそ、面白い!と思っているのですが、なかなかそうはいかないものです。

ですが、もっとシンプルに楽しめるものとしてアート購入体験があっていいはずだと思っています。

『芸術の売り方』の著者 ジョアン・シェフ・バーンスタインは、(要約)芸術が堅苦しいもんだと感じる人が多いのは芸術関係者の教養主義が原因。有名な作品などについつい社会的意義があるものだと考えたがる。

と、切れ味鋭い言葉を残しています。
もちろん、美術・芸術の世界における教養や知識の重要性は一切否定しませんが、そこに閉じた世界にアートの価値や力はとどまらないということだと思います。

なので、我々は多くの人にアートに触れる機会、入り口までお連れする、一緒に楽しむ、そんな体験を作っていきたいと思います。

と、いうことで。

作品販売事業をスタートしました。


今後、少しずつですがオープンにし取り扱い作品、販売規模を拡大していく予定です。

購入体験にこだわりを持つこと。

これが弊社の作っていくブランドであり、お客様へのお約束なので、もし、気になる方はぜひご連絡ください!

作品もご紹介はもちろん、

「アートを買うってどういうことだろう?」
「どうやって買えばいいの?」

そんなご相談から是非会話させていただきたいです。

話聞いてやってもいいよ?という優しいお方はこちらからお声がけいただけると嬉しいです。

そうそう、それならどこにオフィスあるの?
遊びに行こうかな、とおもったそこのあなた。

拠点できました!

ついに。
ちいさな場所ですが拠点を構えました。

拠点と言っているのは、
単なる事務所、ではなく、
ワークスペースとホワイトキューブをかけ合わせた空間を作ったからです!そう、物件探してもなかったので作りました。

作品展示スペース

既存仕切りをぶち抜き、作品展示ができる壁を造作(!)、ライン照明(高かった。。)を導入し、床はコンクリ調、壁は真っ白に毎晩せっせと塗りまくり、とうとう完成しました。


ものづくりは種別、規模の大小に関わらず楽しいものです。


そして、このスペースを

EMBED(エンベッド)と名付けました。

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(まだ一切のクリエイティブはできてませんけどね!)

後日、この場所を起点にアート、カルチャーコンテンツ発信するメディアアカウントもリリースします!

EMBEDはオフィスでもギャラリーでもメディアでもない、文化的豊かさを創出していく意志をまとう概念です。

企画とコンテンツで展開を作っていきますのでどうぞお楽しみに🔥

EMBED  ホワイトキューブ/ワーキングスペース
住所:東京都世田谷区上馬2-2-5-301
https://www.instagram.com/embed_art

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください!

最後に

まだ駆け出したばかりですが、温かいお言葉をかけてくださる方、お仕事でもサポートしてくださる方々に助けていただき本当に感謝です。

引き続き、Embedded Blue、そしてEMBEDをよろしくお願い致します。


事業内容
■制作プロダクション事業
クリエイティブ総合監修、ブランディング企画制作・実行、コンテンツ企画制作(動画/画像データ/Web/パンフ/誌面 等)アートコラボ企画制作(企業ブランディング・商品開発などにおけるアート活用)等
■アーティストマネジメント事業
作家の制作活動や個展開催にかかる業務代行、戦略策定、PRのためのクリエイティブ制作、法人化手続き、税務コンサル等
■アート作品販売事業
作家エージェント、作品委託販売、顧客紹介 等

連絡先: info@embeddedblue.com

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