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”ERP”で強い会社を作る

こんにちは、ITSシステムサービスの齋藤です。

前回の記事で「デジタル化が進まない日本の中小企業」という内容を説明させて頂きましたが、今回は、日本の中小企業の働き方改革を進める為に、ERPというパッケージソフトの必要性と、その妨げになる事例などを紹介させていただこうと思います。

ところで…
先日Twitterで知り合った方から、弊社の社名「システムサービス」ってどういう意味ですか?
と質問を受けました。

確かに若い方からみれば、「システム」って、例えば「このお店のシステム」とか、いわゆる”仕組み”ってイメージがありますよね!?
”コンピュータシステム”っていう意味での「システム」って、もう死語になりつつあるんだな~と改めて思いました。

この方には、「システム」って、今で言う「アプリ」?
「サービス」は、そのアプリを作って、アプリの導入からコンサル、保守サポートまでをする”サービス”を提供するっていう意味です。

と、答えましたが、20年ぐらい前、ERP導入が盛んだった頃は、
〇〇情報システム株式会社とか、○○システムサービス株式会社とか、「システム」という名前が付いた会社、多かったですけどね。。。

ちょっと話がずれてしまいましたが、では、そのコンピュータシステム”ERP”についての話しに戻ります。

Enterprise Resources Planning

”ERP”とは、この英語を略した名称で、直訳すると…
企業 資源 計画 ってなりますね!

企業の資源とは、つまり「人・モノ・金」です。
この場合の「モノ」とは、物理的な商品だったり、材料だったり。
場合によっては、保守メンテナンスなどのサービスなども当てはまります。

例えば、製造業なら物理的な「物」を管理しますが、保険会社や銀行などは、保険や金融商品なども、この「モノ」に該当します。

そして最後が「資源の計画」ですから、商品やサービスの販売計画、生産計画、資金計画などと解釈できます。

つまり”ERP”とは、会社全体を計画的に運用していく為の、コンピュータシステムという事になります。

ERPのメリットと導入への障害

ERPを導入すると、会社全体のデータを一つのデータベースで管理できるようになります。
つまり、会社の経営陣にとっては、会社全体をデータで見える化できるようになります。
つまり、経営の指標が迅速に行える!これがメリットです。

しかし、もしその経営陣が、こういう考え方だったらどうでしょう…

1.「俺はコンピュータが苦手だから」と言って、データを見ようとしない経営者。
2.「システム導入は、各部門長に任せる」という経営者
3.「システム導入は、システム部に任せる」という経営者

こういう経営者の場合、システム導入は失敗します。

まず、1の場合、
「どうせ社長は見ないんだから…」と、データ入力をしない社員が出ます。
こうなると、正確なデータは把握できなくなります。

次に2の場合、
部門の力関係により、システムの横の連携が取れなくなります。
例えばERPには、”MRP”(所要量計算)という機能があり、営業部が入力した販売予測、受注情報を基に、MRPが購買必要数を自動計算してくれます。

しかし、営業部の力が強くて、購買部が「営業さん!データちゃんと入れて下さいよ!」と言っても、営業部から「忙しいんだよ!これまで通り適当に発注しといてよ」と言われてしまえば、せっかくのMRPが活用できません。
結果的に、買い過ぎ、余剰在庫は減りません。

そして3の場合、
殆どの場合、システム部は全ての部門の業務を把握している訳ではありません。
ネットワークやサーバーなど、コンピュータに詳しい人間の集まりであっても、全ての業務に精通している人はまず居ません。

更に言えば、総務部とシステム部は「金食い虫」と思われているケースがあります。
私の前の会社でもそうでした。
部長会に出席すると「総務とシステム部は、金使うばかりで儲けてこないからな~!」って嫌味を言われたものです。

そんな会社では、システム部が先頭を切って、システム導入などできるはずがありません。

最後の大きな障害は、”反対勢力”

そして最後の大きな障害は、システム導入によって自分の仕事が無くなってしまうのでは?と思っている人、または「業者との癒着がバレてしまう」と思っている反対勢力の反抗です。

中国ではよくあることです。

例えば、営業の受注状況をみて、Excelを使って一生懸命必要発注数を計算していた購買部の社員。
MRPがうまく稼働し始めると、発注必要数の計算はERPが自動的にやってくれます。
こうなると、自分の仕事が無くなってしまうと思い、「このシステムには欠陥があって使えない!」などと、難くせ付けて使おうとしない。

また、ERPを入れると、発注した数量以上の入荷はできなくなります
例えば、1,000個発注したのに、業者が2,000個持ってきた。
業者は「あれ?間違っちゃった?、せっかく持って来たんだから引き取ってくださいよ~」と言われると、この業者にお世話になっている入荷担当の社員は、これまでは仕方なく業者の言う通りに受け入れてあげてたのが、今度はそれができなくなる。

こうなってくると、この入荷担当も業者に頭が上がらなくなり、「このシステムは使い辛い!」と、システムを避難するようになる。

更に言えば、会計事務所。
これまでは請求書も領収書も、全部会計事務所に丸投げしていて、仕訳入力までやってもらっていたのに、ERPを入れる事で、社内で仕訳入力ができるようになってしまい、会計事務所の仕事が減る
それを懸念して、会計事務所が「システムのデータは信用できない!」などと、難くせをつけてくる。

実はこれ、全部私がこれまで関わってきたERP導入事例で起こった実際の経験談です。

最後は社長がやるしかない!

なので、結局最後は社長が先頭に立って、社長自らが導入を促し、社長自らがデータを見て、入力を怠っている部門には社長自らが指導し、社長が見たいデータをいつでも即座に見られるようにする!

最後は社長がやるしかないんです!

社長が立ち上げたシステムだからこそ、社長が活用できる!
社長がデータを活用して、経営の指標にすれば、迅速な経営判断ができるようになる。
迅速な経営判断ができる会社こそ、強い会社なのです!

実は私自身も、会社を立ち上げて数年間は、Excelで売上管理と回収管理を自分でやってました。

しかし、ERPを自社開発している我社が、ERPを使わない管理をしているのはおかしい!
と、ずっと考えていて、お客様向けの仕事の合間に3年掛けて、自社でも使えてお客様でも使えるERP「Cladia」を完成させました。

立ち上げ当初は、上記に挙げたような、社員がなかなか入力してくれないとか、データの整合性がとれないとか、色々問題もありました!
その都度、私自身が社員の所に行き、指導をし、何度も同じ指導を繰り返し、やっと完成したシステムです。

究極のERP「Cladia」(クラディア)

そして最終的にはモバイル対応です!

私自身が営業し、私自身が財務状況を把握する為には、事務所に行かずともデータが見れる「モバイル化」
つまり、スマホで使えるようにしたかったのです。

何年も前から、中国の社員に「スマホ版を作れ!」と言い続けてきましたが、一向に進まず、やっと去年、ベトナムで開発することができました!

”スマホで使えるERP「Cladia」”の完成です!

PCはもちろん、Macでも、タブレットでも、スマホからでも…
インターネットさえあれば、どこでも必要なデータが見れる。

これから更に進化を問われる”テレワーク”にも…
この「Cladia」が皆さまの働き方を変えてくれると信じています。

是非この機会に、無料モニター体験してみませんか?

詳しくは、下記のリンクから…



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