見出し画像

【歴史19】エジプト史備忘録3(ピラミッド建設)

エジプト史の学習内容を深めていきます。

①BC2686年~BC2181年ごろを古王国時代という。
第3王朝から第6王朝である。首都メンフィスが重視されて
周辺には王の墓がつくられた。

②古王国時代は巨大ピラミッドが建設された時代である。
ピラミッドは石でつくられた。

③エジプト最古のピラミッドは第3王朝のジュセル王(ネチェリケト)がサッカラに建造した階段ピラミッドである。まずはマスタバをつくり増改築して高さ60mの6段の階段ピラミッドをつくった。

④階段ピラミッドは大きな壁に囲まれており内側には祭殿、柱が並んだ通路、中庭などがある。これがピラミッド複合体である。

⑤ピラミッドの南側にある中庭、祭殿、祠堂はセド祭りのためにつくられた。王位更新祭ともよばれる祝祭である。王の即位から30年後に1回目、2回目以降は3年ごとに行われた。

⑥ジュセル王の次のセケムケト王はジュセル王のピラミッドの
近くに階段ピラミッドを建設しようとした。第3王朝最後のフニ王はエジプト各地に小さな階段ピラミッドを建設した。

⑦第4王最後の王であるスネフェルの小型階段ピラミッドはファイユームのサイラで1基見つかった。

小型階段ピラミッドは王墓ではなく首都から離れた場所でも王の威厳を示す目的があったと云われている。

⑧第4王朝では中央集権が進んでいき巨大なピラミッドがつくられるようになった。

■参考文献
『1冊でわかるエジプト史』 山崎世理愛 五十嵐大介 河出書房新社

この記事が参加している募集

世界史がすき

学習教材(数百円)に使います。