見出し画像

レコーディング実習(東京音大吹奏楽アカデミー専攻)

東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻には「ワークショップ」という授業があります。ざっくり言えば、音楽のお仕事現場体験といった感じでしょうか。
春学期(前期)は練馬区にある中学校の吹奏楽部に伺い、部活指導体験をさせていただきました。
他の授業でも指導法についてはたくさん学ぶ機会はあるのですが、やはり実際の中学生相手にパート練習や合奏練習をするのは勝手が全然違うことを体験できる貴重な機会になっています。

そして秋学期は、ブレーンさんにご協力いただき、出版譜の参考音源をレコーディングする、という機会を毎年いただいております。先日その録音を大学のホールで行いました。

録音するための演奏はもちろんですが、様々な機材をどのように組み立てるか、レコーディングの手順や流れはどんな感じなのか、そうしたことも含め学生が可能な範囲でお手伝いさせていただきながら、学んでいきます。

今回は2日間で金管4重奏や木管5重奏、小編成吹奏楽の作品を録音させていただきました。テスト録音や通し、だけでなく部分的に細かく撮るなど、演奏に関するアドバイスを受けながら1曲につき数時間かけてレコーディングを進めていきます。
集中力が必要な現場なので数曲録音するだけで1日がかりです。

そんな中、金管4重奏に参加した3年生のトランペットふたりはブレずにとても安定した演奏をしていました。

もう少しするとブレーンさんのホームページやYouTubeで公開されると思いますので、そのときはまたこちらでもご紹介します。

東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻は、このように吹奏楽を通して様々なことを学べます。器楽科と同じように個人レッスンはもちろんありますし、室内楽、合奏、吹奏楽指導法、作編曲、指揮法、マーチング、そして今回のようなレコーディングなど、やりがいのある専攻です。
現在中学、高校生の方で、吹奏楽や音楽をもっと学びたい、将来音楽に関わる仕事をしたいと考えていらっしゃいましたら、ぜひ進路の候補として吹奏楽アカデミー専攻を考えてみてください。

東京音大は年間を通して夏期・冬期受験講習会、オープンキャンパス、芸術祭などもありますので、ぜひ大学にも来ていただければと思います。

荻原明(おぎわらあきら)

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。