東京音大トランペット科の学外公演 その1
母校でもある東京音大の器楽科、トランペット専攻では、毎年夏に学外のホールでコンサートを開催しています。
僕が学生の時にもやってました。前半は4重奏,5重奏,6重奏のようなトランペットだけのアンサンブルを演奏して、後半はラッパ科(トランペット専攻生のこと)全員と賛助の金管打楽器の人たちでオーケストラ作品をやっちゃう、という企画が定番です。
このコンサートに向けて春から企画、練習を重ね、夏休みになると本格的に合奏練習が始まって、当時は合宿もしていました。大変ではありましたが、それ以上に楽しかった記憶が強いです。
大学を卒業してからは、師匠でもある津堅先生からご依頼を受けて、その大編成の編曲をいくつかさせていただきました。これとか↓
他にもいろいろありますが、中でも一番楽譜を書くのに苦戦したのが2012年に編曲したレスピーギ作曲「交響詩 ローマの祭り」です。
楽譜自体がややこしいというのもありますが、正直こんな木管や弦楽器の複雑で音域の広いパッセージをトランペットでやるってのはどうなんだろうか?と思いながらも「まあ自分が吹くわけじゃないし」なんて無責任なことを考えつつかなり大変な思いをして書きました。
その時の本番は、みんなめちゃめちゃ頑張ってくれて素晴らしい演奏を聴かせてくれましたが、こんな無謀で、変わった編成の楽譜の需要などあるわけもなく、相当苦労したのにこれで終わってしまうのがもったいないなく思っていました。そしたら数年前に洗足学園大学トランペット研究会のみなさんが再演してくれて、とてもありがたかった記憶がありますが、なんと今年、東京音大でも再演してくれることになりました。これは嬉しい。
というのは前置きでして、衝撃(?)の展開はまた明日の記事で。
荻原明(おぎわらあきら)
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