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自動車開発の思い出 その15

世界一高いCNタワー(当時)

五大湖の近くのデトロイトを通りました。デトロイトは米国一の自動車産業の街、遠くから見てもさびれているのが分かりました。それをラストベルト(錆びた一帯)と呼んでいます。大統領選挙のテーマの一つです。
当時でも安くて壊れない日本車に押されて、自動車産業は衰退していて、それを目の当たりにしたのです。自分の眼で見る学習です。
国境を車で越えてトロントに到着、セブン イレブンで地図を買って周辺をドライブします。

日本と違い、広~い道路を走ります。途中、トヨタのGX81が停まっているのを発見。「おぉ、カナダに81があったぞ!どこ、どこ!?」と車内は大はしゃぎです。
その日は旅の疲れもあって、その位でビールを買い込み、ドイツ系カナダ人の経営するホテルに宿泊。

翌4月8日の朝。そのホテルのおばあさんが新聞を持って来て見せてくれました。すると見出しが「Tokyo Snowd」つまり、4月なのに東京に雪が積もったという、女性が雪が積もった桜の花の枝をつまんでいる写真と共に、雪のニュースがカナダにも届いていました。
「へぇ~、4月なのに東京で雪が積もったんだって」と一同ビックリ。

その小さなホテルには、出張チームの一人(ナイアガラの滝に行ってみたらと言った人)は、数回泊った事があって顔見知り。それもあって、オーナーのおばあちゃんはとてもやさしく対応してくれました。
お礼を言ってチェックアウト。車を走らせていたら、小高い丘の上にお城があり、きれいなので写真撮影をしたりしてナイアガラ フォールに向かいます。
ナイアガラの滝の観光名物は、滝つぼ近くまでクルーズ船で近づき、その水しぶきというか煙幕みたいになっている中に入るのが名物。もちろんカッパを着るのですが、4月といっても日本の4月とは全く季節が違うのです。
何しろニューヨーク州を走っているときに、川の流氷の固まりを見ました。どんぶらこどんぶらこと巨大な氷の塊が流れていたのです。

ナイアガラの滝はド迫力!!巨大だとは知っていましたが、もの凄い水量と「ゴーッ」という轟音、圧倒的な迫力です。私達は多くの人が「こちらからの景色がいい」という、カナダ側から見ました。景色ももちろん素晴らしい。川と滝の反対側はニューヨーク州です。

写真では伝わらないナイアガラ瀑布の迫力

目の前には当時、世界一高い塔だったCNタワーがあります。下から眺めると首が痛くなる高さ。地上から553m!です。東京タワーが333mですから、その高さが分かるでしょう。

トロントにある当時、世界一高かったCNタワー

昇った記憶がないので、昇らなかったような…。高所恐怖症なので、昇ったら覚えている筈なので昇ってはいないのでしょうね。
下から眺めるとひっくり返りそうな高さでした。

帰りはニューヨーク州側から帰って来ました。五大湖の一つの沿岸沿いの道を走り、途中でエリー湖のほとりで休憩。湖水に触れて「冷たいねぇ~」と言いながら写真を撮りました。
エリー湖を横に見て進んで、行きと同じよう感じで飽きてしまう風景の中を走って、無事モーテルに戻りました。
無事故でモーテルにも戻り、オドメーターで確認すると往復でほぼ1,000マイルちょっと走っていました。2日で1,600km越え、国境を車で渡る初めての旅でした。地図では2cmあるかどうかなんですけれどね。(縮尺による)

地図ではほんの数センチ、実際には1000マイル超え

翌日、「行った方が良い」と背中を押してくれた先輩にも報告。「どうだった?」。「あんな迫力があって雄大な滝を見たのは初めてです。行って良かったです。ありがとうございました」そう、伝えました。”やらなくて後悔するより、やってみて後悔しろ”自分の教訓です。除電チューニングも同じです。世の中の99%の人は、静電気はフリースを脱ぐ時とか、車を降りた後に触ろうとした際の「パチッ」となる位と考えていますが、とんでもない。静電気は何をしても発生し、物の動きを邪魔しています。例えば印刷工場では、インクを噴射する時に発生する静電気で、インクの粒子が引き寄せられ、印刷位置がずれてしまう。それを防止するために、必ず電源を使う除電器を印刷機械に取り付けています。では、混合気という燃料と空気を混合した粒子は何も影響を受けないのでしょうか?静電気はインクにだけ作用し、混合気は関係ないのでしょうか?その方が非科学的です。それを改善する方法がマジ軽ボルトです。

インシュレーター用マジ軽バンド
インジェクション用マジ軽ボルト

数々の除電の特許を持つトヨタの車でも、マジ軽ナットシリーズを的確に取り付ける事で体感出来る効果が生まれます。
タイヤ用以外は各サイズに応じての特注となります。各エアーバルブの規格に合わせて製造してある、マジ軽ナット タイヤ用から始めて下さい。



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