除電と蚊の対策の共通点
ポイントは要因を減らす事
夏が終わりに近づくと蚊が元気になります、嫌なものですね。暑い時には葉っぱの裏側に避暑していて、少し涼しくになるとプゥ~ンと近寄ってくる。百歩譲って血は吸わせても、その後痒くなるのはアレルギー時反応だそうです。
これからの季節はその蚊とのせめぎ合いの時期。なるべく刺されないようにする知恵を書こうと思います。
私はテストドライバーの経験があり、オートバイの趣味も長いですから機械に明るいです。機械を長く使うにはメンテナンスも大切ですが、トラブルが起こるいくつかの要因を減らす知識が必要です。
蚊に刺されにくくするにも、蚊が寄ってくる、刺したくなる要因を減らせば、刺されるリスクが減ります、当たり前ですね。
原因になるいくつもの要因のどれかを減らす事でトラブルが減り、物事が上手く行く、物が長持ちするのは当たり前です。
ある程度経験を積んだ方ならば、何か一つだけの影響で問題が起こる事はむしろ稀だと知っているはず。
分かりやすいのが料理です。まず素材を適度な大きさや切り方で揃える。だしを取って、煮る、焼く等して、さ・し・す・せ・その順番で、適量の調味料で味付けする。それで初めて美味しい料理になります。
味音痴の人がいて、奥様が食材の通販をしているある会社で働いていました。
そこでは有名料理店の「味を機械で測定しているから、調味料の種類や比率まで分析出来て全く同じ味が簡単に作れる」と自慢していました。料理をする人なら同じ味にはならないのは知っているでしょう。
食材の切り方でも味は変わるし、煮方・焼き方でも変わります。さしすせの順番に調味料を入れるのも、ちゃんと意味があるのにねぇ。
このように、多くの事象はいくつもの要因によって成立しています。
乗り物も同じで、トラブルが起こる時にはいくつもの要因の複合によって起こる場合が多い。その要因を減らす事で同じ使い方でも長く、トラブルも少なく乗り続けられる、つまり安上がりになるのです。
まずは、蚊が寄って来て、刺され易くなる要因を挙げます。
・暗い色の服装
・二酸化炭素
・刺されやすい服(薄着、穴が開いている)
・暑過ぎない気温
・アルコール臭
・蚊除けスプレーの不使用
・足の裏の匂い
呼吸で発生する二酸化炭素やアルコール臭で蚊が寄ってくるのは定説。
暗い色に寄って来るのも確実で、外で暮らす猫でも黒猫はよく刺されます。蚊が狙うのは毛の短い耳や鼻等、蚊のアレルギーを持った猫は本当にかわいそうです。
生地が薄かったり網目状の服は物理的に刺されやすい。だいたい、これが蚊に刺される要因です。最後のものは後に説明します。
では、車やオートバイ等の乗り物を長い期間、故障を予防して維持コストを抑えながら乗るには、どうしたら良いか?
・定期的にメンテナンスをする
・小さな異音や摩耗の段階で修理する
・掃除をする
・静電気を除電する
なぜ最後の「静電気を除電する」のが維持コストが安く済むかというと、各部品が少ない力でスムーズに動くから。同じ作動(動き)をするにしても、スムーズに動く方が耐久性が延びるのです。
例えば、サスペンション(ショックアブソーバー)はパイプ状の中にオイルやガスが入っていて、オイルシールで密閉されています。シャフトがオイルシールのリップ部と擦れながら伸び縮みします。そのシャフトには、滑りを良くするメッキ処理がされていますが、いくらメッキ技術が進化したといえ、電子顕微鏡で観ると細かい凹凸があります。
急で力がかかる伸縮やスムーズでない動きをすると、オイルシールのリップ部が早く摩耗して、中のオイルやガスが漏れ易くなります。
また、静電気が特にオイルに帯電します。それを除電しないと、逃げ場のない静電気が蓄積されて1,000V以上にもなり、封入されているオイルの粘度が高くなります。(トヨタの特許文献より)
どちらも、サスペンションの動きがぎくしゃくして走行性能が低下する他、部品としての寿命が短くなります。
逆を言えば動きの邪魔をしている静電気を取り除けば、サスペンションを含む各部が少ない力で動き出し、スムーズに動くから走行性能が良くなる。
これはエンジン自体も同じです。
結果的に各部品が長持ちして、コストが削減出来るのはお分かり頂けるでしょう。
蚊の話に戻りますが、私の知っている蚊が寄って来て刺され易い要因を挙げました。この要因を取り除くか減らせば、蚊に刺されにくくなる訳です。
最後の「足の裏の匂い」ですが、「足の裏の匂いに蚊が寄ってくる」というのは、人気長寿番組の「探偵!ナイトスクープ」で知りました。
当時、小学生だった兄妹の蚊の研究で発見しました。お兄さんが夏休みの自由研究か何かで、なぜ蚊に刺されるのか、逆に言えばどうすれば刺されにくいのかを自分と妹の体を使っていろいろと試した結果、足の裏をきれいに洗うと蚊が寄ってくる数が減るという事を発見したのです!
その研究の比較方法が、私がお勧めしている比較走行同様に実に正しい内容でした。「最近の小学生は凄いな」と思いました。数年後、米国の大学がこの少年に目を付け、飛び級で大学に招聘しました。日本の研究所は何やっているのかと思いますよね。
すばらしい技術や研究にお金も含めて投資しなければ、他国に持って行かれてしまうのですよ。
それを知ってから、蚊の季節に屋外に出る場合は足の裏を洗うか、アルコールで消毒するようにして、実際に刺される頻度は減りました。
いつも観ている人気旅系ユーチューバーのしげ旅で、しげがよく蚊に刺されるので、Xでこの事をお伝えしました。それを読んで実際に足の裏をきれいにする事をされたようで、番組中で「足の裏をきれいにすると刺されないというのでやったんだけど、刺されて痒い」と言っていました。刺されないのではなく、刺されるリスクが減るのです。半ズボンではいくら刺される要因が減ってもそれは無理ですよ、しげさん。
視聴者の方で会える方は教えてあげて下さい。
このように、足の裏をきれいに洗ったとしても、他の要因を減らす事をないがしろにしては効果は半減してしまう。足の裏の匂いに蚊が寄ってくる、その要因が減るだけでも蚊に刺される確率が減る、当たり前です。
物が動く邪魔をする要因もいくつもあります。その一つである静電気を除電すれば、その分動きが改善する、これも当たり前ですね。
もう一度繰り返しますが、何か一つだけの影響で問題が起こる事はむしろ稀です。
それを今までのノウハウを総合的に判断して、適度に除電する事で快適で楽しい運転と、コストを抑制する技術を提供しています。
その入り口となるタイヤを除電するマジ軽ナットのご購入はこちらから。
タイヤの除電で効果を確認されて、その先の除電チューニングに進まれる方が増えています。懇切丁寧に最も効果的はアドバイスをしながら、一緒に楽しんでいます。
お知らせ
10月13日(日)モビリティーリゾートもてぎで開催される、Hondaエコマイレッジチャレンジでマジ軽ナットシリーズが展示されます。
高校生クラスに参戦する神奈川県立平塚工科高等学校のエリアで、マジ軽ナット タイヤ用やマジ軽ボルト・ナット・バンド等をご厚意により展示して下さるそうです。レース車両には下のステッカーが貼られています。
レースはレギュレーションの制約があり、その範囲内で無駄を減らす事が重要ですから、軽量化と相まって除電チューニングは安くて効果の大きい無駄減らしです。
現地に行かれる方は、顧問の先生に質問して下さい。ライバルですけれど、詳しく教えてくれると思います。