チェルノブイリ日記 62 ~ プリピャチ遊園地の観覧車を眺める
回転ブランコ
前回のあらすじ。
プリピャチの遊園地を散策しています。
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ゴーカート、ブランコと来てお次は……回転ブランコというのですかね。乗り場へ向かう階段が崩壊してしまっています。
日本語版のWikipediaには「パラトルーパー」と書かれていまして、パラトルーパーとは何ぞやと思いましたら「空挺兵」……分かるような分からないような、いや、私には分かりません。
他の言語のWikipediaを翻訳して読みますと「メリーゴーランド」「カルーセル」と書かれていることもありまして、それはそれで違和感はありますが、どっちがしっくり来るかと言いますと……やっぱり「パラトルーパー」なのかなぁ。
まぁ何のかんの言いましても「回転ブランコ」と思いますね私は。
呼び方はともかく、それなりに形を保っていることに驚きます。足元の木はところどころ腐り落ちているようですが、それでもわりと残っていますよね。
椅子の部分や全体的な骨組みはしっかり残っています。誰かが座ると崩壊が始まるのかなぁ。
この回転ブランコは電気で動くのでしょうかね。なんとなく人力のような気もします。
回転ブランコ自体は形を保っているものの周囲は容赦なく森になっているわけで、今となっては動いたところで木の枝や葉に突撃……楽しくありませんね。
森から出たら擦り傷だらけ……ん?
あ! これが動力源なんですかねぇ? 機械に明るいわけでもありませんので全く分かりませんが……。
この階段はもしかしますと私のような観光客が上って踏み抜いたのかも知れませんね。廃墟はそっとしておかないとダメよ……。
観覧車
さて!
お待ちかねの観覧車です。プリピャチと言えば観覧車、観覧車と言えばプリ……さすがにそれはありませんけど、この観覧車を見たかったのよ。
まぁ全世界の人たちがこの観覧車を綺麗に撮影して綺麗に画像編集してインターネットで全世界に向けて発信してらっしゃいますからね、私ごときの写真なんて載せたところでという話なんですが載せますよ!
Wikipediaによりますと観覧車は高さが26mあるそうです。8階建てのビルくらいなんですかね。そう思うと結構高いですね。
しかし……それほど高く見えないのは何故でしょう。周りに木しかないせいかな? というか、20m以上の高さを誇る木が周りに乱立しているわけね。街が森になる……。
中心部分を見てみます。錆色だなぁ。
本当は円を描くように何かが並べられていたのでしょうけど、ところどころ外れてしまっていますね。
今はまだ観覧車の姿を留めていますが……いずれは崩壊するのでしょうね。何十年後なのでしょう。
ところでこのゴンドラたち
お、おぉん……。安全に厳しい日本では考えられない姿をしていますね。日本の観覧車なんて箱型で外から鍵をガチャンですものね。
落ちても自己責任という話なのか、そもそも落ちる奴なんていないだろうという話なのか……。
上の屋根の部分はまだしも下の座る側を繋ぎ留めている棒の頼りなさもシビれますね。重たい人たちが乗ったらスコーンって落ちそうですよね。重量制限はなんぼほどだったのでしょう。
観覧車の小屋を見る
係員の小屋らしきものが残されていました。
足元にゴミ箱なのか椅子なのか……? しかしこれは近年置かれたものっぽいですね。そうだとしても誰がわざわざ持って来たのでしょうね。
もうちょっとよく見ますと謎のスイッチと
コンセント……いやいやちょっと雑過ぎませんか、取り付け方が。さすがにもうちょっと真っ直ぐにせんか……。
落描きや……ん?
よく見ますと何か書かれていますね。
Google翻訳に聞いてみますと「Бульдозерка」が「ブルドーザー」、「Вход - 1 протокол」が「ログイン - 1プロトコル」とのこと。何のこっちゃ。
現地では気が付かなかったのですが、ガラスの部分にも何か書かれていますね。
何でしょう……? Google翻訳に聞いてみましても分かりませんでした。
また別の角度から見てみます。何やこの目は……。遊園地にこの目はさすがに泣きますよね、子供たちは。お化け屋敷じゃないんだから。
小屋の中です。この遊園地の係員のお給料はどれほどになる予定だったのでしょうね。
次回予告
観覧車の写真がまだありますので次回も観覧車編です。
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