見出し画像

チェルノブイリ日記 63 ~ プリピャチ遊園地の観覧車をまだまだ眺める


観覧車をもう少し

 前回のあらすじ。
 プリピャチの遊園地を観覧車を眺めています。

※ この記事は有料の設定にしていますが、全て無料で読めます。読み終わって面白かったと思われましたら投げ銭として購入の手続きを行って下されば幸いです。

※ 過去の日記はこちらから。

 普通の人のブログであれば「観覧車を見ました」という事実と「開園の数日前に原発事故が起きました」という説明、真面目な感想を数行だけ書いて、後は美しく加工された写真を2枚か3枚載せて次の場面へというところなのでしょうけど、まぁ普通の人のブログであればそれで何万アクセスありがとうございます! てなもんなんでしょうけど、私は撮った写真をどんどん載せましょうというスタンスでやらせてもろてますからね、ごめんなさいね貧乏性で、進むのも遅くて……。

 パッと見た感じはゴンドラは落下せずに残っているのですよね。
 この日記の最初の方で折れたクレーンが登場したのですが、それに比べますとこの観覧車はよく形を残していますね。まぁあのクレーンは足元が水だったと思いますからそれもあるのでしょうけどね。

 原発事故がなければ今頃は何度もメンテナンスされて……メンテナンスと言えば

 ハシゴ!
 久し振りの登場ですね、チェルノブイリ名物の怖いハシゴ。ここは背かごが設けられているだけマシですけどね。

 さすがに上りませんよ。ただでさえ怖いハシゴなのにこの錆色ですからね。それに上ったところで背の高い木しか見えないでしょうし。

乗り場を見てみる

 さて、乗り場に近付いてみましょう。

 階段のそばにベンチが置かれていました。観覧車に近過ぎませんかね……。気軽に動かせるようなベンチには思えないのですが、動かしたのでしょうね。チェルノブイリ名物、謎の労力。
 子供たちが観覧車に乗っている様子を眺める両親の姿がここにあったはずなのでしょうけどね。

 さて、改めて階段です。かろうじて形は保っているものの、体重を預ける気にはなりません。

ゴンドラを見てみる

 あれ、ゴンドラの屋根がありません。

 他のゴンドラの屋根が残っていることを考えますと誰かが外したのでしょうね。誰が、何のために。持って帰って庭で使っているのでしょうか。

 椅子は……1脚消えているっぽいですがそれはともかく、昔はこういうベンチがよくありましたよね。座り心地はそんな良くないの。

 そして大人が座るとちょっと窮屈そうですね。子供のための遊園地だったのでしょう。

 よく見ますと椅子に何か書かれていますね。

 Google翻訳によりますと「ボリア タンク」全く分かりません。

 日本の遊園地の廃墟で観覧車が風で回り続けているということがありました。ここプリピャチ遊園地の観覧車も少しずつ回っているのでしょうかね。

 屋根の無いゴンドラがありましたね。画像検索をしてそのゴンドラがどこにあるかを調べれば回転しているかどうか分かるのではないでしょうか。

 画像検索してみましたら観覧車の写真はもちろん沢山ヒットしたのですが……

 あれ、「屋根の無いゴンドラ」が無い写真が結構あるような?

「屋根の無いゴンドラ」がある写真は、この記事と同じように乗り場の近くにそれがあるのですが、どう見てもそれが無い写真もあるのですよ。

 私が訪れた2013年より前の写真なのかなぁと思いましたが、そうでもない写真もありました。

 誰かがわざわざ修理したの? それとも柱に隠れて見えていないだけ?

 画像編集で屋根があるように見せているのかな。謎です。

まだまだ見てみる

 もう次の場面に行ってくれと思われる方もいらっしゃるでしょうけども……だって写真がまだまだありますもの!

 複数の言語のWikipediaを読みますとこの遊園地の乗り物は「アトラクション(Аттракцион)」という会社によって製造されたようです。

 この観覧車もここプリピャチ遊園地にしか存在しないわけでなく、同じ姿形の観覧車が他の遊園地で動いていたようですね。

 アトラクション社は残念ながら2020年頃になくなってしまったようです。詳しいことは分かりませんが……。

 これまでゴーカート、ブランコ、回転ブランコ、観覧車と4つのアトラクションを見て来ました。

 一部の言語のWikipediaには5つ目のアトラクションとして「カーニバルシューティングゲーム」があると書かれているのですよ。

 それが何のことか分からないのですよね。

 Wikipediaをもうちょっと読み進めますと

 FPS……ファーストパーソン・シューティングゲーム、簡単に言いますと建物や街を走り回りながら銃を撃って敵を倒して行くゲームの舞台になったことがあるようでして

 もしかしてそのことを5つ目のアトラクションとして書いているのではと思ってしまいます。

 あのね、そういうのって……

 虚構と現実の区別が付いていないと言うのよ。

 観覧車の写真ばかりさすがにしつこい? 一旦区切ります。

次回予告

 ちょっと

 ナチュラルに人を置き去りにするのやめて貰えますか?

 続く。

ここから先は

0字

¥ 100

読み終わられて「面白かった」「役に立った」「他の記事も読みたい」などなど思われましたらサポートを是非よろしくお願いします。