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正しい「立つ」「座る」「歩く」の基本動作・姿勢を身に付ける

骨盤矯正・ボキボキ手技・ストレッチを
一切やらない異色の整体師トリプルKです。
今年も宜しくお願い致します。

さて、前回の「がんを遠ざける習慣」は、いかがでしたか?
全ての項目を実践しなくても構いません。
無理なく出来るものから取り組んでみて下さい。

【お礼】
Yokoito / イラストさんのイラストを頂戴しました。有難うございます。


「立つ」「座る」「歩く」は、
毎日必ず行う動作ですので疎かになりがちです。

正しい動作は意識しないと出来ませんが、
継続することで無意識で出来るようになります。
一度身に付けてしまえば一生ものです。

また良い習慣を身に付けることは、
健康に繋がるだけでなく、
がんを遠ざけることにも繋がるのです。


まず「立つ」は、
立った際に前後左右全方位から、
丹田に向かって軽く力を入れる。

グッと力一杯入れるのではなく、
軽くフッと力を入れる感じです。

これをするだけで、
胸が自然と開き正しい立ち姿勢となります。

正しい立ち姿勢を取ろうとして、
胸を開くことを意識する方もいますが、
これは逆効果です。

胸を開こうとすると
腰が反り過ぎてしまうからです。

これでは正しい姿勢とは言えません。

なので、
丹田を意識して丹田に向かって
力をフッと入れてみて下さい。

自然と胸が開き正しい立ち姿勢が
取れるのが分かると思います。

また丹田に力を入れている時は、
両足に重心が乗るため、片足重心になりにくい
という面もあります。

丹田に軽く力を入れるだけで
正しい立ち姿勢となるのです。


次に「座る」は、
両足裏を床に着け骨盤を立てて座ります。

更に両腿を内側に絞るように
力を軽く入れることで、
内転筋と大腰筋を使った正しい座り姿勢になります。

浅く腰掛け骨盤が倒れた状態で座ったり、
脚を組んだりすると歪みを助長してしまうので
注意しましょう。

出来ているようで
意外と出来ていないのではないだろうか。

骨盤の役割として、
内臓器の受け皿になっている点も
座り姿勢に気を付けて頂きたい理由です。


正しい座り姿勢は、
座るイスの影響も大きいです。

イスの高さが合わなければ、
正しい座り姿勢を取るのが難しくなります。

また、
イスの座面の硬さも影響します。

ソファーのように柔らかい座面だと
お尻が沈み込んでしまい骨盤を立てるのが難しくなります。

骨盤を立てるためには、
ある程度の座面の硬さが必要です。

座るイスにも注意しましょう。


最後に「歩く」です。
膝を伸ばして踵から着地する。
いくつかポイントがありますが、
このポイントが重要だと僕は思っています。

そしてもう一点、
僕が見つけたポイントがあるのですが、
足じゃんけんのパーのように足指を開く
つま先が上がり踵から着地しやすくなります。

因みに僕は5本指ソックスを履いてます。
なので、靴の中でも指が開きやすいです。

歩かなくても指をパーにすると
指先が反るのが分かると思います。
反ることでつま先が上がり
踵からスムーズに着地できます。

また、開いた足指が地面を捉えるので
足指まで使った理想的な歩き方になります。

特に親指は心臓と繋がりのある指なので、
親指でしっかり蹴り出すことで
心臓の働きを助けることになります。

正しい歩き方は心臓にも優しいのです。

【補足説明】
膝を伸ばして踵から着地すれば、
踵→足裏(小指側→拇指側)→指先へとスムーズに体重が移動していきます。

これは「あおり歩行」や「足裏ローリング」と呼ばれています。

踵から着地することで、
推進力が生まれ楽に歩行することができます。

この推進力が生まれる要因は、
ウィンドラス機構によるものです。

ACイラストより
からだ・けんこうサポーターさんのイラスト

ウィンドラスとは、
船のイカリを巻き上げる機械のことで、
歩行時に足の指が背屈すると足裏にある
足底腱膜が巻き上げられアーチが挙上します。

すると挙上したアーチが
元に戻ろうとする力が発生します。

これが歩行時の推進力となっているのです。


長い距離を歩くと疲れてしまう場合、
この正しい歩き方が出来ていない可能性が高いです。

足裏全体をほぼ同時に着いてペタペタ歩く、
踵をズルズル擦りながら歩く、
つま先から着いて上下動しながら歩く。

これらのような歩き方は、
ウィンドラス機構が発揮できず
脚の筋肉をうまく使えない為、
疲れやすくなってしまうのです。

疲れやすいだけでなく、
前脛骨筋や腓腹筋、ヒラメ筋といった筋肉が
正しく使われないことで硬くなります。


「第二の心臓」と呼ばれる
ふくらはぎの筋肉が硬くなると、
全身の血流低下に繋がります。

逆に言えば正しく歩くことは、
全身の血行を良くするのです。

また筋肉の衰えは脚からと言われるように、
20代をピークにどんどん減少していきます。

正しい歩行が出来ていなければ、
筋肉の減少は更に顕著になるでしょう。

血行促進、筋肉量の維持を考えた時、
正しい歩き方は必須となります。

この点を理解して
「歩く」ことを意識してみましょう。


最後までお読みいただき、有難うございました。
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