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日本じゃなくて良かった映画

思えば「スターウォーズ」を愛してやまない幼稚園児だった。

人生で初めて観た映画がそれだったと言っても過言ではない、何故なら、人生で2回目に観た映画だから。それはもう、言って良い。
初めては確か金曜ロードショウで観た「ネバーエンディングストーリー」で、その翌週が「スターウォーズ」やった。

ちなみに、映画館で初めて観たのは・・・ドラゴンボールだった気がする。いや、魔女の宅急便?ゴジラ対・・・まぁ良いだろう。

スターウォーズの初期3部作「新たなる希望」「帝国の逆襲」「ジェダイの帰還」中でも絶大なる人気を誇るダース・ベイダーの過去編が制作され、当時ユアン・マクレガーの沼にはまっていた私は、オビ・ワン役に抜擢された推しに感涙した。
だが、私のスターウォーズの絶対的一番星はいつだって「ハン・ソロ」だった。
語彙なんか無くていい。かっこいいねん、その一言で私は尽きる。
なぜなら、

ハリソン・フォードは初恋泥棒だからさ。

ハリソンが好きだからソロが好きなのか、ソロが好きだからハリソンが好きなのか。インディも好きやし、デッカードも好きやから、ハリソンやな。
でもソロも好きやから良しとしよう。

やっと観ました「ハン・ソロ」

ディズニープラスのあらすじ、説明する気あるんやろうか。でもそんなところが好き。


みんな大好きチューイーとの出会いや、シリーズきっての憎いアンチキショウのランドとの因縁もあり、ファンには堪りません。
話の流れだけなら、ハンがどんな男で、何をしたい人なのか?までよくわかるけど、スターウォーズはスターウォーズ内での専門用語や設定等、世界観がしっかりと出来上がっているので、これだけだと疑問が多い。
でも、そのお陰で興味も持てるし、知るのが面倒なら止めれば良い指標になる。

ハンがなぜ「ハン・ソロ」なのか。その理由もしれっと入っている。

若きハンが、帝国軍に入隊する際、係員に「名前は?」と聞かれ「ハン」とだけ答える。
続いた「家族は?」の質問に「家族はいない、自分一人だけだ」と答え「じゃあ、ハン・ソロ(一人と言う意味)だね」と言われ、ハンはただの「ハン」から「ハン・ソロ」になる。

これ、英語やから「ソロ」ってかっこいい感じになったけど、日本語やとどうなったやろうか?と考えてしまう。

日本語で一人。

一人法師(ぼっち)独り、孤独、はぐれ狼、一匹狼、孤身、煢独・・

下手したら、「ハン・ボッチ」でも有り得た可能性。

ダサい、いや、不憫。不憫な出征に不憫を重ねている。ダブル不憫バーガー。

でも、英語でもローン、ロンサム、アローン・・・

「ハン・アロン」も悪くない気がしてきた。

まぁ、なんにせよ、帝国軍の受付の人のセンスが良くて良かった。

鑑賞を終えてみると、もう一度伝説の3部作がまた観たくなる伏線が後付けされた、ファンには嬉しい内容やった。と言う至極まともな感想と共に、

ハンの名前って「劇団ひとり」の様なものなんよな。そんな、勝手な深読みモヤっとが心の底に溜まる映画でした。

劇団ひとりさん、大好きやけどね。

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