【旅行記】'24夏 ニューヨーク&ワシントンD.Cの旅⑮NYCのウソホント
■NYってこんなところだった!
ニューヨークは、混沌としていてサラダが激ウマで映画みたいな景色が広がる場所でした。
■治安や衛生面について
□治安は良くない
NYCの治安は、ガイドブックを読んで想像した以上に悪かったです。正直、ニューヨークは怖かったので、夫と二人だけでは再訪しないと思います😅
一説にはコロナになってまた治安が悪くなったらしいですが、ガイドブックに書かれている「治安が改善しており」は信じないほうがいいです。費用がかかるような施設の中なら安心して歩けるくらいで、基本的には安心できなかったです。
マンハッタンの地図でいうと北に行くほど治安は良くないと書かれていますが、概ね合っていると感じました。
《治安の良さ》
マカオ > 高雄 > 香港 > 新宿 >> 台北 >>>>NYC >>>>>>NYC(ハーレム)
□ゴミがすごい
街にはゴミがたくさん捨てられていて、ゴミの量と治安は比例します。
台湾や香港のように日中も常に掃除をしているわけではなく、朝方に掃除するのがメインみたいで夜に向けてゴミがだんだん増えていきます。
ゴミ箱は80歩に1個あるのに全く関係ない。ゴミはゴミ箱に捨てると言う感覚がないんじゃないかな。ゴミはそこに置くものみたいな感じ。
何をどうしたらそんなにゴミが落ちているのか想像できる範疇を超えていて全く持って理解が出来ませんでした。
ハーレムに至っては、頑張って外から持ち込んでるとしか思えないくらいの量でした。
□料理や食事面の不衛生さは感じない
南国ではないので虫は少なく、カラスも見かけないし、街にはゴミが多い割に料理や食材への不安感はなく安心して食べられました。氷が云々みたいなのも全く無い。
レストランとか、ファストフードでもお金を支払うようなところはその分(自分のエリア内は)清掃はきっちりしている感じ。
スーパーも、大量のものを雑多においてあるイメージでしたがキレイに並べられ、また新鮮な食材であることが見て取れます。
食事への不安がないのは旅行者にとってはデカいですね。
□大麻の匂いは私はわからない
NYCを歩いていると大麻の匂いがする、と良く言われます。甘ったるい匂いと聞くのですが、私は正直どれかわかりません😅
友人や夫は、他にも「すえた臭い」についても口にしますが、私はどれがすえた臭いか分かりません😅
という、私は臭いの分類が不得意ではありますが独特の臭いが発生しているのは確かで、基本的にはいい匂いはしないです。
■交通事情
□基本は信号を無視する
NYCでは歩行者は信号無視が”基本”でした。どれくらい信号無視が普通かと言うと、常に自己判断で渡ってOK。
横断歩道に立って交通整理しているポリスが、信号無視を一切咎めない様子は衝撃でした。
□ニューヨーク地下鉄
めっちゃ怖い。キレイにしようとか、ポップに明るくしようとか、健全にしようという雰囲気や姿勢は皆無。エアコンも全く効いていないため、めちゃくちゃ暑い。ニューヨークらしい香ばしい嫌な匂いが一番充満しているのが地下鉄です。
衝撃だったのは、改札のバーを無理矢理くぐり抜けて地下鉄に乗り込んだ人たちがいた事(真っ昼間に)。地下鉄は料金が一律なので出口には改札はありません。入口さえ抜けちゃえば乗れちゃいます。見た光景が治安の悪さを表していて唖然としました。
私の通う美容室の美容師さんが以前NYで働いてたそうで何時くらいから地下鉄に乗らないほうがいいか聞いたところ確か18時くらいって言われてビビってたんです。正直それ以上でした。
空港行きのような観光客がいる路線じゃない限り無理だな、私たちは。
夫は日本じゃ背は高いほうですが、アメリカの人たちは背が高く、恰幅もすごいのでその威圧感がアジア人とは違うと感じていたらしい。
この地下鉄で密室空間で何かあったらどうしようもない、と。私たちアジア人は小さいなあと実感しました。
□交通ICカード「OMNY」
少し前まで定番だったメトロカードが24年秋には廃止予定。代わりに「OMNY」というNYC地下鉄とバスが乗れる交通ICカードがあります。
しかし、アジアのようにお店でも使えるICマネーではなく、乗車料金のみに使えるカードのため使い勝手は良くはないです。
アメリカはではこうした交通IC系マネーは普及していないらしい。背景には「カード社会」ということがあるようです。
どこのお店でもカードが使えるし、地下鉄もタッチ決済が可能なクレジットカードで乗れるのでわざわざ交通ICを作る必要がありません。
ですが、私はOMNYカードがオススメ。無くしたら終わりのこの状況と治安で、クレカを頻繁に出し入れするのは避けたいところ。OMNYなら最悪無くしてもいいので安心です。
■気候について
湿度が低いので、カラッとしていて日陰ならかなり涼しいです。
ただ日差しは強烈なので日陰でなければめちゃくちゃ暑いし焼けます。日傘の文化がないので誰も差してなくて、持ってったものの使わず。日焼け止めで頑張るしかない😅
NYCの街の匂いみたいなのを除けば、空も青いし、緑は近いし、空気は良くて気持ちがいい。
□服装
服装は男性は半袖短パン。友人に長ズボンだと浮くと言われました。気候的にというより雰囲気的に半袖短パンが◎。
長ズボン見かけたら日本人ぽいと区別できるくらいで違和感があります。女性も短パンか、ワンピースでOKです。
■食事について
□食事が基本的に美味しい
友人がセレクトしてくれたり、というのはあったものの食事が全部美味しかったです。大味ってイメージだったけど全然そんなことなかったし、こんな美味しいんだ?って正直びっくりしました。
よっぽど地域的なもの(アジアの八角とか、パクチーとか)が無いので食べやすいのも合ってるのかな。いろんな種類があるし、日本料理は別に恋しくならなかったです。
□サラダがめちゃくちゃ美味い
NYCで結局いちばん気に入ったのは「サラダ」。野菜がめちゃくちゃ美味い!!ちゃんとしたレストランじゃなくて、ファストフードのサラダでもむちゃくちゃ美味いです。しかも量もすごいあるからお得。
日本に帰ってからサラダが美味しくない、、、NYCのサラダが恋しすぎる。
東京に意識高い系のやつサラダ専門店あるじゃないですか。NYCのサラダを食べみてて、あぁあれはこれがやりたいわけね!と理解。
でもあれは日本じゃ、、、たぶん難しいでしょうね。ぜひNYCでは野菜たべてください!
□実はそこまで高くはない
円安もあって高い高い報道されていますが、実質的にはそうでもないと思いました。
なんせ量が多い!
たしかにメニュー一品あたりは高いですが、とても一人で食べる量では無いので2人でこの値段と思えばそこまで高くない。
しかも具材、たとえばパストラミビーフがたっぷり挟まれていたり、クリームチーズがすごい量だったり、野菜がフレッシュだったりとクオリティから考えれば安いと思うこともしばしばでした。
■飲み物について
□水には飽き飽き
暑さもあって水の持ち歩きは必須です。自販機もあまりないのでお守りに持っておいたほうがいいです。
飲み物のラインナップが、水か炭酸ジュースばかりでお茶的なものがほとんどありません。私はこれが一番つらかったかな。お茶LOVE🍵❤🍵
□緑茶はオーガニック系ストアにある
アジアなら大量にあるお茶の飲み物は、ほとんど売って無いです。特に緑茶を見つけるのは至難の業。オーガニック系ストアには伊藤園などの商品の取り扱いがあるらしく、私が見つけたのもそれでした。しかし値段は380円前後と高い。
お茶パックをもっていって、タンブラーで水出しするのが一番安上がりで便利そうな気がします。
□コーヒーが美味しい
どこで飲んでもコーヒーが美味しいです。マクドナルドのコーヒーも美味しかった☕
□アルコールはパスポート確認
アルコールを買う場合、レジでは年齢確認は必ずされるため、スーパーで買う場合はパスポートが必要。
レジ自体が身分証明書のチップを読み込ませたりするみたい。観光客はそれはできないので店員さんにパスポートを見てもらうことになります。
それからビール以外はスーパーでは取り扱えないため、ワインとか飲みたければリカーに行かないと買えません。
ビールも6本セット販売。バラ売りしていないので買いづらかったですね。ただ、店で飲むとお酒めちゃ高いけどバドワイザーの缶なら200円弱で買えて安いです。
■観光スポットについて
□美術館、博物館や展望台の入場料が高い
もちろんその展示内容は素晴らしいもので、規模も大きいし、価値から言ったら仕方ないとは思いますが入場料が高いです。特にこの値段が変わらないものの場合は円安に振れるほどお財布を直撃します。[メトロポリタン美術館は30$(≒4,500円)]
ニューヨークにたくさんある美術館や博物館に、せっかくなら色々行きたいけど、時間とお金が足りないですね。
ワシントンD.Cが軒並み無料なので比べちゃうと観光客に優しくないお値段設定です。
展望台も値段が高いですね・・・。そしてたぶん夜出かけるのは怖すぎる💦
□街並みの景色が映画の世界
NYCの観光スポットはたくさんありますが、街並み自体が映画の世界。どこ見ても古い煉瓦造りの建物でめっちゃおシャレ。どこ見ても絵になります。特にブルックリン橋からのマンハッタンの摩天楼の景色は、私がここに立っていることが信じられないような景色が広がっていました。圧倒的に日本では見られない景色が広がっています。
□ブロードウェイミュージカルの鑑賞はオススメ
私たちは美術館や展望台にお金をかけない代わりにブロードウェイのミュージカル鑑賞を組み込みました。ムーラン・ルージュ、末席で13,000円弱。
ステージ、劇場、パフォーマンスどれもが素晴らしかったです。
ブロードウェイのミュージカルを見に行くというカルチャーからして違うというか。日本ではなかなか根底からはあるものではないと思うので、文化の違い歴史の違いを感じました。
アンコールには観客も一体となって楽しむのも意外だったし、本場のスタンディングオベーションも良かったです。
■NYの人の印象
□タトゥーがすごい
タトゥーは文化と聞いていますが、初めてそれを理解した気がします。日本に来てる外国の人って全然タトゥーしてる人来てないやん!って思いました。
□体格が違う
体格のデカさが違う。日本に来てる外国の人ってそんな大きくない人しか来てないやん!って思いました。
□ヤバい人レベルが違う
なんかヤバい人やなっていうレベルが日本と違います。それからホームレスの方も日本だとお互い干渉しないって感じがするけど、NYCはいつ絡まれるかもしれん感じが危うい。
□お礼とか伝えると、チャーミング
一見、フロントなりレジなりの対応は無愛想なんですが。ありがとうとか頑張って言ったり感想を伝えるとすると、表情豊かに返してくれたりするのでチャーミング。それがカッコいい。ずるいなー。
□How are you? 単なる挨拶が◎
How are you? 日本人は真剣に答えようとしちゃうけど、実は単なる挨拶文句とよく聞きます。
実際、レジなどでHow are you?やHow's it going?と声かける接客習慣を目にしました。ただの接客文句ということも分かったけど、その文化がコミュニケーションを生んでいるんだな~と感心。街やビルで、同僚に会った人が、この声掛けから話かけている様子もよく見かけました。
日本でいうところの「おつかれ~、最近どう?」ってことなんですが、これって結構できないですよね(私もできません)。でもそれってやっぱ大事なんだな~って思いました。まずは相手を気に掛けていることを表現するアメリカの文化ってすごくいいなと思いました。
□会話を楽しんでいる
挨拶にもつながりますが、会話を楽しんでいることが伝わってきます。相手の内容をほんとに聞いてんのかは分からないですが、会話を楽しむってこういうことなんだろうな~と。
会話についつい考えこんじゃう私、見習いたいです。
■トイレ事情
□トイレは多くはないが観光には問題なし
私たちが行くような観光スポットには必ずトイレがあるので不便は感じませんでした。またそのような観光スポット(美術館などの入場料がかかるような場所)は観光客のような限られた人の利用なので、治安的にも問題なかったです。
ただ街歩きで突然トイレってなるとちょっと厳しいかも。路面店や小さいお店が多く、ショッピングセンターがぽこぽこあるような街ではないのでサッとトイレが借りれません。
ベーグル屋さんでは、トイレは暗証番号でロックされていました。購入した人だけが聞けば教えてもらえる仕組み。今回は友人がいたのでやり取り問題なかったけど自分だけだったらヒアリングもできず無理だったと思います😅
□トイレでは並んでる人と目が合う
ドアに隙間が開いているため、並んでいる人と目が合うのが嫌だと、友人と夫談。
私はなんにも気づかず気にならなかったんですが😑どうやらそうらしいです。
□便座の質はほぼ日本並み
夫がずーっと「香港・マカオの便座の質が悪くて嫌だった。」と言ってます。
台湾のトイレの狭さよりも、香港・マカオの便座の質が良くないのが嫌だったらしい。
アメリカの場合は、日本の公衆トイレぐらいの便座で、TOTOの便器にも時折出会いました。
□汚くはないがキレイではない
ハドソン・ヤードのビルのトイレで、個室が5個くらいあったんですけど全部流れてなくて、トイレ諦めました。どれも汚くて絶対無理!みたいなことは無いけど、うーん違う個室探すか。なレベルに出会いがち。建物のガワと、中のトイレの清潔感が合ってない感じかなー。
□限られた利用者のトイレが安心
公衆トイレじゃなくても、ショッピングモールだからといって安心じゃない。
ショッピングモールやフードコートのトイレのように、色んな人が来る可能性があるトイレは治安に不安を感じる雰囲気がありましたし清潔感も下がります。
レストランのトイレ、美術館のトイレといった利用者が限られたところのトイレはキレイだし安心感がありました。
NYCに行かれる方の参考になれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?