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【旅行記】現代建築と冬グルメを満喫!金沢・富山1泊2日の旅_(1) 近江町市場と金沢観光

 23年も絶賛お出かけ中!TRIP_YUKOです。年明け早々の三連休。金沢・富山1泊2日の旅に出掛けてきました!
 北陸は金沢新幹線が開通したとはいえ、かなり遠いイメージだったのですが、調べてみると東京-富山は2時間12分。金沢は2時間半。
 思ったより近いじゃないか。ということで「ブリしゃぶを食べに行こう」をテーマに旅しました!

■6:16 東京駅発 かがやき501号

まだ夜が明け前のかがやきで出発

 東京駅6:16発。まだ夜も明けぬなか、始発のかがやきに乗っていざ出発!最初の目的地、金沢へと参ります。

金沢駅の天井かっこよ!

■8:45 金沢駅

 2時間半で金沢駅に到着。
 久しぶりの金沢!金沢といえば金沢駅のモニュメントですよね。まずはこちらにご挨拶。

金沢駅のモニュメント

 金沢は駅と繁華街や観光エリアが少し離れているので駅前のバスターミナルからバスで繁華街へと向かいます。バスに乗ってくる客層は観光客ばかり。金沢の観光人気が伺えました。

3回乗れば元がとれます

■9:45 金沢21世紀美術館(整理券受付)

 午前の観光をしようと金沢21世紀美術館へ。今回は事前調査をほぼせずに来てしまったため、到着して目玉展示のプールの展示は整理券が必要ということを初めて知りました。
 ネットから順番受付を申し込んだところ、入場は11:40頃と約2時間後。そこで昼時の混雑を避けて先に市場でランチをすることに変更しました。

 このプール展示の順番受付は事前にできますので、当日じゃなくても大丈夫です。行かれる方は時間を決めて取っておくのをおすすめします。

■10:10 金沢の台所 近江町市場

 美術館から徒歩で約20分。金沢の台所「近江町市場」にやってきました。市場というか、アーケードの中にたくさん魚屋さんやお寿司屋さんがあるといった感じで、とっても活気があります。
 魚市場の生臭さが嫌いな夫が「キレイ!ここは楽しい!」と太鼓判。非常にきれいな市場です。

アーケードのなかは活気のある雰囲気 

 圧巻なのは、北陸の特産である「カニ」!店先にとんでもない量のカニが売られまくっていて、それはそれはすごい景色でした!これだけのカニを見たのは初めて。この様子を見に行くだけでも冬の金沢に行く目的になりえますね。

大量のカニ!カニ!カニ!

 食べるお店を探しつつ、市場をウロウロ。ほんとに活気があって、売られているものも新鮮で見ていて飽きません。今まで行った市場で1番面白いかも。

■10:20 ランチ:近江町市場寿司

 市場内にある元回転寿司屋(一個も回す気なかった。)のお店「近江町市場寿司」さんに入店しました。金沢らしい寿司ネタを日本酒で頂きます!
◇オーダー
 ・のどぐろ ・能登産フグ ・生トロサバ 
 ・かに味噌 ・サワラソデ ・ガスエビ ほか
 ・手取川 ・加賀鳶 ・常きげん

のどぐろ
ガスエビ
サワラソデ
かに味噌
能登産フグ

 能登産フグは身が分厚くて食べごたえ抜群!ラインナップの中では割と安価でコスパ良し。能登はたくさんふぐが漁れるらしいのです。とっても旨くて驚きました!これはマストのネタ!

 私の大好きなかに味噌は、半分は蟹身本体。市場で売られてるんだからそりゃ新鮮でしょ!って身の旨さは言うまでもありませんが、このかに味噌、、、旨かった。かに味噌史上一番だったかも!?

そしてお酒は、酒処ですから種類に事欠きません。日本酒呑みにはヤバい町です。

■実は、治部煮が旨すぎた!

 最後に頼んだのが金沢郷土料理の「治部煮」。もちろん名前は知っているし、定食屋で出てきたりしますが、治部煮が金沢の郷土料理だとは知りませんでした。
 寿司屋だけど、せっかくだしと頼んでみたところ、メニューの写真よりも数段上品で素敵な煮物が登場!
 
うん、この店基本的に写真より本物のほうが数倍いい(笑)いや〜、金沢らしい上品さ。期待が高まります。知ってる治部煮ってこんな上品じゃないもんな。ということで一口いただきます。

 金沢の郷土料理 治部煮

うぅえぇー?うまっっ!!」ヽ⁠(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠!

 私の知ってる治部煮ってなんだった?夫もあまりの旨さに驚いています。すごく上品で、味わい深い煮物でむちゃくちゃ旨い。これかがほんとの治部煮なのか!?
 美味しく食べていた新鮮な寿司ネタのことも一気に吹っ飛ぶ旨さ。この店で一番旨いのは「治部煮」でした。

■11:30 金沢21世紀美術館

 美術館の私の真の目的は建築家ユニットSANAAの代表的建築である建物を見ること!
 今回の旅は、富山の内藤廣建築、隈研吾建築を見に行く建築巡りが私の個人的な裏テーマで、それなら金沢21世紀美術館も見ようというのが金沢行きのひとつの動機でもありました。

建築家ユニットSANAAの設計
大きな窓から日光をたっぷり採光

 大きなガラス窓で気持ちがいい。外から見るとガラスガラスって印象は無いのに、建物の中に入ってみると光がたくさん取り入れられていて明るい空間。自然の暖かな光を感じる気持ちのいい建物です。

 そして、美術館の目玉「レアンドロのプール」へ。プールの中に人がいるという不思議な体験ができる作品です。金沢に行ったことがない方も見覚えがあるのではないでしょうか。

上から見るエリアは整理券不要

 金沢21世紀美術館は現代美術館なので、基本的にアートが難しいんですが、プールは多少分かりやすい気がします。やっぱり映えます。シンボリックな作品です。

レアンドロのプール 地下部

 プールの中に入るのには整理券が必要で、常設展または企画展の鑑賞料が必要です。私達はせっかくだから企画展(+常設展込み)で入場したので他の展示も鑑賞しました。

 忘れてたけど、ここ「現代美術館」なのでむっちゃムズい。

■12:30 日本三名園 兼六園

 金沢と言ったら「兼六園」。美術館の向かいにありアクセスも良い定番のスポットです。
 夫は「雪の兼六園」を見たかったそうですが残念ながら今回はお預けですね。

兼六園入口
残念ながら雪は降っていなかった

 紛うことなき名園。日本を代表する名庭園。たしかに私も雪の兼六園は見たかった。金沢って冬は雪国なのかと思っていたんですが、思ったより降らないんですね。雪の兼六園は観光難易度が高いみたい。

眺望台からの長め

■12:52 国立工芸館

 続いては、国立の施設「国立工芸館」へ。金沢の観光ポスターか何かになっていたんですよね。素敵な建物が見たくてやってきました。「国立の施設にハズレ無し」の法則。東京国立近代美術館の施設の一つになるようです。

国立工芸館 洋風建築の建物が素敵

 入館料は開催中の企画展によるみたいなのですが、この日の企画展「工芸館と旅する世界展―外国の工芸とデザインを中心に」は300円と超良心的なお値段でした。

アルドロンティーニ「リッコリーナ」

 展示は正直、なんのこっちゃよく分からなかったですが、世界の国別の工芸はデザインや配色に特徴があってなかなか面白かったです。

たいへん立派な階段や窓ガラス

 それにしても建物がものすごく立派で、歴史を感じます。一体何の施設を利用しているんだろう、、、と不思議に思っているとヒントが。

ラウンジ(旧師団長室)

旧師団長室
いや、軍やん!そら立派やわ!(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠!

 国立工芸館の建物は明治に建てられた旧陸軍の施設で「旧陸軍第九師団司令部庁舎」なのだそうです。
(ゴールデンカムイには第九師団のキャラはいなかったか、、、)

間取図

 そりゃ立派なわけだ。これは一見の価値ありの建物。2020年に開館したばかりだそうですがこれから定番の散策スポットになって欲しいです。
 隣には武器庫がありこちらも博物館になっていて、レトロで重厚な建物がありました。

■13:40 大人の散策 主計町茶屋街

 金沢は風情の漂う茶屋街のある街。「ひがし茶屋街」「主計町茶屋街」「にし茶屋街」の3つがあります。一番有名なのは「ひがし茶屋街」なのですが、そのすぐ近く、川そばにある「主計町茶屋街」に立ち寄りました。

 立ち並ぶ気品ある木造建築。どこも敷居が高そうな割烹や旅館がずーっと並んでいます。雰囲気がめちゃくちゃ素敵!!!

一度は泊まってみたい

 完全に大人の町通りといった落ち着いた雰囲気。テイクアウトとかお土産屋さんなんかは1つもありません。歩くだけでも素敵な気分になれます。大人の方にオススメの通りですね!

■13:50 ひがし茶屋街

 金沢を代表する観光名所「ひがし茶屋街」。この写真の通りは金沢がテレビで紹介される際に必ず映し出される通りですね。たくさんのお店が立ち並んで老若男女問わず賑わっていました。

ひがし茶屋街

 夫が甘いものが嫌いなので、普段休憩やカフェに入ることは無いんですが加賀棒茶ソフトは食べたいなと思い、とある着物屋兼喫茶に入店しました。
 素敵な落ち着いた雰囲気、これぞ金沢の余裕。

加賀棒茶ソフトとコーヒー

■15:40 金沢駅 出発 つるぎ

 金沢駅から富山駅へと移動します。富山へは鈍行やバスで約1時間なのですが、調査不足で便がない…!
 夕食の予約時間に間に合わないため、新幹線で富山へ行くことにしました。「つるぎ」という新幹線。初めて聞きました。
 富山へは23分で到着。自由席なら2,860円。富山行きなので距離が短く、あまり乗っていないので自由席で十分です。

つるぎ718号

 ということで、金沢の旅編はこれにて終了!富山の夜へと続きます!

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