ビジネスホテルに友達を招き入れてはいけない理由
■ビジネスホテルに友達を部屋に入れるのはOKなの?ダメな場合その理由は?
出張などで地方に行き、その近くに住んでいる友達をビジネスホテルに招きたいと考えたことはありませんか。
友達はホテルには宿泊しないので、問題ないだろうと考えますよね。
せっかく近くまできたので遊びたい気持ちはわかります。
ですが、結論から申し上げますと、、
宿泊者以外が宿泊エリアに立ち入ることは禁止されています。
ですので宿泊する、しないに関係なく、部屋にいれてはいけないのです。
ホテルによっては事前に相談して許可される場合もあります。
ですがかなり高い確率で追加料金を請求されてしまいます、、、
ではなぜ宿泊者以外の人が宿泊エリアに入ることができないのか詳しく説明していきます。
■ビジネスホテルに友達を入れるのはNGなの?その理由とは?
ほとんどのビジネスホテルは、ホテルの利用規約で宿泊客以外を客室内に招き入れることは禁止されています。
ほかにも、宿泊客以外が客室内の備品や設備を使用することも禁止されているんです。
結構利用規約が厳しいんですね。。
実際に「帝国ホテル 東京」の宿泊利用規約で”客人を招くこと”に触れている部分を紹介します。
(1)ホテルの許可なく客室を営業行為(展示会、その他)等ご宿泊以外の目的にご使用なさらないでください
(2)夜間のご訪問客との面会はロビーでお願いいたします。
(3)宿泊登録者以外のご宿泊は固くお断りいたします。
やはり、固くお断りされていますね。
ほかの代表的なホテルを調べてみても同じことが掲載されていました。
利用規約を違反した場合は?
”当ホテルは、お客様に安全・快適なご利用とホテルの持つ公共性を保持するため、ご利用のお客様には宿泊約款を守っていただくようにお願いしております。なお規約に違反した際は、宿泊約款第6条に基づき宿泊契約を解除することがあります”
もし違反してしまったら今後そのホテルに宿泊することができなくなってしまうかもしれないということですね。。
会社の出張でしたらだいたい行くホテルは決まっているかと思います。
そのホテルに宿泊できなくなるというデメリットは大きいかもしれませんね。
会社からもなんでそこに宿泊できないんだ!って詰められる可能性も否めない。。
また、追い出されるだけで済むならまだましで、警察に通報される場合もあるらしいです。。
では、仮に通報されてしまったときはどんな罪になるのでしょうか。
①詐欺罪
第246条 人を欺いて財物を交付させたものは、10年以下の懲役に処する。
前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様にする。
②建造物侵入罪
第130条 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは、艦船に侵入し、又は要求を受けたのにも関わらずこれらの場所から退去しなかった者は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。
仮に逮捕されてしまうと結構重い罪になってしまうのですね。。
見つかったときのリスクを考えると、事前にもう一人分の追加料金を払ったほうが断然いいですね!
ホテルに泊まらない人をロビーに招くことはOKなの?
では、ホテルに泊まらない人とロビーで話すことは可能なのでしょうか。
宿泊者が来客とロビーで話すことは可能です。
可能なんです。宿泊エリアに入らなければ問題ないんです!
ホテルにはカフェや喫茶店が入っているもしくは近くにあることが多いと思います。友達とはそこでお話しましょう!
ですが、せっかく地方にきて地方の友達とホテルのロビーで話すって少し味気ないですよね。笑
女性なら問題なく長話できるかもしれませんが、男性がロビーで長話っていうのはなかなかハードルが高い気がします。
そんなときはもう、近くにある居酒屋さんとかでいいのではないでしょうか!
ホテルで会わなきゃいけない!って人以外は近くのお店でいいと思います。
自分が地方のお店を知らなくても、地方の友達がいいお店を知っているかもしれませんよ。そこで新たな発見をするかもしれないですし!
ホテルのロビーまたは違う場所で話しましょう!
~まとめ~
宿泊者以外が客室に立ち入ることはできないんですね~。
どうしても呼びたい場合はホテルに相談して追加料金を払っちゃいましょう!
そうしたら後ろめたい気持ちもなく存分に楽しめるかと思います!
「今までなにも言われなかったし大丈夫だろ」って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、よろしくないです!
最近のホテルですと、廊下に防犯のためのセキュリティカメラを設置しているホテルがたくさんあります。ばれるとしたらそこでばれてしまうんですね。
警察に通報されなくても、チェックアウトの際に「お連れ様の代金を頂戴いたします」と詰められた方もいらっしゃるそうですよ。
来客は部屋に呼ばずにロビーで話す、それか自分がホテルから出て違う場所で話す。これを徹底していれば注意されることはないと思います!