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撮影旅「日本の桜咲く原風景見たい方へ〜福島の桜はいいぞ〜」

(2022.4.18~20 付)
里山に自生してる桜、住民の願いをこめられて植えた桜、弔いの桜…
やっぱりいいなぁ。福島の桜の景色。

また綺麗な桜を撮りに行こう〜と思って行ってみたら、桜の景色の向こう側、いろいろな想いを持ち帰ってきた撮影旅でした。

今年はまた福島へ桜撮りに行きたい

初来訪したのが2016年。その時は母上の運転で行った。
(免許とって2年目だったしマイカーもないし)

あちらもこちらも!何気ない景色の中に目を引く一本桜の多いこと!
「ここ!」「あっ停めて!」「戻って!」
「ああ〜〜〜〜(通り過ぎる)」「撮りたかった〜〜(停車できない場所)」


もう素敵景色が目に入るたびに、無理難題の珍道中でした(笑)

しかし今回は自分の運転で行く。
安全には十分注意して、やりたい放題できる(語弊がある)

撮影地に悩む

福島には、県内に住むアマチュアカメラマンによって作成された、
「福島県内一本桜番付表」
なんて素晴らしいものがある。

歴史、樹齢、出で立ち、形、全て総合して番付が決まるらしい

前述した2016年に、
「福聚寺の桜」


「紅枝垂地蔵桜」

「合戦場のしだれ桜」

「雪村桜」

「秋山の駒桜」

「小沢の桜」

…は、行った。

そもそもなんで福島の桜に思い入れがあるのかと

2016年、
桜撮りたいな〜里山に咲いてる素朴な感じの〜ってただ漠然と、全国色々調べてる中で、「小沢の桜」を知る。

即福島決定!ってなるほどに、その存在感に一目惚れ。
実際見に行っても…まさに理想だった。
また、夕方訪れた「秋山の駒桜」では、夕陽が斜光と逆光となり、とても美しかった。あの感動たるや…クゥゥ!

それで私にとって、桜といえば福島。特別なものになりました。

そんなわけで、
2022年verの番付表を1から順に、全て、ぜーーーんぶ検索してひとつひとつ桜を確認する。

そして気になるスポットを、おなじみのpoketmapでピン止めしていく

よ〜し、これでとりあえずOKだ。

先日山梨帰りの4/9に調べたら、まだ狙ってる桜たちは開花前。
まだ大丈夫。行くのは中旬以降かな〜
間近になったら回る順序を決めよう
あとさすがに絞り込まないと1週間コースになるw

日にちに悩む

4/11。
桜はどうかな〜と検索したら。どこもかしこもちょうど満開

?!?!
は!?
私は数日前、何を見ていたんだ。

待て待て、もしこの満開時期に行くなら、
4/13-14の連休に行くしかない?!明後日?!(というか12日の夜出発)

明日の夜?!!
回る順序まだ何もやってないし、荷物や車中泊仕様の準備もまだ!

そもそもそんな心づもりじゃないよ!笑

待て待て、無理だ、明日夜発はさすがに無理だww

ん〜〜〜〜〜〜〜(悩)
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(苦渋の顔)
17日の退勤後に行こう。

19日はお休みいただいて、実質18〜20日の福島の桜撮影旅だ!

(もうその頃には散ってるだろうなぁ…でもなぁさすがに急だよなぁと葛藤してたけど、
14日は雨予報が出て、モヤモヤは晴れました笑)

回るルートに悩む

とっととルート決めました。
行く頃には見頃過ぎの場所もあったため、改めてピン打ちした場所を精査。

結局。こうなりました

福島市内まで一気に北上し、南下していくスタイル
当初と随分変わったので、今スクショした奴

18日(福島市・二本松市周辺)
①芳水の桜…田んぼに水張った水面に映るのよう

②秋山の駒ザクラ…2度目はどんな姿を見せてくれるかな〜

③慈徳寺の種まき桜…古いお寺と大きい枝垂れ桜!

④(夜)中島の地蔵桜…ここも①と同じ水面に映る風景。ライトアップ!

〜車中泊(今回の旅は全て車中泊です)

19日(田村市・郡山市・二本松市周辺)
①小沢の桜…言わずもがな。何度行っても良い

②福聚寺の桜…前回ほぼ散りかけだったからリベンジ

③合戦場のしだれ桜…他と近いし折角ならあの勢いを再び!

20日(会津の方)
会津美里町の「馬ノ墓の種まき桜」
会津若松市の「石部桜」

以上!!!

18日時点では、
天栄村の「横田陣屋御殿桜」
棚倉町の「花園しだれ桜」
古殿町の「越代の桜」
…に行くつもりだった。が!

「越代の桜」かなり撮りたかったけど、ここだけは5月上旬が見頃になるので、ギリギリまで様子見たけど断念

また、他2箇所も出発した時には既に見頃が終わってたようで、
20日は会津の方へ行くことにした。

よ〜し、早速準備しよ!カメラも手入れしよ!


ここまで長文になるほどに計画した撮影先とそのルート。

(サラッと決めてる風だけど、どこも見頃過ぎの情報の中、
回る効率性と無駄足はふみたくない気持ちと本当に撮りたい場所を考慮しての、撮影地&ルート決めはかなり難産でした)

最終的に、計画の8割を無視した全く違う結果になるとは…思ってもみなかったw


4/17ふんだりけったり出発

読みとばして大丈夫です(笑)

出発前に夕飯はラーメン食べたい→白河ラーメンか!いいなぁ!→当日。高速乗っても営業時間中に白河市にたどり着けない→近場の有名店に行こう→今キャッシュレスに目覚めて現金ない→待ち時間に第六感が働く。まさか現金onlyじゃないよね?→onlyおよびカード不可→周りは畑しかない→他検索するも9割みんな現金のみ。1割はあと1、2時間で閉店→やめよう、とっとと高速乗ろう→変なルート通される→ETC¥300無駄にする→20時。さすがに腹減る→上河内SA!餃子!→餃子を注文(payが使える)→餃子定食があるが、何をどう見てもご飯の気分じゃない、麺だ。麺を食わせろ→ぬぐぐ、ラーメンはあるがごく普通のやつ…ここまで葛藤してきて普通のラーメンに着地かっ…→しばらく券売機の前で悩み尽くす…

色々な葛藤が詰まった夕飯

結局そこに着地しました。満たされました。

引き続き東北道を走り、二本松市に侵入。

23時「道の駅安達」に到着!


今晩はここで車中泊失礼します〜

こうゆう情報スペースいいよね〜
道の駅の名前についてる「智恵子」どなた?と思ったら、
高村光太郎の奥さん!

身支度整え、車中泊準備して、ゲームでフレンドさんと遊んで。
1時近く、おやすみ〜〜

4/18さ〜撮るぞう

まずは芳水の桜!!

現像してて気づいたけど、まさかして多分恐らく。
向こうにある桜が芳水の桜ぽいw

終わってるし!!水も張ってないし!!!
以上!次!!!

秋山の駒ザクラ

振り返るとこれまた綺麗な桜

奥にブルーシートがありますね。その辺が駐車場。駒ザクラまでずんずんと登ります。

こちらです↓

だ〜れもおらん

6年振り!少し見頃過ぎてるけど、いや〜〜〜〜〜…
お久しぶりでした。

根元にはなんらかの墓石があったり
逆光になると迫力がまた違う


朝6時半の光が!強さが出ていいねぇ

やっぱいいねぇ。秋山の駒ザクラ。
(けど正直、2016年の夕陽の斜光が…一番だったなぁ。遠くから見てもひときわ輝いてて存在感が半端なかった)

さ!次は〜
慈徳寺の種まき桜へ〜〜

<一期一会 桜>春日神社

運転してたら、突然

田舎はよく山林や集落の中に鳥居がポツンとあるよね。あれスキ

ぬ!!!気になる!撮りたい!

と、鳥居横を左折するも全然停めるところがない。

神社なら駐車場くらい〜あるでしょ〜〜〜?と思いながら、試しに前方のウネウネ急坂を登る。
すると別の神社の駐車場があった。

(このウネウネ急坂をカメラ持って上り下りするのか…)少し停めさせて頂き、サクッと撮ってきた!

春日神社かぁ

注連縄が綺麗。住民でちゃんと護られてるんだな〜
おっ神聖な雰囲気!
雷神って祠。初めて見た
本殿。こけしのそれがとても気になる

1200年の歴史がある神社。
二の鳥居だったかな、11年前の東日本大震災で倒壊してしまったと。
それで氏子たちが寄付を募って、1700年代に立てられたその旧鳥居の土台を使いつつ再建したとのこと。(境内にあった石版より)

倒壊した旧鳥居に刻まれていた(恐らく1700〜1800年代の)人物の名前は、畏敬の念をこめて新しく石版に刻み、鳥居の横に建ててありました。

…たまらんね。

石仏もたくさんで見応えあった

1200年経った今も、住民の大切な存在なんだなぁと端々で感じられて、じんわりしました。

慈徳寺の種まきザクラ

高台を登り…わぁ。見頃終わってる〜!(笑)

赤い屋根が慈徳寺の本堂
駐車場からの眺め

おや看板がある

慈徳寺周辺のスポット

なんだこれ、すごく行きたい!!(笑)

やっぱどこも義民っているんだなぁ。こうゆう地域密着系の歴史がとても好き。
地元も享保の時に年貢の騒動あって、民の願いは叶ったけど直談判した罪で処刑された義民がいるよ。

境内をぐるっと回ってみる

伊達政宗の父親輝宗の首塚らしい

いわれはこちらに書いてます

正面
もう葉桜ですなぁ

一通り見て。
クゥ〜満開だったらここすごいんだろうなぁ〜!

種まき桜とは、ここの桜が咲いたら畑のタネを蒔く時期が来た。という昔の人の目安だったらしい

だんだんと曇ってきて、天気は下り坂予報。

この後中島の地蔵桜のライトアップ…と思ってたけど、やはり見頃過ぎぽいし、雨降ればリフレクションにならないから諦めることに。

お昼食べて、スーパー寄りつつ、お風呂入りに行くかな〜

〜ソースカツ丼の気分〜

福島といえばソースカツ丼じゃない??調べたらトンカツ屋があるから行ってみる。

ソースカツ丼…あるにはあるけど…
メニュー冒頭にバァンと載ってる、
(お店のおすすめであり、みんな頼むのがコレ)↓がとてもうまそう…

ソースカツ丼つっても、このカツがどんぶりに乗ってるだけよね?
ビッタビタのソースまみれにしてご飯と食べれば同じことよね?

鹿児島の黒豚による、ちょ〜〜柔らかいトンカツ

(早々にどんぶりの気分は消え去るw)

トイレ行ってる間に、先に小さいすり鉢と炒りごまがきてた。
(ん?!なにこれどうすんの?!)

お店の人呼んで聞くのもなぁ…と、一旦調べる。
すり鉢でゴマ擦るのは察しつくけど、トンカツにふりかけるの??
ん〜〜なんかちがくない?

(左右)キョロり、(すり鉢)ジロり…
周りはもう食べ終わった人しかおらず。
したら背後のテーブルに、近くの会社のランチ連中がやってきた。

みんな手始めにゴリゴリ擦ってる…
で…それでどうするんだ…

(すごく…すごく後ろを見たいッ!!)
カウンターの女一人が、突然、男性大勢連中が座る円卓めがけて、真後ろ振り向いて様子見るのも恥ずかしい(笑)

「お待たせしました」
トンカツがやってきた。
…早口かつ福島訛りで食べ方がききとれ〜ず!(笑)

恐らくお好みで梅塩と岩塩つけるはわかる。
ただゴマ擦ったすり鉢に…ソースを入れて食べる?って言った?ほんとに?!

すり鉢の溝にソース入るよ?!(いらぬ心配)
ゴマソースを上にかける?!トンカツの下の網が汚れない?!(いらぬ心配)
え〜〜上からかけないの?!浸けて食べるのかな…(もう好きに食え)

んんんん〜〜〜…って右往左往してる間に、背後の連中にもトンカツが。

その連中に店員さん「すり鉢にソースを入れてお召し上がりください」

入れていいんだ!!!!!(超すっきり)
(別の店員さんで確実に聞き取れた)

甘口と辛口のソースを混ぜて浸けて食べたり、
梅塩もさっぱりと美味しかった!
豚肉は甘いんだよなぁ。

満足なランチでした!美味しかった〜!

すり鉢にソース…考えもつかん

その後まもなくして雨が降り出し、
今朝車中泊してた、二本松市らへんにある「道の駅安達」まで戻ってきて、近くのスーパーへ夕飯と飲み物調達

右にある小野町。小野小町が生まれた地だそうよ


で、二本松市〜郡山まで、国道4号でずっと南下。
「天然温泉 極楽湯 福島郡山店」で、武装を解き、ゆっっくり浸かり。

最高に疲れが癒された…

その後、街灯もない真っ暗な林道(多分49号線?)を走り、
今晩の車中泊場、「道の駅ひらた」に到着

ここが暗くて静かで最高だった!
超爆睡でした。

4/19桜もりだくさん

おはようございます。本日は朝から本命の「小沢の桜」!
待っておれ〜!!

うお。早朝の日差しが幻想的すぎる。

野生の桜の演出がまた…良い。

昨晩の真っ暗林道はこんな景色だったか〜
と車を走らせる。

小沢の桜

あれだ〜〜〜〜!!!着いた〜〜〜!!!
ごらんください

曇ってて、せっかくの朝日煌めく桜が見えず。
結構雲待ちしました。

買っておいた弁当を食べる。立派な花見ですな〜
どこかにアマガエルがいます
雲待ちしてる間。ふと通りかかりにちらっと横向いたら!いるし!!!びっっくりしたww
みんなこっち向いてるし(笑)えっご飯食べなよ(突然干し草食べるの止めた雰囲気があった)

さて〜もう9時。そろそろ行くか〜

じゃあの。いつか、また。

この後、福聚寺の桜〜合戦場の桜と回る予定でしたが!
行きません(笑)

これから行き当たりばったり、道端で見つけたときめく桜を寄り道しまくり、いつしか石仏めぐりになりました(笑)

どうも、歴史と民俗と石仏が好きな私です。

本日は長い。まだまだ続きます!!(笑)


車中泊した平田村から、かなり北上して田村市の小沢の桜に行きました。
んで福聚寺や合戦場の桜は左の三春町に行く必要があるんだけど。

朝、平田村〜小野町〜田村市と走るうちに、
里山に咲く名もなき一本桜や、地元では有名ぽい桜の看板を見かけて

有名な桜ではなく、そうゆう地域に根ざした桜が見たくなり。

現在地、田村市。
この周辺でめぼしい桜をマップ検索して、手当たり次第に回ることにした。

まず田村市と小野町の中間にある「永泉寺の桜」を目指す!

<一期一会 桜>道中にて

架け替えされてる橋脚の横に!一本桜!いいね〜!
突然くるんだよな〜こうゆう景色が

<一期一会 桜>薬師堂の桜

走ってたらこの景色が目に入って、なんだあれは!!と急遽Uターン(笑)

存在感すごい
宝永4年の桜と明治の桜が今の今までここで咲き誇って…ウッウッ
「数珠回し」こうゆう民間信仰がな〜残ってほしいな〜

宝永4年は大地震があった年。そんな年に薬師堂が建って。桜も植えられて。
その後の享保や天明の飢饉の惨状も、このお堂と桜は見てきたんだよなぁ。

そして目的地

<一期一会 桜>永泉寺の桜

道端に看板もあるくらい有名ぽい

寺に大きいしだれ桜。福島はそんな場所が多いこと!
それもやっぱり開山した僧侶が植えたものだったり。
今も昔も、寺に訪れる人々を癒す存在なんだなぁ。

銘文見たら、ガダルカナル島やニューギニアで亡くなった伍長や兵長の名が。
みんな23,24だよ…嗚呼。遺族の方が建てたものぽい。調べたい。


この先、どうゆう過程で要所要所にたどり着いたのか、もう記憶にありません(笑)
ただ、田村市・小野町が魅力すぎて、今いる周辺の桜を取りこぼさず見尽く
してから移動してました。

走ってたら、突然

<一期一会 桜>吉野辺の種まき桜

おお綺麗だね〜〜
!!!!!!!

待って、桜の大木の根元に石仏あったよ?!?!?
供養塔とかあったよ?!なになに!

でも待って待ってw、急には止まれません…(笑)

とりあえず素通りし。Uターン(笑)
すぐ左折できるところがあって、ちょっと邪魔にならないようなスペースがあったからハザード路駐。

馬頭観音、供養塔、庚申塔などありました

石仏のはなし


秋山の駒桜の時も見かけたけど、「巳待供養塔」って刻まれた石仏をよく見る。
初めて見た。なんだろ。と調べたら。十九夜塔と似たようなものだった。

十五夜ならぬ、十九夜のお月様が出るのを待って、夜、村の同じ信仰をもつ女性同士が講堂に集まり、寄り合いを開く。
娯楽がない当時にとって、女性にとっては楽しみの一つだったみたい。

内容は(地元では)お産がうまくいくよう念仏唱えたり、子供の無事の成長を祈念したり。

「巳待供養塔」は、巳の日の夜、巳=蛇=弁才天=福徳を司る神様 を信仰する人たちが集まって、弁才天をお祀りし、ご利益を祈念する行事。
本来は寝ずに夜通しワイワイやって、巳の日を明かすらしい。

その辺でよく見る庚申塔も似たようなやつ。庚申=きのえ さるの日だね。


<一期一会 桜時々石仏>再び道中にて

時刻は10時半。
また車を走らす。(私はどこ向かってたんだろうねw)

のぼりがいいねぇ

「奉納子安地蔵尊」
健やかに子が成長しますように。
きっとそんな願いを込め、今も大事にされてる地蔵尊なんだろなぁ。

ほかにも子安地蔵尊と書かれた小さいお堂と桜が植わってるところがあった。
お産は命がけだったからこそ。

小野町に入る。

〜信女/〜信士と刻まれてる石碑がいくつかあった。無縁仏が点在してる
なんじゃあれ
大黒天??

こんな道端の畑のど真ん中に、大黒天?!
大黒天って商売繁盛的な神様よね?

なにこれは。


のちにこの件とは関係なしに、小野町の民俗誌見つけたから読んでたのね。
したら信仰の欄に、

”「大黒天」は豊作や農業の神様でもある。畑の神様。だからよく畑や道端に祀られている。”

あーー!!!!あの時の大黒天ってこのことか!!!
なるほど!!だから畑にあったのか!!面白い〜〜!!!

っていう。なんかもう感動の一致でした。



<一期一会 桜>岩倉桜

検索してていい感じの桜を見つける。
後ろの杉並木が屏風のように見える?ほう!

とりあえずナビで向かってみるが

ん?右折?そんな道あった?

こ…ここを行くの…?(不安)

もちろん通り過ぎたよ(笑)
こんなとこ右折するの?!って所じゃない?!ここ↑

どう見ても逃げ場のない道。しかし一方通行ではない。
看板出すくらい有名なんでしょ?!対向車来たらどうすんのw

軽トラ専用道路みたいな道を恐る恐る進む…
なによりパンクが心配だよ!(笑)

あー!あれか!!!

あったあった!あれが岩倉桜
ほ〜〜なんでまたこんな所に、こんなでっかい桜が。

散ってる〜〜う〜〜悲しみ
脇にある看板の写真とずいぶん違う。どうやら手前に出る枝を伐採したようだ
(だから真ん中が寂しい)

時刻は12時。
あとは〜
何があるかな〜(検索)

…もうこの辺はいいかな〜明日は会津行くから、郡山の方まで戻ろう。

車中泊した平田村から朝一の小沢の桜を撮るべく北上し田村市。
そっからずっと撮りながら南下し、現在また平田村。

さてまた北上し、田村市/郡山市の方へ戻ります(笑)
(行ったり来たりになってしまったけど、早朝の小沢の桜は確実厳守だから仕方ない)


会津に向かう前に

13時。田村市の方まで戻ってきました。
ちょいと検索してみたら。

お?この辺に、古墳の上にある桜があると??
(画像拝見)おお〜孤高にたつ桜ですねぇ。

行ってみることにした。

<一期一会 桜>平堂壇の桜

車は左の竹林の中。古墳の近くまで車のワダチあったけど、どう見ても危険w
邪魔にならん&すぐ移動できる所へハザード路駐

運転してる時からなんとな〜くあの気配
気にしないようにしてたけど、車から降りたら、ウッ!

トイレ!!!!!!
猛烈にトイレに行きたい

正直、これ撮ってる間、脳内トイレしかなかったwトイレトイレトイレトイレ

こんな悠長に一番上まで登って、撮ってる場合じゃないのよ!

上から景色を眺めるわけでもなく、トイレがありそうな施設を探す

あっちに公民館みたいな建物が!!借りよう!

ん?!
園児と先生歩いてない??まさか保育園か?!!

ぽい!保育園か幼稚園ぽい!無理だwww

あ〜〜〜〜早く検索!
コンビニは!どこ!5キロぉ?!?!遠い!でも早く!!!


本日を振り返る

大変お世話になったコンビニで、飲み物とお菓子とおにぎりを買い。
ひと通り本日の予定(ってもほぼ行き当たりばったりだがw)を終わらせたので、ゆっくりと検索をする。

会津のどこで車中泊?風呂は?夕飯は?

い〜ろいろ検索し悩み。
時刻は15時。もう行かないと。

田村市・小野町・平田村
ずいぶんとウロウロしたなぁ。

歴史あるお寺…住民に大切にされてるお堂…祠に石仏。そして里山に咲く立派な桜たち。
いやぁ。よかったなぁ。いい町だったなぁ。

(どうしても撮れない場面もあって。載せた写真以外にも、ほんと印象的な景色多々でした)

いざ、会津へ


車を出し、途中三春町を通過。
「三春の滝桜」の看板がちょいちょい出てきた。

ここまで来たから超有名な三春の滝桜でもチラ見するか〜

(運転中なので写真はない)散ってる〜!完全葉桜〜!
しかしまだ交通誘導係が出てるし、臨時駐車場もある。すごいね。

(ちなみに三春の滝桜は行ったことない。)
その後もナビ通りにず〜〜〜〜っと車を走らす。

中山峠での出会い

あとはひたすら会津まで運転!

こんな景色ともおさらば
大黒天のそれがあった近く
ほんとお寺に大木の桜が多い

郡山から、R288〜R357と経由し、49号線を走る。

途中、中山峠付近。
(わ!!!山の斜面にすごい桜!!夕日とあいまってすごく綺麗〜!)

走る。
悩む。
走る。

やっぱ撮りたい!!(笑)
Uターンし、確かこの辺だったはず…!と決め打ちし、止められそうなスペースに入る。

あっ工事現場の仮設小屋!すみません〜〜汗
すぐ退却します〜!汗

物流トラックや土砂運ぶダンプ、一般車など、かなり車通りがある49号線(山奥の主要林道な感じ)
素早い判断が必要

49号線のピン打ったところ、そこから脇道に入る

今度は確実に大丈夫!と左折し、ちょっと進むと。集落の公民館が。
前に大きい砂利の駐車場があって、ちょいと失礼させて頂いた。

見えた景色の所まで歩く。いい光の感じ!
まるで吉野の桜を彷彿とさせる

これ〜!これこれ!いや〜満開じゃない?すごいねぇ。
夕日の光のおかげで、より立体に見えて…昔から自生してるんだよね?

ホクホクな気持ちで再び車を走らせる。

猪苗代湖をすぎて山道へ

おお〜!湖!大きすぎて海にしか見えない。
途中キャンプ場や、「道の駅猪苗代」、湖畔にありそうなオシャレなお店が見えてくる。

で。49号線から信号「石山」を左折…
そしてすぐ右折?えっ??道あった?
と、思った瞬間通り過ぎて、そのまま294号線を進む。

ん???やっぱ違う?戻る?
地図にしてこんな感じ

右から49号線、そして左折で294号線がある
「すぐ右折」とはこのウネウネ山道のことだった

確かに会津若松直行ルートだけども!!!(笑)

ああ〜〜この脇道ね!林がすごくて入り口がわからなかった。
走ってると…鬱蒼とした山の中へ…

私の撮影旅って、ほぼ毎度いつもこうゆう山ん中のウネウネ山道を走るんだよね。

今回は綺麗に舗装された広い林道か、集落内の細い道ばかりか〜と思ってたけど

やっぱり山道だね(笑)
木々の間に差し込む夕陽!綺麗〜!

なんて左の側溝に気をつけながら
(ウネウネ&側溝あり=脱輪にスーパー注意)
さっさと山道を通りぬけ…

は〜!綺麗〜!

18時すぎ会津到着

東山温泉の日帰り湯いけないかな〜と、お宿に向かってみたら。。
もう受付終了〜

さてどうするか。
検索するもどんどん暗くなり、とりあえず車中泊場に行こうと、大きい観光駐車場へ。

会津来たら、ぜーーーーーったい馬刺しを食べると決めていた。
馬刺しの夕飯・お風呂はどうするか。
駐車場で延々と検索する

検索すると、大抵、
「馬刺しと地酒を堪能できるお店」「地酒を豊富に取り揃う」

ひょーー!!!!馬刺しに地酒!!たまらーん!!
もう気持ちは馬刺しと酒である。

しかし。馬刺しを食べるとなると、会津の繁華街に行かないとダメ。
車中泊できそうな所は、かなり離れたここしかない。
双方、とても歩ける距離ではない。

そしてめぼしいお店は…休みだったり…電話したら予約いっぱいだったり…超高級だったり…

しゅん…

風呂も入りたいし…飲んだら運転できないからどっちにしろ風呂が先…
検索したら450円で色んなお風呂に入れるスーパー銭湯的なとこ発見。

何にしてもとっとと済ませないとだし、とりあえず風呂入ってこよう。

馬刺しに悩む

風呂屋の駐車場で再び検索に励む。

馬刺しが人気のお店じゃなくても、もういいや!妥協!
扱ってるお店なら、近辺にいくつかある。
しかしやはりどう考えても車で元の駐車場に帰らないといけない

ん〜〜〜〜ん〜〜〜〜
馬刺しと地酒;;;涙

わかりました…地酒は我慢します…馬刺しが食べられればそれでいいんだ。
そうだ、馬刺しが一番の目的だもん!!(必死の解釈)

思えば会津に着いてから、入浴時間以外、
ずっと馬刺しの店検索してました(笑)

次第にラストオーダーせまるような時間になってきて、さすがにもう決めないとダメ…

悩みに悩み、お店に電話したら今から行っても大丈夫とのこと!

わ〜〜!!!!ようやく馬刺しだ〜〜!!!!
食べるぞう!!

ご当地グルメも食べられる

メニュー見ながら(まずは何と言っても馬刺し頼もう〜♫)

と思ってたら
「桜刺し、もう終わっちゃったんですよ〜汗」

ああああああああああああああああああああああ

んんええええええええええええ

あの散々、散々検索した時間…葛藤した時間…通信GBを課金するまでに…
走馬灯のように駆け巡る

この時の衝撃ったら…
極めて冷静な受け答えをしたが、叫びそうだった。
もう脳内真っ白、唖然としてしまった。

店内は新年度の集まりのような団体会社員…
他にも二人客がちらほら。
お店の人の話からするに、いつもは余裕ある平日なのに意外と今日は忙しいな〜って日ぽい。

この団体が!!!!
もう酒を飲み飲まれ、完全に出来上がってワーワーしてる連中が!!!
馬刺しをたらふく食べたのか!!!!
私の分まで涙涙涙
うっうっうっ

時間はもう20時半過ぎ。多分、時間的にも、もう在庫終了だったんだよ…

だって地酒も飲めないんだよ…馬刺しも…うっうっ
嘆きの文句の一つでも…いいたくなるじゃん…うっうっ

悲しみの福島産100%リンゴジュースを飲み、鶏料理に集中しました。

こづゆ!ほんと美味しかった〜!!!
鶏の串盛り合わせ。ぼんじりや手羽先、ハツ美味しい〜!!!
炭火かな?味わいが一味違う!
パリパリに炙った鶏皮をバター醤油で炒めた舞茸にくるんだやつ。スーパーうまかった!!!

せめてこれらと地酒を堪能できたら、少しは気持ちも復活するけども…
仕方ない!!ごちそうさま!!

お会計して、拠点に戻りました

何が何でも食べたい。馬刺しへの執念

そうだ。確かランチもやってる馬刺しのお店もあったな。
そこだ。それに全てを賭ける。
もう明日の昼飯しか、ありつけるチャンスがない。

で、また検索して、夜も更けていきました。

4/20桜と馬刺し。そして帰宅

いや〜よく寝れた!駐車場から目的地まで近いから、今朝は7時起床(いつも5時半)

身支度整えて出発〜!
今日の昼飯は、、馬刺しだーー!!!!!(馬刺し病)

まずはこっから40分ほどの「馬ノ墓の種まき桜」へ

馬ノ墓の種まき桜

どうやらここは周りに配慮しながらの路駐らしい。
確かに一応探したけど停められるところはなく。

あ!あれだ!おお〜〜〜いい感じ!

一面、桃の木
木の周辺は全て畑のため、周りの農道をぐるっと歩きながら撮る
正面からなら、近づいていける道がある
少〜しだけ葉桜になってるけど満開!!
雪渓の磐梯山?と、この広大な桃の木畑!爽快感はんぱなーい!
もう十分撮ったし、次行くかな〜

そろそろ次行くかと後ろ振り向いたら!!ら!!

ちょいと寄り道

逆光のこの感じ!!すんんんごい綺麗だった

わああああああ!素敵!!!
一面田園地帯にぽつんとある、お堂と桜!!!いい!とてもよい!!

撮る。そしてそっちに行ってみる。
いいな〜〜いいな〜。
やっぱりもろに逆光になってる、さっきのアングルが一番いいな〜

確かお稲荷さんだったか、愛宕神社だったか。小さい本堂があるだけの神社でした。
他、そんなこじんまりした神社が結構あって。
こっちは「雷神社」っていうのか〜〜「雷電神社」しか知らなかった〜

道中なんか見つける。

でっかいわらじ!足腰の神様?
おっ日本遺産じゃん!(地元の日本遺産に関わる身のため、かなり親近感)

おお!中世の建物!!!すごい貴重じゃん!
(地元は中世史跡がほぼないので、結構憧れがある)

これが1400年代に建てられた本堂…建て替えられてない系?すげー!

近くに戊辰の役関係の忠霊碑、江戸時代からの供養塔や馬頭観音など石仏、講信仰の巡礼碑や木札…色々ありました。

さ〜次行きましょ!

石部桜

観光駐車場に車を止め、街中を15分歩き到着

おお〜!さすが有名なだけある存在感
枝分かれがはんぱない
なるへそ
ほんとだ絵図に残ってる!
こうゆう記録残ってるの見ると、樹齢何百年とか言われても実感が湧く
桜吹雪がすごかった!
歌碑もあったり。読めません(笑)
枝ぶりがほんとすごい。根元から、地面を這うように何本も枝分かれしてる
葉桜もあるけどね
フィルター付けてまだ撮る
天気良くてよかった〜キラキラ綺麗〜
こっからの景色が一番きれい

ずっと撮っていられる景色だったけど、SDカード容量もいっぱいになり。
もう終わり!

時刻は11時半。

お昼!!

もう何がなんでも食いっぱぐれないぞと。
ほぼ開店と共に入るし平日だし、馬刺しありませんってことはないだろう。

あと肝心の支払い方法!
調べたら。おお〜!現金のみ!
調べてよかった。値段見ずに見境なしに食べたいので、もう少しお金おろしておこう。

準備は整った!いざ!!!

桜刺しなら、ランチでも単品注文できる

ハァ涙
念願の馬刺し涙
ハァ涙

もうここまでお預けくらうと、感激の叫びというより、慈愛に満ちた心持ちになる

桜刺しの寿司定食

もう全部美味しかった。優勝だった。
一口一口、一切れ一切れ
幸せだ。美味しい。胃もお腹も目も幸せ。全て幸せ。

よく切り身を見て、ゆっくり、舌触りとタレの味、弾力、噛むほどの赤みの旨味
存分に五感で味わった。

最後の晩餐かよってくらいに。

この時の感動は忘れないだろう。
美味しいご飯なら、全国各地旅する中でいくらでも食べてきた。

ただ今回は並並ならぬ執念と、福島来る前から目論んでた馬刺し欲を引っさげての食事だ。

巻き寿司の方は中に甘辛味噌が挟まってる

あと酢飯も最高に美味しかった。この酢飯のちらし寿司食べたい
厨房の奥で作業してるの見るに、酢飯も手作りだろうなぁ。。

会計。
ほんとは作ってる寡黙なおじいさんに伝えたい所だが、
他にもカウンターにお客さんいるし、且つ寡黙な大将だから一人踊りになるのも恥ずかしい(笑)

その息子である還暦くらいのおじさんも忙しくしてるし、ぶっきらぼうらしい雰囲気で話しかけづらい…

席と少し離れた所で会計を担当してくれた配膳してる奥さんに、

滾る感情1000%の勢いを冷静に抑え、
この美味しさの感動・会津の馬刺しとの出会い・相当食べたかった意気込み・酢飯の美味しさ
…を、完結に伝えました。

は〜〜〜〜美味しかったなぁ。。

会津若松観光

時刻は13時半。
さ!残りの時間で少し白虎隊関連の史跡回るかな。

鶴ヶ城は数年前の大雪の時期にいったし。
白虎隊関連はむか〜〜し中学生か?行ったきり。

まず白虎隊の資料館をよく見てから、飯盛山へ

ここをずっと登っていく
すると鳥居があって、こんな場所が。池ではマガモが泳いでた

ここに看板があって読んでみると、
なにやら白虎隊の進軍経路と、退却経路の説明だった。

白虎隊の最期↓

新政府軍が会津城下に迫った慶応4(1868)年8月22日。滝沢本陣へ向かった松平容保は、ついに少年部隊の白虎隊士中二番隊を戸ノ口原の前線へ送った。雨は激しく空腹の中、隊長とはぐれてしまった一行は、翌朝、篠田儀三郎が指揮を執ってさらに前進したが、敵の砲撃を受けた。城へ戻ることを考えた白虎隊は、飯盛山に続く洞門を抜け、山頂へ向かった。すでに体力も限界の中、城下に燃え広がる砲煙を見て話し合った結果、最期は会津武士らしくと自刃した。

「まっぷる」https://www.mapple.net/article/72357/

看板撮ってなくて一字一句覚えてないけど、これ見て思い出した。
この文章にある、「飯盛山に続く洞門を抜け、…」
は、この境内にある池(戸ノ口堰)が使われてて、人工的に掘って、退却抜け道としたらしい。

詳細はこちら 詳しく進軍から最期の時まで書かれてます。

そして衝撃を覚える。
激戦の一つだった戸ノ口原へ進軍した経路って、、

私があのウネウネ山道に入る前に、一旦間違えて直進した、あの辺!!
少し直進した所に山林に入る所があって…

実際激戦の地へ進軍した経路の、すぐ近くを走ってたのか…そうか…
画像を見返し、感慨に浸る。

ちなみに戸ノ口原古戦場跡にいくと、慰霊碑などあるそうな。
この辺りの感慨は長くなるので割愛。

さざえ堂もチラ見して
飯盛山へ登ります
看板が指す先、小さく鶴ヶ城が確認できる

白虎隊士が眠るお墓へ

ひとりひとりの墓石と名前を眺め、合掌し、一礼。

この歳になるまで色々歴史を学び、色々なことを体験・経験したからこそ、
初めて来た時の時分とはかなり受ける印象が変わった

ただただ、静かに、穏やかに、安らかに。

いつか。戸ノ口原古戦場など、進軍から退却までの足跡をたどりたいなぁ。

余談ですが、
ひーひーばあちゃんの兄弟の子供が彰義隊の一人でして。
上野戦争からは生き残ったんだけど、その帰り道?逃亡中?、偶然土手で奥さんと出会えたらしい。
(国立国会デジタル図書館で調べたら、彰義隊史にその名前が載ってました。
どうやら彰義隊に入ったのはその子供一人だけかと思ったら兄弟がいて。
二人して彰義隊に入ってて、片方がなんか騒動おこしたらしい(笑)

そんな背景があるので、白虎隊に関してもなんかのめり込んでしまうんです。

時刻は15時。
もうそろそろ帰るか〜と、ひたすら東北道を走り、帰路につきました。

またの!!!


終わりに

なが〜い桜撮影日記でした(笑)
途中から石仏めぐりにもなってるし(笑)

ただなんとなく、今年は福島へまた桜撮りにいこ!ってノリだったけど、いざ行ってみると、2016年とは違う感慨を持って帰ってきた。


山間部に自生してる桜、

村や町、集落の人たちが、室町や江戸時代に疫病退散の願いを込めて建てたお堂や、
巳待供養塔、薬師堂や観音様、馬頭観音、庚申塚など石仏の側に植えた桜、

人一人育てるのが大変だった時代。安産祈願、すこやかな子の成長を願って植えた桜、

地元の人にずっと信仰されてる神社や、大きい古寺に植えられた桜、

天保・寛永・安政に建てられた無縁仏のそばに咲く桜、

時計も暦もない時代。太陽が昇れば1日が始まり、沈むと夕食の時間。
太陽以外に普遍的なものの一つ、その時期になったら必ず咲く、桜の木。
桜が咲けば春がくる。
開花の号令がかかれば、本格的な野良仕事が始まり、畑に種を蒔く。
生活のお隣さん的存在の桜、

供養だったり願いだったり。
いろんな想いが、その桜がある景色に存在している。

その見事に咲き誇る桜を見て、当時の人は癒されたり元気をもらってたのかなぁ。

もう風化して銘文がさっぱり見えないけど、確かに何百年も前、自分が生きてる世界線と同軸に、あったんだよなぁ。

集落や村を走ってて、集落をさらに細分化した名前の看板が多くあったのね。(ほか峠名・川名など)

字名・小字名だけど、どれも気になる名前がいくつもあって。
由来はなんだろうと妄想しながら走るのも楽しかった。
(もちろん桜の名前もその字名から来てる)

どこだったか、大きい顕彰碑があってなんじゃろと読んでみたら、
その土地の世話人を讃える内容で。

結構あちらこちらでその名前を見たのよ。
すんごいその地域を生涯かけて尽力した人だったんだなぁと。
(二人くらいそんな顕彰碑があったかな)

いや〜〜興味深い。面白い。民俗史はいいなぁ。
念仏おどりもそうだけど、もっと掘り下げれば風習や民間信仰も面白そう。

行く前までは、桜撮る以外にこんな収穫があるとは想像もしなかった。
とても充実した実りある旅でした。

また随分と長くなりました。
撮影旅1件に対し、1件のnoteにしたかったので。ご容赦!!

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