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子供の多言語環境に関して、我が家がラッキーだったこと

またまたツイッターからのネタなんですが、野本さんのこんなツイートを見つけました。

我が家の11歳は、お陰さまで順調にバイリンガル(日蘭)に育っています。イギリスで6歳まで育ったので、英語も一応話せます。けれど11歳相応の英語力があるかどうかは不明なので、一応バイリンガルとさせてください(旅行会話くらいなら英語で問題なくこなしています)。

日本語の表現とかでも少し覚え間違っているものもあるのですが、ほぼ年齢相応の日本語力と言えるのではないかと思います。もちろん語学が苦手ではないという彼女の資質もあるのですが、いくつかのラッキーな要因があったことは否めません。今回は、そのいくつかの「ラッキー」について書いてみたいと思います。

【ラッキーその1】家族の会話が日本語だった
夫も私も母国語は日本語。なので必然的に、家族での会話は日本語になります。イギリスに住んでいた頃の娘は、保育園や小学校で話す英語のほうが得のようでした。時々は夫(アメリカからの帰国子女で英語で仕事をしている)と英語で話している場面もあったのですが、私がその都度注意して、日本語で話すように促しました。

【ラッキーその2】オランダに引っ越した
イギリスで英語環境だった時、娘は「私が英語話しても、パパもママも理解してくれる」という甘えが若干あったように思います。けれどオランダに引っ越して、彼女の学校での生活言語であるオランダ語が両親に通じなくなってしまったんですね。そこで彼女も、両親には徹底的に日本語で話さなくてはいけないという自覚が芽生えたようです。

【ラッキーその3】日本の小説や漫画が大好き
読ませる漫画は選びますけど、日本のコンテンツを楽しんでいます。特に「ねこねこ日本史」という漫画にハマってからは歴女になり、日本史にも精通するようになりました。推しは新撰組の沖田総司です。

【ラッキーその4】日本の家族がスカイプに付き合ってくれる
私や夫の実家の両親が、娘とのスカイプ会話につきあってくれるんです。些細なことではありますが、我々夫婦以外に定期的に日本語で話す相手がいるということは大きいと思います。

【ラッキーその5】オランダに公文式教室があった
正確に言うと、「日本人の先生が運営する公文式教室」です。イギリス時代も住んでいる街にKUMONあったんですが、イギリス人教師運営だったんですよね。だから日本の「国語」がなくて。でもここオランダでは国語が学べるんです。これは、本当にラッキー of ラッキーでした。
驚いたことに、公文の国語を始めたら、オランダの小学校での「読解」(もちろんオランダ語)の成績もあがったんですよね。これは嬉しいおまけです。
現在、公文式を始めてから2年半。国語は中学2年生レベルになりました。

【ラッキーその6】年齢が近い日本人の友達ができた
イギリスの頃は、周囲の日本人子女は年上の男の子が多かったんですよね。けれどオランダで、ひとつ年上の日本人の女の子仲良くなれました。それほど近所じゃないので頻繁には遊べないのですが、定期的な交流が刺激になっているようです。

他にもあるような気がするんですけれど、とりあえずいま思いつくのはこれくらいです。他にも思いついたら追記しますね。

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(Kindle版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間
(紙版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間

レギュラーで書いている主な執筆媒体のご紹介です。
ぜひ読んでみてください♪

「イエモネ」(NEW!)
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「現代ビジネス」(不定期掲載)
http://gendai.ismedia.jp/list/author/naokokurata

「Glolea!」(プロフィール&執筆記事一覧)
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「未来住まい方会議」(執筆記事一覧)
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