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ガザ攻撃に関する娘との会話

ガザのニュースを見ているとき、娘(もうすぐ15歳)に

「ママは、パレスチナとイスラエルの争いはどうやったら止められると思う?」

という壮大な質問をされました。
数千年の禍根をもつ問いに面喰いつつも、

「戦争ではなく、とりあえずは二者に利害関係を持たない第三者が仲介して話し合うのが理想」

と答えました。
そこからは「じゃあ誰が仲介者として適任か」という話に。
本来なら国連が調停役になるのが理想なんだろうけど、正直近年は国連のプレゼンスは弱まっている気がすると私が問題提起。

「ならば、国教がイスラム教でもユダヤ教でもない国」
「歴史的経緯から、イギリスとフランスは向かない」
「国内でユダヤ人の影響力が大きくない国」
「アメリカはだめだね」

とここまできて娘が「じゃあ日本?」と顔を輝かせながら言いました。
でも日本のバックにはアメリカが居るから、きっと無理。そしてそんな仕切りをやれる人材が思い浮かばないんですよね。
私と娘の結論は「中国かな」ということになりました。
日本が数十年前にどこかで違う進路をとっていたら、日本が国際社会でその役割を担えていたかもしれませんけど。
そして娘がこんな議論をもちかけてくるようになったので、私も気が抜けません。成長が嬉しくもあり、どんな問題提起が来るかひやひやでもあり。

そしてここまでの流れを別のSNSに投稿したら、

僕が15歳の女の子に「パレスチナとイスラエルの争いはどうやったら止められると思う?」と問われたら。 かなり辛い……。「もう誰にも止められないよ」とは言いたくないが。 何を言っても、大人の言い訳になってしまいそうだ。

という返信をいただきました。
私は別に、その回答でもいいと思います。サンデル教授の白熱教室と同じで、正解はないんじゃないですかね。
話し合うことに意義があるのかなと。
仮に「もう誰にも止められないよ」と誰かが言ったら、「じゃあもっと状況をマシにする方法は?」みたいに問い直したり。

これからも娘と一緒に、いろいろな話をしてみたいと思います。

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