感情はコントロールできる!それも比較的簡単に。まずはこころの仕組みを知ろう!【メンタルヘルスノート#2】
前回、 メンタルヘルス = こころの健康 = 持続的な幸福の実現
というお話をしました。
さあ、ここから、こころの旅(心理学)が始まりますよ!
ウキウキ!ワクワク!
こころがある場所は胸?脳?
では、早速質問です!
😃「心はどこにあるのでしょうか?」
なんとなく胸のあたりとか、心臓と答える人は多いと思います。
こころの象徴であるハートのマーク❤も心臓を意味していますよね。
しかし、こころは脳にあります。
(まぁ、カラオケでライオンハートを歌いながら頭に手を当てている人がいたら変ですけどね。そこは、胸に手を当てて歌ってほしいです。)
思考する脳と感情を司る脳、これが、こころです。
(スピリチュアルの話になると、ちょっと違ってきますが、ここはあくまでも、心理学のお話です。)
なぜ、こころは胸にあると感じるのかは、脳の指令のメカニズムに関係があります。
人は、感情がたかぶったり危険を感じたりすると心拍数が上がり呼吸が乱れます。ちょうど、心臓と肺の位置、ここにわかりやすい変化が生じます。
こころが動くと起こる、体の変化
心が脳にあることは先ほどお話ししましたね。
脳は興奮すると、電気が走ったり、脳内物質が分泌されたりと大活躍しているのですが、脳の部分ではこの大活躍を感じることはできません。さらに、興奮した脳は、身体の様々な場所に臨戦体制をとるように指示を出します。
つらいことがあって、胸が苦しくなる。
怒りが爆発して、心臓がバクバクする。
スポーツ観戦で、胸が高ぶる。(熱くなる)
やっぱり、胸のあたりで変化がおこっていますよね。
感情と連動して、しっかり反応していると感じられるのは、心臓や呼吸(肺)です。
他にも、瞳孔の拡大とか、血圧上昇とかありますが、なかなか、それを感じるのは難しいです。
ですからこころの場所は、胸、心臓のあたりと感じるのは当然なのです。
こころを正しく理解しよう
実は、こころは脳にあると認識すると、とても良い事があります。
それは、感情のコントロールが可能になるということです。
感情はある程度、意識すると自分でコントロールが出来るようになります。
アンガーコントロールという怒りをコントロールする方法があるのですが、これは、脳の仕組みを理解して、いくつかの方法で怒りの爆発を回避し、上手く怒りを出したり、手放したりする手法です。
多少の訓練は必要ですが、案外簡単に脳を(感情を)コントロールできるようになります。
これが成功するかしないかは、まず、こころは脳なのだと理解することが大切です。
こころである脳をきちんと意識する事。ここが心理学のスタートでもあります。割と誤作動しやすい脳のしくみを理解し、脳が及ぼす身体のメカニズムを知ることで、初めてコントロールが可能になります。
こころは変えることができる!
心理学は、こころと行動の学問です。ということは、脳と行動の学問でもあります。
『こころ』って言ってしまうとなんとなく、変えたり、制御したりするのは難しく困難な印象ってありませんか? 自分ではどうにもならない。コントロールなんてできない。降って湧いてくるようなもの…。そんなイメージ。
でも、脳(思考)と考えると、案外コントロールできそうな気がしませんか?
学びとか考え方で、変えられそうな感じはありませんか?
脳の構造や特性をしっかり理解して、こころの問題にとりかかれば、変えたければどんどん変えていくことができるのです。
(深層心理で、変えたくないと思っていると、変わりませんが…。これは、またの機会に。)
難しい話しではないですよ。
ウキウキ、ワクワクするだけで、実は身体全体を良好な状態にしていく事ができるのです。
えーっっ! うそでしょ! という声が聞こえましたが。
では次回、脳というこころのメカニズムについて一緒に学びましょう。
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