あの時

人生の中で一番忙しかった。「こんなに人生って忙しいんだ」って
思ってた。子供の習い事のお手伝いとか送迎とか、ママ達と冊子を
発行したり、ヨガにはまったり、お迎えの時間を気にしつつ、
仕事もして、家事と育児もあったから。

1つ気づいてた事は、幼稚園ママたちは結構遊んでた。
保育園ママたちは忙し過ぎて遊んでいなかった。

私は、2人目は延長保育のある幼稚園に入れていた。
周りのママたちが「マッチョなホストが!!」とか
「超カワイイ男がいる!」って店に何度か誘ってくれた。

でも、私は、そんな事には興味がなかった。自分磨きと
キレイな女の人を見るのは好きだけど、男は別に…って思ってた。

男なんて探してなかった。そんな余裕無いし。必要性も感じない。

でも、気になる男は「世界レベルの人だね」なんて考えてた。図々しい。
ヨガの有名な講師とか。国際会議に出るような教授とか。

彼を、そこまでスゴイ人だとは思ってなかったから、興味が無かった。
「リストラ」がどうのって話も小耳に挟んでたし。

でも、忙しい時にチャンス(?)は来るのかも。

忙し過ぎて「ホント時間無いんで」って断っても、彼は何度も
誘ってくれた。

ホントに時間も余裕も興味も無かったんだけど。

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