見出し画像

株式会社ツリーベル 社内教育へのこだわり~ごきげん場を目指して~

みなさん、こんにちは!
人事部 教育担当の”ひか”です!

ツリーベルでは、近年社員への教育体制を整えようと奮闘しています。
本日は、そんな弊社の社内教育へのこだわりについて、
具体的な取り組み事例とともにご紹介します。

1.   なぜ社内教育に力を入れはじめたのか

■関わる全てにとっての”ごきげん場®︎”を目指す
ごきげん場®︎とは、当社が掲げている快適な職場環境活性化のことです。
社員・顧客・会社・社会という関わる全てのステークホルダーにとって
ごきげんな職場作りを目指しています。
そのためには、まず”社員がごきげん”であることが大前提だと
思っています。

社員にごきげんになってもらうための一つの方法として、
社員の”ジョブ・クラフティング”を促進していきたいと考えています。

ジョブ・クラフティングとは、従業員一人ひとりが仕事に対する認知や
行動を自ら主体的に修正していくことで、退屈な作業や“やらされ感”のある
仕事を“やりがいのあるもの”へと変容させる手法(※1)のことです。

コロナ禍の影響を受け、多くの現場でリモートワークが
取り入れられました。

“働き方改革”としてリモートワークを取り入れたことは、
社員の安全確保はもちろん、残業削減、生産性の向上などの
さまざまな恩恵をもたらしていると感じます。

一方で、社員が自社であるツリーベルから”孤立”してしまう時間も
増えています。

チャットツールの普及により、気軽に連絡が取れる便利さと引き換えに、
顔の見えないコミュニケーションが多くなりました。
WEB会議が当たり前になることで、会議の生産性向上と引き換えに、
ちょっとした雑談や気遣いをし合える機会が減りました。

そんな孤立した環境に対応しながら自分の力を発揮していくためには、
この”ジョブ・クラフティング”の考え方が重要であると考えています。

まとめると、
一人一人がジョブ・クラフティングしながら行動できるよう
社内教育を通して支援することで、関わる全てにとっての
”ごきげん場®︎”を目指すという会社visionを実現していきたい、

それが教育にこだわる理由です。

 

2.   新入社員・若手社員研修


■新入社員・若手社員の役割
特に、新卒で入社した若手社員に対する教育には最も力を入れています。

ツリーベルは受託開発も請け負っていますが、
お客様となる企業様のもとで勤務する社員も多くいます。
社員であるエンジニアの皆さんは、技術職としてプロジェクト経験を
積んだり資格を取得したりと専門スキルを高めていく必要があります。

とはいえ、専門スキルだけを高めていけば良いわけではありません。

経済産業省では、「人生100年時代」に求められるスキルを
コンピュータのソフトウェアに例えて、この図(※2)のように示しています。

OSとは、コンピュータの動作に必要な下地、ここでは社会人としての
基礎スキルやマインドを意味します。
アプリとは、特定の目的に特化した機能、すなわち職業の専門スキルを
指します。
教育と言っても一括りではなく、この「OS」と「アプリ」を
それぞれ磨いていくことで、社員一人ひとりの職業人生を
より充実したものにするサポート体制が必要です。

こうした背景から、特に社会人人生を歩き始めた若手社員には
ITエンジニアとしての専門スキルだけでなく、社会人基礎力、
キャリア意識、マインドといった社会人としての”OS”となる基盤能力を
高めてもらいたいと考えています。

これにより、これからどの現場、どのプロジェクトに入っても
活躍できる人材に成長してもらうことを目指しています。

 ■事例
この役割を果たすために取り組んでいる具体的な事例をご紹介します。

 <2022年度 新入社員研修>2022年3月末〜
・導入研修
 入社手続き等の社内ルール、自己理解研修、セキュリティ研修、
 ライフプラン研修等、入社時点に知っておいて欲しいことを
 4日程度かけて取り上げます。

・職種別基礎研修
 配属職種別に分かれ、外部研修を受講してもらいます。
 今年は、開発Java系エンジニア、開発C言語系エンジニア、
 インフラ系エンジニア、営業に分かれて実施しました。
 職種別の専門知識やスキルはもちろんのこと、ビジネスマナーや
 報連相の仕方といった社会人としての基礎を習慣化してもらう
 カリキュラムにしています。

 ・各プロジェクト配属
 早い人では6月から業務配属となりますが、配属部門によっては
 7月末頃まで引き続き研修を行います。

 <2022年度 新人定例会>2022年10月〜2023年4月
全国の1年目社員が毎月1回1時間、オンライン上で集まり、
新人自ら定例会を運営します。
そこでは、社会人基礎力を高めるための方法について学びます。
配属後に同期同士でコミュニケーションが取れる貴重な機会にも
なっています。

 <2022年度 2・3年目研修>2022年10月〜2023年5月
全国の2・3年目社員が2ヶ月に1回8時間、オンライン上または
東京会場に集まり、外部講師による研修を受講します。

2・3年目ともなると、責任のある業務を任されたり、
役職に就くメンバーもおります。
また、良くも悪くも今の働き方に慣れ始める時期でもあります。
そんなときだからこそ、自分自身のこれまでを振り返り、
今後どんな環境に置かれても社会人として自律的に成長できる人材になる
ための思考法を学ぶ機会を作っています。


3.   管理職研修

■管理職研修の役割
管理職は「人を介して仕事をする(成果を出す)」ことが
求められると思います。
ただ、一般的に新任者は個人(プレイヤー)としての成績を
評価される傾向があります。
ツリーベルとしても人事評価制度を導入し、一定の評価基準を
定めてはいますが、管理職になる前に管理職としての力を高める
というのは、限界があります。
新たな役割の下に『目標達成』と『人材育成』の両立を実現するためには、
新たに人材マネジメントの原則を学び、体得することが必要です。

言い換えると『事業実現するチーム理念』と『個人実現するチーム理念』の
2つを内包する “デュアルOS的「ごきげん場Ⓡ」”という理念を
マネジメントに活かすことを学び、人と組織の力を最大限に活かせる人材を
育成することが管理職研修の役割です。

今後は、今年の施策をもとにブラッシュアップしながら、
新任管理職の必須習得カリキュラムとして毎年実施していく予定です。

 ■事例
管理職研修についても、簡単に事例をご紹介します。

<2022年度管理職研修 ※企画中>2023年1月〜2023年7月
全国の新任管理職が2ヶ月に1回8時間、
オンライン上または東京会場に集まり、外部研修を受講します。

一般的に管理職として求められるマネジメントスキルは
どういったものなのか、外部の講師に教わることで
管理職の役割について理解を深めます。

また、新しく管理職になるメンバー同士で考えや価値観を共有し
フィードバックし合うことで、自分の管理職としてのビジョンを
より明確にしていきます。
これにより、チームメンバーの内発的動機を生み出し、一人一人の力を
活かしていくことができるリーダーの育成を目指しています。

ここまで、当社の社内教育へのこだわりと事例を
ご紹介させてもらいましたがいかがでしたでしょうか。

本日お話ししたものは、全国規模で実施している研修の一例です。
これ以外にも未経験者向け研修や部門内での技術研修、資格取得支援等、
様々な社内教育の取り組みを実施していますので、
よろしければ過去の記事もご覧ください。
また、今後もnoteにてご紹介していければと思いますのでご期待ください!
*株式会社ツリーベルIT業界未経験の方向け研修


 4.   さいごに…

ここ数年、教育担当として仕事をする中で気づいたことが2つあります。

1つ目は、教育内容・カリキュラムを常にブラッシュアップしていく
必要性
です。

市場や働く環境は常に変化しています。
また、毎年研修を受ける社員は”人”ですから、
受講者側にも様々な変化や成長があるでしょう。

そのため、過去実施して効果的だった研修内容だとしても、
今年のメンバーにも同じように効果があるとは限りません。
今、このメンバーに必要なことは何かを考えていくことが
大切だと感じています。

2つ目は、社員一人ひとりが自分の経験や思いを言語化し、
伝え合える場所を作ることの大切さ
です。

当社のエンジニアは、真面目な方が多いです。
それぞれが自分の役割を全うすべく、活躍してくれています。
また、様々な現場で活躍しているエンジニアですが、
その上司や営業担当は定期的にコミュニケーションが取れるよう
日々工夫をしながらフォローをしてくれています。

一方で、同じ目線に立って共感し合える場というのは少ないと思います。

「仕事で経験した嬉しいこと、大変なこと、困っていること」等を
言語化することで、自分の経験や思いを整理することができます。
また、それを誰かに自分の言葉で共有し合うことで、
お互いを共感し合い孤立感を解消することに繋がるでしょう。

知識や技術を磨く研修は、沢山の企業で実施していますし、
研修のプロもたくさんいます。

しかし、自分の思いを吐露合える場所づくりは、
自社であるツリーベルの仲間同士だからできることだと思います。

そして社員にとっての「ごきげん場®」を、教育という側面から考え、
これからもその場を創っていくことが、私たち人事部の使命でもあると
感じています。

常に変化し続ける環境に対応しながら、働き続けてくれている社員の皆さん
をフォローしていくために、”会社”としてできることはなんだろうか…
この自問自答はまだまだ続いていきそうです。

END


<注記>
(※1) ジョブ・クラフティングとは(『日本の人事部』)


(※2)「人生100年時代に求められるスキル」
経済産業省

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【会社採用サイトのご案内】
よりツリーベルについて知りたいと思ってくださった方は
ぜひこちらもご覧ください。

【WEB説明会のご案内】
当社では新卒・中途それぞれにおいて、定期的にWEB会社説明会を
開催しております。
説明会は事前予約制で、オンラインでの参加が可能な場合は
どなたでもご参加いただけます。
以下のサイトからご応募いただけますので、少しでもご興味あれば
是非ご参加ください。
<新卒向け説明会>
https://www.treebell.co.jp/recruit/seminar/new-grad/

<中途採用者向け説明会>https://www.treebell.co.jp/recruit/seminar/intermediate/

また、その他にも、当社では毎週水曜日19時、
ZOOMでのウェブセミナー方式での業界説明会も行っています。
こちらは応募や予約不要で、お時間になりましたらどなたでも気軽に
参加できます。
簡単にですが、IT業界とはどのような業界なのか、代表的な職種の説明、
今後求められるスキルや学習方法などをご紹介させていただいています。
以下のURLよりどなたでもご参加いただけますので、こちらもお気軽に
ご参加ください。

<中途採用者向け IT業界 カジュアル説明会>https://us02web.zoom.us/j/86335281930

最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?