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#妄ツイ
夏、余り、嘘、ほんと.7
『んじゃっ!
病院着いたし!ここでばぁーいばぁーい!』
「えぇ?ついてきてよ〜、さ〜び〜し〜〜」
『やーだねっ!』
『ほれ、さっさといって頭の検査してきな!』
『もしかしたら
"幼馴染に告白できない病"で入院かもね〜?』
「はぁ?うーわ!そういうこと言っちゃう!?」
「あんたなんて、ちょーっと顔さえ良ければ
"誰にでも好き好き〜言う病"のくせに!」
『はぁい、そんな病気ありませ〜ん!
夏、余り、嘘、ほんと.6
「...先生。
俺って実際あとどれくらいなんですかね。」
『......。ん?どうかした?』
『せっかく外出許可も出したのに、随分早く帰ってきたと思ったらそんなこと聞くなんて。』
「あっ...あー、いや。
ちょっとだけ...今ふと気になっただけです。」
「...何となく
俺っていつまで生きてられるんだろ...って。」
『...そう。』
『......そうね。』
『医者として、そういう
夏、余り、嘘、ほんと.5
「.......よっ!久しぶり。飛鳥。」
『っ......。...ん。久しぶり、○○。』
「......」
『......』
「...あ、あっ!い、一応、病院からの外出許可取れたんだけどさ?これからどっか行く?」
「こんなんでも、状態良好ばっちしだし!」
「あ、っていっても、まぁ4時半までには?
病院に戻ってこないといけなんだけど...。」
『......いい。』
『外に出て、もし
夏、余り、嘘、ほんと.4
〈おはよう!みんな久しぶりー。〉
〈ちょっと早いけど、
集会あるから先にホームルームやるよー?〉
〈じゃ、夏休み明け最初の出席とりまーす。〉
〈岩瀬 祐希さん・・・
「はい。」
・・・
・・・
・・・
・・・与田 いまり君〉
「はーい。」
〈よし!さっすが!私のクラス!〉
〈夏休み明け初日全員無遅刻無欠席!〉
「え?」
「ちょっと麻衣先生!」
〈ん!?どうしたの、菅原く
夏、余り、嘘、ほんと.3
「ごめん、飛鳥。」
「.........俺たちさ、別れよう。」
『......私の事、嫌いになったんだ。』
「それは違う。」
『っ...じゃあ!なんでそんな嘘つくわけ?』
「だから、嘘じゃ...」
『嘘じゃん!だって目の前にいるあんたが?
余命半年?そんなわけないでしょ!』
『そんな変な嘘ついてまで私と別れたいなら、はっきり言えばいいじゃん!』
『私のことが嫌いになったって!』
夏、余り、嘘、ほんと.2
「はぁ...」
『なーにため息ついてんの?』
「わっ......なんだ美月か...」
『おはよ!○○ 』
「おはよう。」
「...はは、相変わらず...元気だな。」
『うん!まぁーそりゃあねぇー?』
『てか、逆に○○は元気なさそーじゃん。
なんかあった?まさか飛鳥さんと...別れた?』
「...にやにやして言うことかよ、それ。」
「でもまぁ...そんなとこ。」
『え!まじぃ!?
夏、余り、嘘、ほんと.1
「ごめん。待った?」
『ん。当たり前でしょ。
自分から呼び出しといて来んのが遅すぎ。』
『罰として、あとで飲み物奢りだからな。』
「えぇ?まじ?」
「んまぁ...でも、飲み物くらいなら」
『じゃあ、コンビニでアイスもよろしく。』
「...ちょいまち、
俺、そんなに学校に金持ってきてな...」
『ふーん?こんな暑っつい中。○○に呼び出されたから、屋上で待っててあげたんですけど?』
「