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★キャンピングカー生活まであと137日★「物欲」

前回の記事で器について書いて連想したもの。

"暮らし"の中でモノを買うことが少なくなったなぁ。ということに気づきました。
それは来年からのキャンピングカー生活に向けて「できるだけモノを減らしていこう」というスタンスがあるから。

だけど、キャンピングカー生活を決める前の私は、ひたすらモノを買う人でした。物欲…というか収集癖が結構あったと思う。

アニメやゲームが好きだった高校時代は大阪の秋葉原、日本橋に繰り出してはキーホルダーやクリアファイル、ライトノベルや小説などたくさん買ってましたし、大学時代は坂道アイドルにハマってポスターや写真集とかたくさん買ってた。同時にファッションを楽しむことにハマって、自分の好きなデザインだけでなく流行の服も調べて毎シーズン、ネットで新しい服をポチポチ頼みまくってた。

今思い返すと、結構な額をサブカルチャーに収めていたのだと思います(笑)

社会人になって一人暮らしが始まると家具や家電、雑貨を全部こだわって、暮らしの環境を良くするために色々と買いに出かけてましたね。
(もう使ってないモノも結構ある...。)

だけどここ最近の私は考え方が180度変わった。
「買わなくて済むものは買わなくていい」が今のスタンスになっている。
(これは"暮らし"の話。旅先での思い出にモノを買うことは今でも多い。)

家具家電に関しては、もう買うべきものは全て買った、ということが大きい。

ファッションに関してはここ最近全く買っていない。えらい。
正直、我慢しているんだろう。
だけど苦ではない。それは来年からの生活の方が大事だと思っているから。

私の特性上「未来に向かって生きている感」が原動力になる。
この特性もキャンピングカー生活に憧れたところから気づき始めたこと。
ゴールの旗を立てると、やはり人間、頑張れるのです。

だから今この瞬間ほしいと思った時に、ふと脳裏に未来のことが過ぎる。
今の私は本能と理性のバランスが良い。
「基本的には本能・直感に従え」を理性を用いながら判断できている。

お金は無限じゃない。だけど自分の欲望は無限。だから葛藤が生まれる。

「目の前のモノを買ったら、どれだけ可能性が広がるだろう?」と考える。
それを買うことが自分の本能を刺激する投資になり得るか。
未知の体験をもたらしてくれるか。
買って終わり、にならないか。瞬間の満足だけの消費的な購買にならないか。

そういった観点でモノを買うようになった。

「それ、買う必要ある?」
この理性的な問いを、自分の本能的な部分に問いかける。

無意識的にモノを通して自分の可能性に期待しているのだ。
これは多分、誰でもそうなんだろうと思う。

「この服を着れば気になるあの人の気を引けるかもしれない」
「このグッズがあれば次のライブはもっと楽しめるかもしれない」
「このタンスがあれば今より整理できるかもしれない」

人はモノを買う時に、買った後の未来を想像する。
しかし、それはあくまで何かしらの行動を伴わせなければ実現しない。

服を着るだけでなく、あの人の目に触れるための努力が必要。
グッズを買うだけでなく、自分が楽しむ準備が必要。
家具を買うだけでなく、活用するために自分で整理整頓する習慣が必要。

モノもそこにあるだけなら、ただのガラクタに過ぎない。
人の手に渡って、活用できてこそ初めて意味を成す。
(パブリックアートやランドマークなど人の手に渡らないモノは別)

逆に言えば、自分が使いこなせる自信がないものを買うことがない。
一眼レフを買ったとて、結局普段はスマホで写真を撮るだろう。
コーヒーメーカーを買ったとて、結局まちのカフェに行ってしまう。
入浴剤を買ったとて、普段家で湯船に浸かることは少ない。

買うモノを限定することで生まれた副産物がある。
それが物持ちの良さ、と間接的消費の減少だ。

服を買わなくなったことで、結構前に買った服でも現役で着続けられる。
服を買わなくなったことで、そのファッションに合う小物を買わなくて済む。
服を買わなくなったことで、服を収納する衣装ケースやラックを買わなくて済む。

これは個人的にとても良い傾向。
経済的な節約はもちろん、家のスペースも確保することができるし、お気に入りの服だけが残っていくので愛着が増していく。

ミニマリストの境地まで私が到達できるかは未だ分からないけど、ミニマリストになればなるほど、副産物が色々と発見できるような気がする。

モノに溢れる現代生活で、あえて身の回りのモノを減らすことは「自分にとって本当に大事なモノ」や「自分が大事にしている価値観」などに気づくきっかけにもなると思う。

そうそう、断捨離も得意になった。
判断能力の成長かもしれない。

よし、部屋の整理をしてこよう。

<<<あと137日>>>
一寸のモノにも五分の魂



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