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ヴィンテージのある暮らし Vol.2 ヴィンテージティーカップ

このコラムシリーズは、ロンドンのアンティークマーケットでヴィンテージアイテムを販売している私が普段生活の中で使っているヴィンテージたちをご紹介しています。

前回は私が持ってるヴィンテージアイテムでたくさん持ってるもの、ということでアンティークボトルたちをご紹介しましたが、


それと同じくらい私が持ってるヴィンテージの中でもたくさんあるもの、それは、ヴィンテージのティーカップたちです。

お気に入りだけ並べて飾ってるけど…これだけではすまない…

毎日のティータイムは、このコレクションたちから今日の気分でカップとお茶を選び、お気に入りのヴィンテージティーポットで淹れたお茶を注いで、ゆっくりと時間をかけてお茶とお菓子を楽しむのが日課です❤︎

…なんてするわけがない笑

家でのお茶は、特大マグカップにティーバッグをポーンと投げ入れ、お湯をジャーっと注いでガブガブ飲む、いわゆるビルダーズティー。カップでちまちま飲むなんて毎日やってられません笑。

ではいつ使うのかと言われたら。大体週末に1回使うか使わないかという感じでしょうか。週末にはカフェ巡りをすることがよくありますが、カフェに行かない日などはケーキを買って帰ろうか、とか何かお持ち帰りでいい感じのお菓子がある時に使います。カフェ巡りは私の大好きなことの一つですが、家でもかわいい食器で美味しいお菓子を楽しみたい! いわゆるお家カフェを楽しむ時に使います。

特にステキなケーキがある時は、それに見合った食器を使いたくなります。

週1回使うか使わないかなのに私のティーカップコレクションは大量も大量。相方から白い目で見られております。

自重して決めた限界のスペース。ここに置けない分は持たないようにしてます。

私の母もウェッジウッドのステキなティーセットを持っていました。が、一度も使っているところを見たことがありません。笑 これは来賓用!と言っていましたが、お客自体全く来ないし、親戚が訪ねてきたとしても普通のマグカップでお茶出すしで、せっかくのティーセットもったいな〜と常に思っていました。私の家にもお客が来ることはほぼなくて笑、1回か2回、友達が来た時にそれこそガーリーなティーパーティー風にティーカップを出してお茶しましたが、本当にそれきりですね。でも食器は使ってなんぼ、と思ってるので、自分の気分を上げるために使います。

いや、そんなにいらないでしょうと言えば確かにそう。これはもう完全にコレクションです。かわいい絵柄、かわいいカップを見てしまったらもう買わずにはいられない! しかもヴィンテージ! これを逃したらもう会う機会はないかも⁉︎ と思ったら最後。これでも最近は自重して、かわいい絵柄&変わった形のカップのみ買っていい、というルールを作りました。めちゃくちゃ珍しかったり、普通の形でも絵柄がめちゃくちゃかわいい、などもちろん例外も作っちゃうんですけれども。仕事でも仕入れてるのでかわいかったらとりあえず買って商品にする、なんて言い訳も作れちゃいますが…。

不思議なのは私、日本にいた頃は全く興味なかったんですよね。「不思議の国のアリス」が大好きなので、ティーパーティーのシーンに憧れはありましたし、紅茶は大好きですが、マグで十分だし、買っても1セットあればいいな、ぐらいの気持ちでした。ましてや、私のコレクションに今大量にあるガーリーな花柄カップなんてもってのほか。そんな乙女な柄よりは、北欧系やモードなシンプルなスタイルが好きでした。ちなみに今もインテリアは乙女な感じではございません。でもティーカップはそういうのを買っちゃうんですよね。なぜなのか?

これはイギリスで出会ったカフェが大きいと思います。イギリスのティールームやカフェには、ヴィンテージティーカップを使ったカフェがいくつかありまして、これがまた素晴らしくかわいいんです。こういうと皆さん、アンティークでガーリーなラブリーイングリッシュティールームを想像するかもしれませんが、そうではないんです。(もちろんトラディショナルで古風なティールームでヴィンテージ食器を使ってるとこもあります。)私が好きなのは、かなりモダンポップ、もしくはナチュラルシンプルなインテリアにヴィンテージ食器を使っているところ。このギャップが好きなのです。

今はなきカフェ、Drink, Shop & Do。大好きだったなあ〜。

こちらが私が大好きだったカフェ。

スタイルも全部バラバラ、カップとソーサーを
わざとバラバラにしてるのもかわいかった。

こういうポップでモダンなところで食器は全部ヴィンテージ(しかも全て購入可能だった!)というところにしびれました。イギリスに来てからというもの、落ち着いた色味が好きだったのに俄然カラフルが好みになったのもあり、こういうモダンポップxヴィンテージやアンティークというのが私のスタイルになっています。インテリアや服もこういう現在のものと古いものを組み合わせるのが好みです。特に、シンプルなインテリアにガーリーなものがぽつんぽつんとあるのが好き。

どれか一つだけ残していい、と言われたら迷わずこれ。
そこはシンプルなものになってしまう。
そしてこれはイギリスヴィンテージではなく、フランスもの。笑 
イギリスじゃないんかーいって突っ込まれそうですが。
でもこれはフランスでは見つけられず、イギリスで発見して、即買い。
このフレンチのトリコロールカラーのバスク柄が大好き。
王道の花柄は、キリがないので
「デザインがかわいい&形が珍しい」ものだけ買っていいことにしてます。
すみれ柄が大好き。右奥の花形のソーサーもかわいい。
こちらはカップの形は普通ですが、お花x星というのが気に入ったのでキープ。
右のカップは商品用にも買い付けました。
大好きなツバメ柄。こちらも買わずにはいられなくなっちゃう。
水玉も大好き。中央のカラフル水玉は形も変わっててお気に入り。
右奥の白黒ドットはthe・シンプル。
左奥はかわいらしいベビーピンクと黒の水玉がお気に入り。
左のチェックはミッドウィンター。界隈では人気のミッドウィンターですが、
私は全く興味がないけど、このチェックが気に入って。
右もシンプルなストライプでミッドセンチュリーっぽいけど、実はアールデコのもの。
カラフルなものが多いですが、こういうワンカラーの乙女柄も。
基本ヴィンテージが多いですがアンティークも少々。
左はヴィクトリア女王の60年ジュビリーのもので、なんと19世紀のもの。
少し大きめで変わった形なのがお気に入りです。
右は1920年代ぐらいのもの。和菓子にあいそう、と思って購入。
カップとソーサーをあえてバラバラでもかわいいと思います。

たくさん色々持ちたいので、基本的に一客ずつしか買いません。でももしセットで売っていたら、買い付けていることもあります。実際、今日ご紹介した中のいくつかは商品としても持っています。持ち手が華奢なので配送で破損されるのが怖くてオンラインには出しておりませんが、いつか日本でのイベントの時に持って帰れたらいいな、と思っております。

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