traveller1600

都市と農村と建築と

traveller1600

都市と農村と建築と

最近の記事

モダンタイムス

たくさんの製品を製造して、管理機構を作って、最大限の効率化をはかる。技術力、システム化が進む。すると分業化が進んで一人の人間は部品となる。つまり、想像力と知覚が奪われ、良心が消える。 ネットの風評被害について、情報は情報に隠す。 隠したい情報があるなら、別の偽情報を流す。 周りは胡散臭いな、なんだかよく分からないからどうでもいいよ、と思う。

    • 私たちはどこから来て、どこへ行くのか

      宮台真司 グローバル化=資本移動自由化によって、中間層分解と共同体空洞化が進んだ結果、不安化、鬱屈化した市民がポピュリズムに駆られやすくなった。 政治家には、失敗したら血祭りにあげられる覚悟で法令を踏み越えるべきときがある。 完璧に見えるシステムを作っても、それに依存しすぎるとシステムが破壊されたときに壊滅する。

      • ラジオ深夜便 うたう生物学

        本川達雄 動物たちはそれぞれの体に見合った生活の仕方をもっており、それに従っていれば問題が起きにくく、病気にもなりにくく、体の調子は良いだろう。そして人間の場合なら、そういう暮らし方をすれば幸福だと感じられるに違いない。 ところが現代人は体に本来備わっている空間の広さや時間の早さから、極端にはずれてしまいました。かえってはずれさせるのが良いことだ、体の限界を打ち破るのが文明の進歩なのだと、努力してきたんですね。これではどうしても体に無理がきます、社会システムにもほころびが

        • 伝説の経営者100人の世界一短い成功哲学

          田原総一朗 本田宗一郎 とにかく、いまの仕事以外のことを考えろ 飯田亮 セコム 成功の秘訣は、現在やってることを、なるべく嫌だなぁと思うことです。 永野健 三菱マテリアル 鳩が一生懸命小枝を集めて自分の巣を作る。 それを労働と見るか、人生の営み、生きることそのものだとみるか。 青井舒一 東芝 人材が育つ会社とは、能力を持っている人に対し、敬意が払われる会社かどうか。 丹羽宇一郎 伊藤忠 社長の権限が大きくなることが危ない。 暴君にならないよう誰かがチェックしなければ

        モダンタイムス

          世界2.0

          佐藤航陽 うまく回る生態系の特徴→自然界のルール ・自律的であること  参加者が生態系内のルールを理解し、自分が何をすれば良いかをわかっている状態を保つ。 ・有機的であること  参加者同士で相互コミュニケーションが常に行われている。 ・分散的であること  中央集権的ではないこと。カリスマに頼らないこと。 3つの価値 ・実用的価値  儲かること、役に立つこと ・感情的価値  共感できること、ポジティブになること ・社会的価値  世の中にとってプラスになること

          日本の難点

          宮台真司 大きな流れ:ポストモダニズム  多様化する社会の中で、いかに生き抜くか。 ・社会(コミュニケーション、教育)の破綻 ・少子高齢化、格差社会化 ・対アメリカ、対隣接国との関係 ・新しいベクトル(環境、宇宙、メタバース)

          Think clearly

          ロルフドベリ 1.考えるより、行動しよう 2.なんでも柔軟に修正しよう 3.大事な決断をするときは、十分な選択肢を検討しよう 4.支払いを先にしよう 5.簡単に頼まれごとに応じるのはやめよう 6.戦略的に「頑固」になろう 7.好ましくない現実こそ受け入れよう 8.必要なテクノロジー以外は持たない 9.幸せを台無しにするような要因を取り除こう 10.謙虚さを心がけよう 11.自分の感情に従うのはやめよう 12.本音を出しすぎないようにしよう 13.ものごとを全体的にとらえよう

          社会保険について

          社会保険・労働保険の基本と手続きがわかる辞典 三修社 下記5種類がある。 ①健康保険 ②介護保険 ③公的年金 ④労災保険 ⑤雇用保険 ①健康保険 ・全国健康保険協会または、健康保険組合が管理。 ②介護保険 ・介護対象者が自治体の認定を受け、利用が可能となる。 ③公的年金 ・65歳より年金受給額可能となる。 ④労災保険 ・療養、休業、傷病、障害、遺族、葬祭料、介護、に対して給付がある。 ・過労死について、100時間/月または6ヶ月間にわたり80時間/月を超える時間外労

          社会保険について

          面白くて眠れなくなる社会学

          2014.12 橋爪大三郎 ◎目次 Part1 言語 戦争 憲法 貨幣 資本主義 私有財産 Part2 性 家族 結婚 正義 自由 Part3 死 宗教 職業 奴隷制とカースト制 幸福 ◎リバタリアニズムとリベラリズム ・リバタリアニズム(小さな政府)の主張によると、所有権は神域で、政府が税金を取るのは、犯罪に等しい。 ・水道、交通、刑務所、郵便等の、余分な公共サービスは民営化すべきで、政府は福祉をやるべきではない。 ・リバタリアニズムの反対はリベラリズム(大きな政府

          面白くて眠れなくなる社会学

          都市計画の書籍

          都市の多様性 ジェイン・ジェイコブズ パタン・ランゲージ アレグザンダー 場所の力 ドロレスハイデン サードプレイス レイオルデンバーグ アワニー原則 ピーターカルソープ ソーシャル・キャピタル ロバートDパットナム コミュニケーション的行為の理論 ユルゲンハーバーマス アクティブシティズンシップ バーナードクリック 集団的創造性 ローレンス・ハルプリン エコロジカルデモクラシー ランドルフTヘスタ

          都市計画の書籍

          池上彰の「経済学」講義 歴史編

          ○経済学とは ・経済学とは、資源の最適分配を考える学問 ・アベノミクスの三本の矢  大胆な金融政策→世の中に出回るお金を増やす  機動的な財政出動→公共事業をどんどんやる  民間投資を喚起する成長戦略 ・円安→日経平均株価の上昇を狙いとした。 ○戦後民主主義について ・GHQの五大改革→二度と戦争をしない国へ  秘密警察の廃止→民主化  労働組合結成の奨励→国内の需要を高める  婦人の解放→戦争の抑止力  学校教育の自由主義的改革→多様な意見  経済制度、機構の民主化→ ・

          池上彰の「経済学」講義 歴史編

          夢よりも深い覚醒へ

          大澤 真幸 2012.3 ○日本の戦後史 ・理想の時代 1945〜1970 安保の闘争マデ  個人、社会にとって理想の状態の社会的な合意があり、到達する確信が共有されていた。 ・虚構の時代 1970〜1995 サリン事件マデ  ・不可能性の時代 1995〜 ○原則的にはpである。ただしqは例外である。 日本人は九条や3原則に関して、この原理を徹底的に活用してきた。 自衛のための戦力は軍隊ではない。 原子力の平和利用は核武装ではない。 気が付いたときには、すべてが例外

          夢よりも深い覚醒へ

          古市くん、社会学を学び直しなさい!!

          光文社新書 小熊英二 複数の応用の仕方がわかると、自分でも別の応用の仕方ができるようになる。そういうことができるようになった状態を、センスと呼ぶのでしょうね。 佐藤俊樹 自分で自分の首を締めている人に対して、別の視点を提供したり、あるいはその人が抱えていることをより明確な言葉にすることによって、問題の本当のありかを考えやすくする手助けはできる。それが社会学者の主な仕事なんじゃないでしょうか。 宮台真司 先輩から後輩へという伝承線が切れてしまったからです。何をどういうふう

          古市くん、社会学を学び直しなさい!!

          お金2.0

          佐藤航陽 2017.11.30 未来の方向性を決める3つのベクトル 1.お金(経済) 2.感情(人間) 3.テクノロジー 持続的な経済システムの5つの要素 1.報酬が明確である。 2.時間によって変化する。 3.運と実力の両方の要素がある。 4.秩序の可視化 5.参加者が交流する場がある。 6.経済システムの寿命を考慮する 7.共同幻想が寿命を長くする。 社会における多くの非効率や不幸を最少にするためには、物事をうまく回すための普遍的な構造を理解し、何かを新しく創る人た

          ナリワイをつくる、イドコロをつくる

          ○ナリワイをつくる 大正9年の国勢調査で国民から申告された職業は約35000種、現在の厚生労働省の分類によればいまや2167種。 戦後に多様性を切り捨て業種を絞り込むことで急成長した、それが高度経済成長だ。 現代においては、責任を細切れにして仕事を振り分けた結果、誰も全体に責任を持ちにくくなった。一部では言われていることだが、「労働疎外」は逆に「労働者」の手抜きの言い訳になってしまっているのである。 ○イドコロをつくる 伊藤洋志 広告的なものに主導された現代の資本主

          ナリワイをつくる、イドコロをつくる

          ◎言葉

          ○高木正勝 ものごとを原因と結果で捉えないこと。これがあったから、こうなったと、単純な因果で捉えないようにしたい。何事も、たくさんの可能性が集まって起こるべくして起こるものなんだと、そういう風に世の中を見ることができると、今までとは違ったやる気が湧いてくる。 ○内藤廣 •利用者の目線から物事を変革できない組織は、いずれ社会から退場していく運命にある。 •プロセスや手続きがいくら正しくても、結論が間違っていることもある。 ○養老孟司 ・ものづくりが一番頼りになるんですよ。