池上彰の「経済学」講義 歴史編

○経済学とは
・経済学とは、資源の最適分配を考える学問
・アベノミクスの三本の矢
 大胆な金融政策→世の中に出回るお金を増やす
 機動的な財政出動→公共事業をどんどんやる
 民間投資を喚起する成長戦略
・円安→日経平均株価の上昇を狙いとした。

○戦後民主主義について
・GHQの五大改革→二度と戦争をしない国へ
 秘密警察の廃止→民主化
 労働組合結成の奨励→国内の需要を高める
 婦人の解放→戦争の抑止力
 学校教育の自由主義的改革→多様な意見
 経済制度、機構の民主化→
・民主的な、所得格差の少ない国となった。

○資本主義と社会主義は経済制度の違い
・資本主義経済
→経済活動を自由にできるようにしよう。
・社会主義経済
→経済活動を個別の企業に自由にやらせていないで、国家がこれをコントロールする。国営企業が計画的に生産することで、過剰生産や不況が起きないようコントロールする。
・共産主義
→社会主義で生産性が高まれば、みんなが豊かになり、戦争が起きない。戦争が起きないので国家と言う存在がなくなる。そんな理想の世界。

○ロシアについて
・1917年ロシア革命により、世界史上、初の社会主義国家を樹立。最高指導者はレーニン。
・レーニン、スターリン、フルシチョフ、と続き、ゴルバチョフ時代にソ連崩壊。
・資本主義は、資本家という金持ちが、労働者をこき使って、金儲けに走る。みんなが金儲けに走った結果、激しい競争の中で商品がたくさんつくられすぎ、モノが売れなくなり、不況になり、そして、会社がどんどん潰れ、労働者が仕事を失っていく。
・ソ連の社会主義は、結果的にマーケットの機能が動かない。需要と供給でモノの値段が決まることがない。その結果、経済が大混乱したり、不況に陥ることとなった。みんなが同じ給料なので、働いても働かなくても給料が同じだと、競争原理が働かない。

○中国について
・1949年 中華人民家共和国、建国
     毛沢東による大躍進政策
・劉少奇
・1966年 文化大革命
 政治、社会、思想、文化などのあらゆるものでの改革を求めた運動。実質は毛沢東が権力奪還を目指して始めた権力闘争。
・1976年 毛沢東の死後、鄧小平による国の立て直し
 生産責任制:それぞれの農地での生産を自由にした。
 改革開放政策:外資導入
 政治は社会主義、経済は資本主義へと変化していく。
・1989年 天安門事件
     学生による民主化運動

○経済学の歴史
①封建主義
•17世紀ごろまでのヨーロッパの社会構造を規定
•身分制社会、荘園制度

②資本主義経済
•18世紀後半イギリスの産業革命をきっかけに成立、アダム=スミス
•利潤の追求や自由競争を認める
•生産手段は私有(労働力の商品化)
•市場経済
•国家(政府)が経済活動へ介入しない
•アメリカ、イギリス(西側)を中心とした北大西洋条約機構(NATO)

③社会主義経済
•19世紀後半の不況による失業や貧富の差の拡大といった資本主義経済の矛盾や弊害が明らかになり成立、マルクス
•利潤の追求や自由競争を認めない
•生産手段は公有
•計画経済
•国家(政府)が経済活動へ介入
•ロシア、東欧(東側)を中心としたワルシャワ条約機構

https://say-g.com/capitalism-439

○政治経済
https://k-koumin.com/

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