古市くん、社会学を学び直しなさい!!

光文社新書

小熊英二
複数の応用の仕方がわかると、自分でも別の応用の仕方ができるようになる。そういうことができるようになった状態を、センスと呼ぶのでしょうね。

佐藤俊樹
自分で自分の首を締めている人に対して、別の視点を提供したり、あるいはその人が抱えていることをより明確な言葉にすることによって、問題の本当のありかを考えやすくする手助けはできる。それが社会学者の主な仕事なんじゃないでしょうか。

宮台真司
先輩から後輩へという伝承線が切れてしまったからです。何をどういうふうに学ぶのが妥当なのかという物差しが継承されていない。知識以上に、学び方を伝えることに僕たちは失敗してきてしまったんです。

大澤真幸
この社会でなぜこういうことが起きているのかということを、いちばん底の底まで考えていった時に精神の自由というものがあるんですね。

自分をつくっている社会を深く見ることで、初めてそこから自由になれるような感じになる。

山田昌弘
世界リスク社会論 ウルリッヒ・ベック
近代とはいかなる時代か アンソニー・ギデンズ
リキッドモダニティ ジーク厶ントバウマン

橋爪大三郎
宗教というのは、人間の思考と行動についての普遍的なモノサシなんです。それを当てると、日本のゆがみや、ひずみが測定できる。

社会がフワフワしていると、みんな困ってモノサシが欲しいと思う。その物指しがあっちの社会やこっちの社会で、自生的にできあがる。それが一神教だったり、カースト制度だったり、儒教だったりするわけ。

吉川徹
本田由紀
開沼博
上野千鶴子
仁平典宏
鈴木謙介
大澤真幸
 虚構の時代の果て
 文明の内なる衝突
 不可能性の時代
 夢よりも深い覚醒へ


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