しろくまドイツ留学記 【2ヶ月目】【自家醸造, 学生ビザ, グルメ, 引っ越し】
皆様いかがお過ごしてでしょうか。
私の方は、滞在許可を申請したり、ビールを仕込んだり、また引っ越したりと思っていた以上に忙しい日々でした。本来なら10月は大学の授業に向けて予習を頑張るはずだったのですが… なかなかうまく行かないものですね。
今回のnoteでは、10月1日から10月31日までの1ヶ月間にあった出来事を記録していきたいと思います。
ビールの自家醸造
高校時代からの夢だった自家醸造をスタートしました。詳しい内容は以前noteにしましたので、読んで頂けたら嬉しいです。
しろくまのビール醸造日和【準備編】
しろくまのビール醸造日和【仕込み編】
学生時代に修行していた酒蔵の仲間や大学の友達も読んでくれているようで嬉しい限りです。今回は個人的に大好きなWeißbierを仕込んでいますが、今後はIPAやDunkelにも手を出していきたいと思います。
完成したビール🍺
また、自家醸造つながりで友達が増えました。フランス在住のご夫妻なのですが、これから日本酒を仕込んでいくそうです!ビールと比べたら難易度が高くなってしまいますが、私も元蔵人としてサポートしていきたいと思います!
学生ビザの申請
これがなくては留学は始まりません。
従来は書類を揃えて外国人局に行くだけだったそうなのですが、コロナのこともあり事前予約が必須になりました。イチかバチかメールで問い合わせてみたのですが、あっさり予約できました。
ちなみに、ドイツでは学生ビザではなく滞在許可として申請します。なので外国人局のページにはStudent Visaの文字はなく、「Aufenthaltserlaubnis (Residence Permit)」としか書いてありません。
当日は写真の建物に入り、受付の方の案内で申請の部屋に行きました。スタッフの方は全く英語が喋れず、正直詰むかと思いまた。しかも足りない書類があるとのことで、書類の名前をメモして下さったのですが…
まったく読めない!!!筆記体なのもあってGoogle翻訳も使えません。悩んでいても仕方ないので、一旦ラーメン屋さんに行きました。
ここは、ラーメン黒瀬というシュトゥットガルトで一番有名なラーメン屋さんです。今回は醤油ラーメンと緑茶を頼みました。この日は気温は2℃前後とドイツに来てから一番寒い日だったので、緑茶は本当に滲みました。
ちなみに店員さんは日本の方で、ドイツ語もペラペラです。ちょうどお客さんもいない時間だったので、世間話がてらさっきのメモを見せました。すると、「N26 (銀行) の3ヶ月分の利用明細」と解読してくださいました!!大使館の説明ページになかったやつじゃないですか!
その後、N26から書類を貰って申請は無事完了しました。ちなみに外国人局とは4回ほどメールしたのですが、毎回2時間ぐらいで返信が来るのでビックリしました。ドイツの役所のイメージが変わりますね。
これで仮の長期滞在証がもらえたので、残っていた手続きに着手できるようになりました。いやぁ、長い道のりでした。
美味しい中華料理屋を発見
ドイツも日本と同じく中華料理屋さんが沢山あるのですが、正直質は低いです。酷いところだとメニューは謎のカレーや焼きそばしかなく、メジャーな麻婆豆腐や青椒肉絲すらありません。私自身中華料理がめちゃくちゃ好きなので大問題でした。
悲しみに暮れていると、Chengweiさんからオススメのお店を教えて頂きました。彼女をはじめホーエンハイム大学の多くの留学生達にも認められているとのことで、期待が高まります。
Chengweiさんオススメのお店 「CQ Flavour」
https://g.page/cqflavour?share
近くに行く用事があったので、私も行ってきました!
マジでした。マジの四川料理でした。今回は夫妻肺片を食べたのですが、お肉とソースのクオリティに度肝を抜かれました。お肉はもも肉だけではなく、タンやハチノスなどのホルモンが入っており、ご飯がガンガン進みました。また、勢いで魚香茄子も頼んでしまいました。これもまた最高でした… やっぱり本場の方がオススメする店は違いますね… また行きたいです。
今の家からお引越し
実はドイツに引っ越してから、フラットメイトのKimさんと何度もトラブルがありました。だいたいは私の掃除の詰めが甘かったことが原因なのですが、それでもあまりに強い言葉と態度で怒ってくるので、萎縮してしまい何も言えなくなってしまいました。
他にも何かと怒ってくることがあり、Kimさんがいる間は何をするにもビクビクしてしまうようになりました。幼少期のトラウマと重なることもあり、凄く辛かったです。
ある日、この状況を母に相談しました。すると母は引っ越しを勧めてくれました。その時の「逃げることは自分を守るための大切な手段」という言葉は今でも覚えています。
大家のAndreaさんにも相談し、引っ越しを許可して頂けました。Andreaさんには沢山お世話になりましたし、とても素敵な方でしたので正直なところ出ていくのは辛いです。部屋も凄く気に入ってました。でも、ストレスで心が壊れてしまっては元も子もありません…
その後は、WG Gesuchtで何百軒ものリストの中からアパートを探しました。有り難いことにすぐに内見が予約でき、契約までこぎつけることが出来ました。また、今のアパートを内見した際に大家さんとフラットメイトに私の状況を話したところ、思わず泣き出してしまいました。そんな私に親身になって励ましてくださり、本当に嬉しかったです。
そして、引っ越すにあたって前の部屋の新しい入居者を探さなければなりません。WG Gesuchtで広告を出したところ、その日のうちに10人以上から連絡が来ました。その中からKimさんとChengweiさんがIsabellという女性を選んだのですが、Isabellが入居の2日前にドタキャンして本当に腹が立ちました。内見のためにスケジュールを調整したり、選ばれなかった人に謝ったりと凄く労力がかかっていたので、流石に怒りのメッセージを飛ばしました。その後なんとかNicoleという女性が見つかり、無事入居しました。もうやりたくありません。
大学の授業が始まる
2019年3月に初めて訪問し、それからずっと憧れていたホーエンハイム大学。これでやっと正式な学生として勉強を始めることが出来ます。授業自体は11月2日から来年の2月までで第1セメスターになります。
今回のセメスターでは5つの課目を履修し、これからはこのようなスケジュールで勉強していきます。朝が早いのはちょっと嫌ですが、その分午後が空きますので自由時間が多いです。とはいえ予習復習がありますのでなんとも言えません。
いろいろ大変でしたが、最後には全てなんとかなって良かったです。終わりよければ全てよしとは言いますが、もう少し過程が楽だと良かったです。来月からはホーエンハイム大学での授業が始まりますので、より気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
以上でドイツ留学記【2ヶ月目】を終えたいと思います。また来月もよろしくお願いします。
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