人生とは担任が語ったこと
高校生の時、担任が人生についてこう言っていた。
「人生は、登り坂だ。毎日毎日努力しないと進めない。」
話を聞いていた僕は、絶望した。絶望って若者の特権なのだろう。今ならわかるが、絶対的な不幸は存在しないし、担任はただ単に受験シーズンの僕達を奮い立たせようとしただけだったのかもしれない。でもその時の僕は、これからもずっとつらい日々が続くなんて、夢も希望もないな。しんどいと思った。生きていくのは、しんどいことしかないのかと。後日二者面談で「生きていたいか?」と聞かれた。生きるのが