見出し画像

指導力向上のヒントを掴む、振り返りプロセス

日々の対面パスのような基礎練習から、少し複雑な練習まで、様々なテーマで行われる指導。

指導では常に「こんな変化を起こしたい」と考えながら指導を行い、最終的にはどんなチームでも活躍できる選手を育てたいと考えている方がほとんどだと思います。

一方で、ただ日々の指導を行っていても思うように選手は変化してくれませんし、指導での変化幅を大きくすることも難しいと思います。

本noteでは、指導力をさらに向上させ、一度の指導でより変化を促せるようにうなるためのシンプルな【自分の指導の振り返りプロセス】をご紹介します。


なぜ“自分の指導の振り返り”が重要なのか?

まず自分の指導を振り返る必要性について考えてみましょう。
指導を振り返る際に、選手の変化について見ることは多いですが、付け加えて指導自体の振り返りを行うことは意外と一般的ではありません。

心理的にも負荷があり、客観的に見る方法もわからない難易度の高い自分の指導の振り返り。その必要性を3つの得られることから整理しました。

矢印を自分に向ける…矢印が色々なところに向いてしまうことで、混乱しやすいのを自分に固定することで頭を整理する土台ができます

客観的な認知…主観的になために、思い込みにつながりやすい感覚的なものを言語化することで、頭を整理することができます。

課題点の把握…自分の指導を客観的に理解することで、どこに伸び代があるのか?を把握することができ、指導力を伸ばすサイクルを回すことができます。

矢印を自分に向ける

日々の練習を行った後、お風呂やちょっとした休憩の際にその日の練習を振り返る際に、自分が見えていたものを振り返ることが多いため、練習メニューや選手の様子を軸に振り返ることが多くなってしまいます。
そして、それが続いていくと「いろんな練習メニューを試したけど上手くいかない…」となってしまうことも珍しくないと思います。

どの練習メニュー、選手でも選手を伸ばせるようになるためには、まず自分が何をみていてどのような声掛けをしていたのか…
つまり、自分に矢印を向けて振り返る必要があります。

客観的な認知・課題の理解

自分に矢印を向けたときに、客観的にみることができないと混乱していくばかり。
それを防ぐためにも、自分がどのような状況で、何をしていたのかを振り返る必要があります。
このように客観的な振り返りを行っていく中で、自分の指導で足りていなかったところに気づくことができるようになります。

指導の振り返りプロセス

客観的に、軸のある振り返りを行うためには固定された項目で振り返ることが非常に重要になります。
かつ、その項目が選手ではなく自分に向けたものを設計することも重要になります。

このプロセスで特徴的なのはメニューの採点の部分。
この4つの項目での振り返りは、一見して難しさを覚える方もいらっしゃるようですが、実際にやればやるほど奥が深く、自分の指導に眠っていた課題点を自分で掘り起こすことができます。

例えば…「外すをテーマにやって選手が変わらなかった。」で終わってしまい、違うメニューにしようかな…となっていた振り返りを、4項目の採点から行うことで
「正直デモンストレーションに自信がなかった。そこで上手く伝わらなかったかも知れない」
「正直外すという言葉使ってたけどわかってなかった感じがする」
という変化がおきるようになるのです。

そして「外すを自分で練習しよう」「もう一度勉強しなおそう」という流れができれば、指導力はどんどん伸びていきます。

良い振り返りで、選手の成長を加速する

今まで、選手や練習、試合の振り返りは行っても指導自体の振り返りを行っている方が多くなかったり、やっていても迷いながらやっていたり…
そういった状況を多くお伺いしてきました。

今後は、その大きな熱量を活かして更に飛躍するお手伝いがこのNoteでできれば幸いです。

TCAで実装される振り返り機能

とはいえ難しい振り返り。
実行すること自体も難しいですが…

  • データとして保存する

  • 振り返りから学びにつなげる一連の流れ

  • 全体の振り返りを保存し、大きな枠で振り返る

などなど、自分でやろうとすると難しいことがとても多いと思います。
そこで、TCAでは振り返りを軸にした新機能を8月上旬にリリース予定です。

振り返りの内容に合わせたコンテンツの提案なども実装される予定です。
今までのTOPページも引き続きご利用いただく事が可能ですが、この振り返りを軸にした学びをぜひ触ってみてください!

まだ利用していない方は以下URLよりTCAへご登録ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?