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腰が痛い、を分解する

スポーツ選手にとって切っても切り離せない腰痛
これらを解決するアプローチについて記載します

腰痛だが、原因は腰じゃない!?

腰が痛い、と一口に言っても人によって痛みの場所や感じ方は多種多様
腰の位置を間違っている人もいるし、立って痛いのか、何か動作をして痛いのか、もしくはそれ以外の原因が潜んでいるのか

施術のアプローチとしては、最悪な事態を想定しながら
それを一個ずつ潰していく過程で原因を特定していく

主な3つの原因

器質的疾患がない、という前提で話を進める

主な腰の痛い原因は

  1. 上半身の重さが腰にかかっている

  2. 脊柱の湾曲が異なっている

  3. お尻が引っ張っている

まず一つ目の上半身の重さが腰にかかっているパターン
胸郭より上の重さが腰にかかっているために、腰に重さと痛みが出ている
脊柱起立筋によって上部は上部での引き上げが必要で
また肋骨の動きの硬さが見られる場合に、こういうケースとなる

この場合の対処は
●上部背筋を動かす ●肋間筋を緩める ●胸郭を引き上げながら運動する
これらの選択肢を順に行っていきながら、腰の感じを確かめる

続いて脊柱の湾曲が異なる場合
●ドック&キャット ●下腹部の腹筋 ●腸腰筋のストレッチorケア

脊柱の湾曲が弱いor強い、湾曲のトップが想定の位置と異なる場合に痛みが出る
一つの目安は、おへその位置にL3(腰椎3番)があるかを矢状面から確認
それがずれている場合は、これらを処方する

ドック&キャットや下腹部の腹筋で良くならない場合
腰椎から大腿骨までつながる腸腰筋を手技で施してみたり、ストレッチさせて見ると改善するパターンを見る

お尻が引っ張っているパターン
筋肉のサイズ的にも大きいため、代表的な筋としてお尻と表現したが
大臀筋、中臀筋の他に骨盤を周辺についている筋が影響を及ぼす
それが、うまく伸張・収縮しない場合に他部位に負担がかかり痛みが出る

そのため、自分でできるストレッチで痛みが緩和しない場合は
大臀筋を手技でアプローチ、特に腸骨の上後腸骨棘と仙骨のあたりも
しっかり取るようにすると改善する。

また骨盤は様々な筋肉がついているため
酷使した部位の収縮が強くなり、それが骨盤を動かし痛みが出る事がある
今見ているプロ選手は、これらのケースに当てはまらず
内転筋を強めにストレッチ、その後動かす事によって痛みが改善した

骨盤に付く筋肉の場所・働きを理解していると
その可能性もみながら施術ができるはず

以上が主な腰痛の原因となるものであって
直接、腰の部分に触り対応するものではない。
むしろ、腰に直接触る事なく治るケースの方が多い事を考えると
また、いつもと違ったアプローチができるのではとおもう。

このnoteでは、実践しながらかつ教科書には無い内容
そして、新たにこの道を目指そうと思う人向けに書いていきたいと思う。


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