料理嫌いだけど、2万円のレシピを買ってほぼ毎日自炊できるようになった
私はとにかく料理が苦手です。
まず、不器用。包丁が上手に使えません。
そして、段取りが下手くそ。〇〇を煮てる間に〇〇を切って…みたいなの、いちいちレシピ本を見ないと覚えられないので、全然「〜の間に」作業できず、とにかく時間がかかります。しかしここ半年ほど、ほぼ毎日自炊ができています(一日一回、ですけど)。
それは下田美咲ちゃんの「管理食」のレシピに出会ったから、なのです。
このレシピ、とっても高い(タイトルの通り、夏と冬のを両方買うと2万円です。)ので、これを買った話をすると誰もに「え、詐欺なんじゃないの?」と言われます。しかし私としては、去年の秋からほぼこのレシピ(とカジュアル管理食)の料理だけをつくっている=とってもリピートしていて、メリットをこんもり感じているため(健康面でも全然便秘しなくなった)、元はとったな、と思っています。
主に「料理嫌い」の観点から、私が実感している「管理食レシピのナイスなところ」をお伝えします。
①一品でお腹いっぱいになる
一人暮らしを初めてからしばらくのうちは、私はかなり計画的に料理をしていました。手帳にその週の献立を全部書き出して、ご飯も週末に3合炊いて冷凍して、鶏ハムみたいな日持ちするおかずをつくって、副菜も多めにつくりおき。お弁当も毎日、ご飯&おかずの2段重ねのを持っていっていました。
しかしこれをやるのに、週末のかなりの時間が奪われており、非常にストレスでした。
(本当に料理ができる人は、その日安い食材で献立を考えると思います。献立を決めてから買い物してる時点で料理ができなさそうですね)
しかしある日、ついに気づきました。
「私、ご飯炊くの嫌いだわ…」
うちには炊飯器がなく、いつも土鍋か電子レンジ圧力鍋で炊いていた、というのも大きいのですが、「準備に時間がかかる」というのが方法問わず苦痛だ、ということにはっとしました。
研いで、水を吸わせて、さらに時間をかけて炊く…というのが、計画性のない私にはめちゃめちゃストレス…!
そこで管理食ですよ。
管理食は、何かと一緒に食べることを前提としてなくてこれ一品を一食に食べる設計なので、ご飯とか副菜とか、つけなくてもお腹いっぱいになります。たくさん入る円柱形のタッパー(汁物も漏れないし洗いやすい)に入れて、職場に持っていっています。
腹持ちがよい朝ごはん研究をずっと続けていたのですが、この点でも管理食に落ち着きました。(美咲ちゃんのレシピの1.5倍くらい食べてるのもあるけど)お腹が鳴りにくい!
②レシピがめんどくさがり向けの書き方
レシピ通りの分量を守って作ったらおいしいのはわかるのだけれど、水何ccとかいちいち量るだけの忍耐はありません。
美咲ちゃんのレシピは「フライパンに何cmくらい水を入れる」という表記が多くて、楽です。
調味料の足し方も、「ガッツリ」「ドバッと」「バババッと」等、「ま、こんな感じだろう」という表現がされているので、親しみやすく取り組みやすい。
(鶏肉をフォークで「刺しまくる」って書いてある箇所がおかしくて好き)
③包丁を使うのが苦になる野菜が少ない
私、じゃがいもの味は大好きなんだけど、剥くのが嫌いです(芽があって面倒)。かぼちゃも同様(硬くて切りにくい)。
管理食は、切りやすかったり、手で切れる野菜を使うことが多いので、ストレスがだいぶ減ります。
例えばズッキーニとか、もやしとか、レタスとか。あときのこが多い(エリンギ、えのき、舞茸など。いずれも手でちぎるか簡単な切る作業のみでOK)。
かぶの皮を剥くのが嫌なんだよなー(時間かかる)と思っていましたが、美咲ちゃんの別のコンテンツで彼女は皮を剥いていないことがわかったので、よく洗って汚れが気になるところだけ落として、あとは皮を剥くのをやめました。
楽 is good
調理が面倒な野菜は外食のときに食べます。
④食材を色々使うレシピと、少しだけ使うレシピが両方入っている
例えばコンビニのご飯ばっかり続いているとき、「工場で調理されてない野菜がたくさん食べたい…」みたいに思うこと、ないでしょうか。私はこの発作にときどき襲われます。
かといって、毎日それはできない。特に週の後半。
管理食には、野菜をたくさん(5種類くらい)使うレシピも、2種類くらいしか使わないレシピも両方出てくるので、「何が食べたいか」のほかに「どれくらい野菜を切る気力があるか」でもその日のメニューを決めることができます。
私は、週の頭(週末ゆっくりできてまだ元気あるぞ〜ってとき)に、なるべく品目多めのメニューをつくるようにしてます。
⑤おいしい
さすがにこれだけ食べてるので前よりは飽きてきましたが、味付けがカレー風・クリーム風・和風・ぴりから・洋風(オレガノとか)と色々なので、気分を変えながら続けることができます。
私が元々自炊が続けられなかった理由の一つに「労力をかけた割においしくない」というのがありますが、「この労力でこのおいしさ&様々なメリットが享受できるならつくろ」と思えます。
最後に、更に楽ちんにできないか?!と考えた私のズボラ技を2つお届けしてお別れしましょう。
(1)肉は切らない
とにかく包丁を使うのを減らしたいのです。
さらに、肉は切るとまな板がどろーっとなるのが嫌だ…何か敷くにしても、敷くものを処分するのがめんどくさい!
割高になるのはわかりますが、豚肉なら細切れとか鶏肉なら唐揚げ用とか、もう切ってあるのを買います。結局不健康が一番不経済なので、それを避けるための必要経費と思っています。
(2)たくさん作る
火を通すのに時間がかかる&味付けが決まりにくくなるのがデメリットですが、「面倒」の力はあまりに大きく…、私はレシピに示されている倍くらいの量を一気に調理して、3食分くらいにして食べることが多いです。朝と昼に多めに取り分けて、夜は買ってきた出来合いのものと一緒に食べたりします。
なお、管理食のみだと炭水化物は少ないので(そういう設計)、夜にうどんとかパンとかさつまいもとかを足すことが多いです。炭水化物を食べると眠くなる、というのを管理食で学んだので(いつでも眠い説はあるが、たしかに炭水化物食べない&夜ぼちぼちしっかり寝ていれば、頭がスッキリしてる時間が長い)、私は最近ほぼ夜しか炭水化物を食べません。
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