「黒閃(こくせん)」を決めるかのような、叱り方をしたい〜「叱る」と「怒る」の違い〜
○あいさつ &黒閃とは?
おはようございます!昨日友達の誕生日にスパイダーマンの格好でサプライズしに行ったら、まさかの家におらず、インターホン前で恥ずかしい思いをしたT.Pu、いや「すっぱい(失敗)ダーマン」です!
さて(笑)。
皆さんは黒閃を知っていますか?
あれです。呪術師なら一回は決めてみたいあれです。詳しく説明すると、
呪力を用いた戦闘において、ごく稀に発生する現象のこと。
『打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪み』を指す。
衝突の際はその名の通り、黒く光った呪力が稲妻の如く迸り、平均で通常時の2.5乗の威力という驚異的な攻撃を叩き込む。
黒閃を経験した者とそうでない者とでは、呪力の核心との距離に天と地ほどの差があるとされる。
なお、黒閃を狙って出せるものは存在しない。
って感じです。
超ざっくり言っちゃうと「会心の一撃」って感じですかね!平常の攻撃よりも、効果的に呪力の効果を叩き込めるわけです!
私も、先生になったら児童に「叱る」っていう行為をしないといけないんですが、どうせなら「黒閃」みたいに、超効果的に、児童自身が「もう二度としないようにしないと」って思えるように叱りたいですよね!
今回の記事では「叱る」とは何か、そして超効果的な「叱り方」をするにはどうすれば良いか、自分の考えを整理していきたいと思います!
○「叱る」と「怒る」は違うのか
個人的には全然違うと思います!
「叱る」っていうのは相手に自分の非を気づかせることで、「怒る」のはあくまで「叱る」ための手段の1つなんじゃないでしょうか?
それに関連する昔話を友達がしてくれたので、それを紹介します。
幼い頃、ふざけて家出をした。
家出と言ってもすぐ隣の公園にいただけだった。
でも、結構長い時間家に帰らなかった。
寂しくなって帰ることにしたが、当然母は怒っているだろう。
少しビビりながら帰った。
家の戸を開けるとすぐに母が出てきた。
「怒られる」そう思った瞬間、母は泣きそうな顔で俺を抱きしめた。
そんな母を見て「こんなことは二度としないー。」そう誓った。
すごく良いエピソードですよね。
これこそ、「怒って」はないけど「叱って」いる、良い例です。
最初に述べたように「叱る」というのは自分の非に気づかせる行為の総称だと思います。
このエピソードで母親は、息子に「怒らずして」自分の非に気づかせることに成功したわけです。
このように「自分の非に気づかせる」ための手段は決して「怒る」だけではないんです。そういった意味で「叱る」というのは大変奥が深いんだなって思います。
母親が意図して「何も言わず抱きしめる」という手段をとったのかはわかりません。ただ、結果としてこの母親の選択はまさしく、「黒閃」だったと思います。当時の友達に自分の非を気づかせるには最適の「叱り方」だったのではないでしょうか?
○学校現場で「黒閃」を決めるために
もう一度「黒閃」の説明文をのっけます。
呪力を用いた戦闘において、ごく稀に発生する現象のこと。
『打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪み』を指す。
衝突の際はその名の通り、黒く光った呪力が稲妻の如く迸り、平均で通常時の2.5乗の威力という驚異的な攻撃を叩き込む。
黒閃を経験した者とそうでない者とでは、呪力の核心との距離に天と地ほどの差があるとされる。
なお、黒閃を狙って出せるものは存在しない。
最後の一文、太文字になっている部分に注目してもらいたいです。
そうなんですよ。「黒閃」って狙って出せないんです・・・。
「叱る」も同じようなところがあります。
「叱る」ってある意味おこがましい行為ですよね?自分の思う「正しい」を相手に押し付ける行為ですから。
だから叱られる側はそのおこがましさに「は?」ってなることがほとんどなんだと思います。私も叱られた後、「自分が100%悪かった」って思えたの、まじで数回しかないですもん。
だから意図的に「自分が100%悪かった」って思わせるのって、ほぼ不可能なのではないのでしょうか。信頼関係、叱り方、シチュエーション全てが完璧に揃ったとき、やっと完璧な「叱り(黒閃)」が成立するだと思います。
ましてや、学校ですよ?1人で何十人という児童と向き合う必要があります。
しかもです。学校で叱る場面を思い返して見てください。
・忘れ物をした時
・授業中騒いでいる時
・授業中、内職をしていた時
・髪の毛が眉にかかっている時
・職員室に入る時の声が小さかった時
etc.........
これらって、授業の進行とか、学級経営に先生が困るから行動を正してくださいっていう意図からの「叱り」じゃないですか?
これを受けた児童たちはきっと「それってあなたの都合ですよね?」って思うと思うんです。
こんな状態では「黒閃(100%)」を決めるどころか、50%以上を出すのも難しいのではないかと思います。
なので先生にできることは
・できるだけ信頼関係を高める
・一番適切な「叱り方」や「シチュエーション」が選択できるようにする(安易に「怒る」に頼らない)。
などを意識し、なるべく「黒閃」に限りなく近い一撃を出せるよう、努力することなのではないでしょうか??(そうなんですかね?現職の先生方・・・。)
むしろ、50%以上出せたら褒めてもらいたいくらいです・・・。まあ、こっちの都合ですが😿
○終わりに
「叱る」という行為は、相手のことを大切に思う気持ちがないと成立しません。
叱られる側に「この先生は自分のことを心配してくれているんだな」って感じさせることができた時、「黒閃」は発動すると思うんです。
”宿題を忘れた場面”などで、「相手への心配」を伝えるのは激ムズでしょう。まじでどうすれば良いんですかね?
現職の先生方はどのようなことを意識して「叱って」いるのかすごく気になります。私には「黒閃」どころか「50%」以上も出せる気がしません・・・。
もし、この記事を見てくれている方の中に「叱るときに意識していること」がある人がいればぜひ教えていただきたいです!!
先生に限らず、子育て中のご夫婦でしたり、部下を「叱る」立場の上司の方などの話もぜひ伺いたいです!どうか、私に「叱り方」を教えてください!!
ここまで読んでくれてありがとうございました!!
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