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夏空と交差点

Galileo Galilei の<夏空>という歌に出会った日から、
よく頭を巡るフレーズがある。それが、1番Bメロのこの歌詞。

好きだった歌が響かなくなったな
誰のせいでもない 僕のせいでもないんだろう

僕らは常に変わっていく。色々な経験をし、コンテンツを貪り、どんどん新しい価値観に更新されていく。それは、アーティスト側も同様で…アーティストも、色々な経験をし、コンテンツを貪り、どんどん新しい価値観に更新されていく。だから、<本当に好きだ>と言えるタイミングって本当に短い期間なのかもしれない。

一度好きになったアーティストの曲は、好きなので追うんよ。新曲がきて、ワクワクして、やっぱりこの人たちの曲はいいなっていつも思う。少し毛色が変わったとしても、こんな曲も作れるんだって、絶対に楽しめる。

嫌いになる訳じゃない、嫌いになるわけがない。

だけど、その人の曲にどっぷり漬かって、世界観に浸りこめるのはある一定期間だけなんだよね…。出会って、過去の曲を漁って、その曲たちに浸って、そうやってある程度享受すると僕らはどうしても飽きてしまう。同じものに飽きてしまって、また新しいものを探していく。その探索の過程は人によって全く違くて、それが好きなアーティストと同じであるとは限らないのだ。

誰も、時間が経てば経つほど、見ている景色が違うものになる。

でも、それは誰のせいでもないんですよね、キット。

寧ろ、一点、ピッタリと会った時期が奇跡なわけで、そんな大切な出会いの数々が今となるわけで…。だから、ありきたりだけど、一期一会の出会いを大切にしていきたいなと思うんよ。

出会ったその瞬間を大切にしていきたい。最初で最後かもしれないその交差点を、逃さないように。そして、その交差点をいつか思い出すときに楽しい思い出で溢れているといいなって思う。

そうやって変わっていくことを肯定してくれるこの曲が、僕は今も変わらずに好きです。

爽やかさの奥にストレートな想いを込めて、優しい声で歌い上げる Galileo Galilei を是非聞きましょ。おススメは下記プレイリストから!

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