TOYOTA DAYS

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トヨタデイズ第七回 コペンGRスポーツ これはもう日本の宝、軽自動車の一つの頂点かも。多分もうこういうクルマは出ないので、買っておくべきでしょう

軽自動車は日本の最強移動手段大ざっぱに言えば日本のクルマの半分は軽自動車だ。軽自動車は小型車と比べると税金など維持費が驚くほど安い。その代わり小さく狭く、走りも頼りない、などというのは昔の話で、今は背の高いスタイリングが主流になってもはや広さに不満はなく、走りもターボエンジン車であれば、制限速度の範囲内ならこれまた不満などいう必要がないところまで性能アップしている。そして最新モデルであればハイテク系の安全装置もフル装備されている(残念ながらコペンにはないが)。 実際のところ

    • トヨタデイズ第六回   RAV4 PHV、これいいわあ。でも、こんないいものがお金を積んでも買えないなんて…

      PSAとFCAが本当に経営統合して、新会社「ステランティス」ができた。中でもプジョー、シトロエン、オペル、フィアット、アルファロメオ、ランチア、マセラティ、クライスラー、ジープあたりが日本でも知名度のあるブランドだが、大集合したことは日本の自動車産業には脅威だろう。フォルクスワーゲン、トヨタ、日産ルノーに次ぐ規模になるらしい。しかし、それぞれのブランドの独自性はいつまで維持されるのだろうか。かつて変態シトロエンが大好きだった身としては、諸行無常を感じざるを得ない。 これ

      • トヨタデイズ第五回  四代目ハリアーはいまだ「高級セダンの乗り心地」「RVの使い勝手の良さ」「スポーティな走り」を融合した都会派レジャービークルなのか

        ハリアー、思えば歴史あるクルマだ。初代は20年以上前の1997年に出ている。日本車初の高級SUVで、いわゆるオフロード四駆からの派生ではない。今に至るSUVの元祖というべきか。今の「カッコいいSUV」のブームというか、セダン・ハッチバック殲滅のきっかけとなったモデルといって良さそうだ。 そこで1998年02月06日、初代のモータデイズ試乗記より。 新しいジャンルのクルマということで、ハリアーを一言で説明するのは難しい。メーカーは、「高級セダンの乗り心地」「RVの使い勝

        • トヨタデイズ第四回  欧州向けに開発した「もっといいクルマ」が日本でも大ヒットしてるわけ

          ●ヤリスの名前は違和感なく浸透しつつある コロナ禍の始まる前、2月に発表されたためになんだかタイミング悪かったが、ヴィッツがヤリスと名を変えてモデルチェンジしたことは今年の結構大きなトピックだ。1999年、初代ヴィッツが出た時、ヤリスという世界共通の名前にしなかったのは、当時、日本語的になんだかイメージよくなかったからだと思っているが、クルマの名前なんて慣れればそう問題がないものだからヤリスで良かったはず。同じ頃、ホンダのパーソナルミニバンにS-MXなんてのも出たが、これなど

        トヨタデイズ第七回 コペンGRスポーツ これはもう日本の宝、軽自動車の一つの頂点かも。多分もうこういうクルマは出ないので、買っておくべきでしょう

        • トヨタデイズ第六回   RAV4 PHV、これいいわあ。でも、こんないいものがお金を積んでも買えないなんて…

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        • トヨタデイズ第四回  欧州向けに開発した「もっといいクルマ」が日本でも大ヒットしてるわけ

          トヨタデイズ第三回  誰もが心に自分のスポーツカーを秘めている。新型スープラはそうなり得るのか

          ●心に秘めたスポーツカーって、でもやっぱり不便w 誰もが心に自分のスポーツカーを秘めている、なんてクルマ好きは思っているのだろう。私の場合はなんといってもポルシェ911だ。そして心に秘めているのはやはりかつて所有していた80年代の930SCだと思う。パワーは確か、180馬力ほどだった。昨今ではたいしたパワーとはいえず、昔でもそう速いということはなかったが、RRの独自な「鋭さを隠した」挙動は唯一無二で、それこそが魅力だった。911でもその後所有した964あたりは、ずいぶんラグジ

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          トヨタデイズ第二回 日本では絶滅しかけている使いやすいサイズのステーションワゴンが「カローラツーリング」だった

          ●カローラという名前からくるかつてのイメージはこのクルマにはないし、人々の間にももはやないトヨタデイズ第二回はカローラツーリングに乗ってみた。私は長い間、自動車ライターというものをやってきたが、実はクルマオタクではない。マニアでもフェチでもなく、単にクルマというものが好きなだけ。なのでクルマに関して好きだ嫌いだ、メカがどうとか、走りがどうとかというような話ではなく、割に客観的に、そのクルマの社会的立ち位置とかから考えてしまう方だ。クルマのステイタスというか、ブランドの持ってい

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          トヨタデイズ第一回 小さなSUV「ライズ」に乗ってみた

          ●地方メディアはクルマを借りるのが大変昨年、何十年も続けてきた各社の新型車に試乗することを終了し、モーターデイズを休刊とした。名古屋のメディアが新車試乗をするのは大変だった。そこでメディアによる新車試乗の事情を最初に少し書いておきたい。 国産自動車メーカー(以下メーカー)は新車が完成すると、メディア向けに新車発表会を行う。自動車が元気だった80年代、90年代には、メディアが多く集まっている東京だけでなく、名古屋や大阪などでも同時に行われていた。名古屋ではホテルでの開催が多か

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