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ホームの子どもの大学入学が決まりました!

こんにちわ、代筆広報のSです。

先日、こんな記事を書きました。警察官を夢見て大学の入学資金を貯めるMくんの話です。

彼は三光ホーム(三徳の代表理事である豊崎さんが経営している会社)で大工としてアルバイトし、大学への入学資金を貯めていますが…

なんと、彼の入学資金が集まりました!そして、入試の合格も決まりました!!


必要な金額はおよそ100万円、そのうち60万円くらいが大工のアルバイトを通じて得たお金です。

高校生が2年間で60万円を貯めるのは大変ですし、使いたい気持ちもあったでしょう。そんななか、必要な金額を貯めきったのは素晴らしいです。

ですが、これはあくまでスタートラインに立っただけで、入学後にもいろんな困難があります。

日々の生活費も必要ですし、家族のサポートがないことがさまざまな面でハンデになるでしょう。
それでも、大きな目標を決めてやり遂げたことは大きな財産になるでしょうし、彼の人生の支えになってくれるはずです。

2年間の内訳

Mくんのアルバイトは、最初の1年は月に1回、第1土曜日だけにしていました。その後、半年経った頃から月に2回に増やしました。

彼の場合は高校2年生からのスタートでしたが、高校1年生から始めれば

・月2回のアルバイト×12ヶ月=24万円
・夏休みはアルバイトを増やして7回=7万円
・冬休みは夏休みより短いので5回=5万円

これを3年続ければ100万円を超える金額になり、大学進学ができるようになります。

大学進学を希望しない子どもの場合、アルバイトが月1回になるので、時間的な負担はより小さくなるでしょう。

Mくんのおかげで、このプランが実現できるとわかりました。
今後、他の施設や子どもたちに提案する際、見通しまで伝えることができます。

目標を設定する意味

実はこの計画は、Mくんが1人で考えたわけではなく、豊崎さん(三徳の代表理事)と相談して決めたことでした。

誰でもそうですが、計画を立てずに貯金をしようとしても続かないものです。特に子どもにとって、手元にあるお金を使わずにいるのは難しいでしょう。

Mくんは豊崎さんと相談して、残りの期間で何日アルバイトに入ればお金が貯まるか計画して、その通りに働きました。

そこで得たお金は職員さんに管理しておいてもらって、一切手をつけないようにして、入学資金を貯めることができました。

ちなみに、日常的に必要なお小遣いについては、平日に飲食店で少しアルバイトして稼いで、三光ホームのアルバイト代は手をつけないようにしています。

もしこれを、高校生の子どもが1人で、誰の助けもなくやろうと思うと難しかったでしょう。

ただアルバイトとして受け入れるだけではなく、進学に必要な計画を一緒にたてて、応援する環境を作る。ここにも三徳の活動の意義があります。

2年間の経験で得たもの

Mくんは高校2年生から三光ホームで働いています。高校生なので、働ける時間は限られますが、それでも建築用語はわかりますし、簡単な作業は1人でできるようになりました。

まったくの未経験者ではないため、大学に入っても大工のアルバイトをして生活費を稼ぐこともできるでしょう。

それに、彼はこの2年間で、たくさんの大人を見てきました。

その経験も、彼がこれから先の大学生活や社会人生活を支えてくれるでしょう。

三徳としても、Mくんの件はとても大きな実績です。

彼のような実例ができたことで、他の施設への提案もしやすくなりますし、支援してくれる会社にもポジティブな報告ができます。

三徳では、Mくんを含めて4名をアルバイトとして受け入れています。
なかには、大工のアルバイトで得た建築の知識を活かして、ホームセンターへの就職が決まっている子どももいます。

2年間のアルバイト経験がありますので、建築資材の知識に関しては即戦力です。
これも一つの成功例ですね。

アルバイトの受け入れを始めて3年目になりますが、少しずつ実績が出てきています。

目の前の子どもたちを大事にしていきながら、他の企業や地域でもこの活動を広げていきます。

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