NPO法人 三徳

児童養護施設の子どもたちの社会的自立をサポートする団体です。 noteでは、施設で暮ら…

NPO法人 三徳

児童養護施設の子どもたちの社会的自立をサポートする団体です。 noteでは、施設で暮らす子どもたちのことや、子どもたちの未来の選択肢を増やせるような情報を発信していきたいと思います。

最近の記事

1期生が卒業しました

こんにちは、NPO法人三徳の広報、Sです。 先日、三徳が支援する子どもたちの卒業式がありました。 彼らは株式会社三光ホーム(三徳の代表理事、豊崎の経営する工務店)でアルバイトをしていました。 もともと、三徳の事業は株式会社三光ホームが児童養護施設の子ども達をアルバイトとして受け入れ始めたことにあります。 いわば彼らは三徳の1期生です。 アルバイトを始めてから2年が経ち、彼らもついに卒業です。 1期生は3人いますが、それぞれ卒業後の進路が決まり、引越し先の目処もつきました

    • ホームの子どもの大学入学が決まりました!

      こんにちわ、代筆広報のSです。 先日、こんな記事を書きました。警察官を夢見て大学の入学資金を貯めるMくんの話です。 彼は三光ホーム(三徳の代表理事である豊崎さんが経営している会社)で大工としてアルバイトし、大学への入学資金を貯めていますが… なんと、彼の入学資金が集まりました!そして、入試の合格も決まりました!! 必要な金額はおよそ100万円、そのうち60万円くらいが大工のアルバイトを通じて得たお金です。 高校生が2年間で60万円を貯めるのは大変ですし、使いたい気持

      • 自分を「見てくれてる」人を探そう

        はじめまして、NPO法人 三徳で理事をしています、赤堀といいます。 三徳では、書類まわりの仕事を主に担当しています。直近では、NPO法人の立ち上げに関する書類を作って、役所に申請したりしていました。 また、自分で会社を持っていて、肩書としては社長でもあります。 そういうとすごく立派な人のように思えるかもしれませんが、昔は全然仕事ができない時期もありましたし、子どもが生まれたタイミングでうつ病になってしまったこともあります。 会社といっても、社長と従業員1人でやってる会社で

        • 『代筆広報』始めました

          こんにちは、『NPO法人 三徳』スタッフのSといいます。 ※三徳の活動をご存知ない方はこちらをご覧ください。 普段は会社員として働きながら、副業でライターをしています。 そして最近、三徳で広報の仕事を始めました。 ちなみに、本名を出していない理由は、本業の会社が副業を禁止しているからです。 とはいえ禁止されていることをやっているわけではありません。 副業はNGですが、お金をもらってやらないのであればOKと会社からは言われているため、報酬をもらわずに副業をしています。

        1期生が卒業しました

          リフォーム大工とNPOの理事をやっているぼくが、子どもたちに伝えたいこと

          はじめまして、「NPO法人三徳」で理事をやっています、上北と申します。 普段は代表の豊崎くんが経営している会社「三光ホーム」でリフォーム大工として働いてて、よく豊崎くんに嫁さんの弁当を食べられたりしています 笑 弁当を食べられてる方がぼくです 。 豊崎くんとは20年以上いっしょにやってきているので、彼が大変だった時期もうまくいってる時期も全て見てきています。 そのつながりで、豊崎くんがNPOを始めるときに理事の誘いをいただきました。 このnoteも、豊崎くんに「NPO

          リフォーム大工とNPOの理事をやっているぼくが、子どもたちに伝えたいこと

          想像以上にハードな、児童養護施設の子どもの進学事情

          こんにちは、豊崎です。 先日、私達が立ち上げる予定のNPOの総会を行いました。(NPO の活動内容については過去のnoteをご参照ください) 当日はこの活動に共感し、応援してくれるかたが7名集まってくれました。 NPOは立ち上げにあたって10名以上の「正会員」が必要になります。正会員とは、会社でいうところの株主にあたる存在です。 例えば、一定以上の正会員が私の運営方針に不満を持った場合、私を代表理事から解任することも可能です。 実は、そんなNPOの正会員に、ホームで暮

          想像以上にハードな、児童養護施設の子どもの進学事情

          座間市の工務店が児童養護施設の子どもの支援事業を始めた話(後編)

          こんにちは、豊崎です。 前回の記事では、児童養護施設の子どもたちを取り巻く環境についてお話させて頂きました。 ホームに住むこどもたちの多くは親の虐待を受けてきた 子どもたちは高校卒業とともにホームを出ることになる 卒業までにまとまったお金を貯めておかないと、自立生活を送ることも難しい。 働く術もない中で、安定した職を得ることも難しい ホームの子どもたちは、こういった環境に置かれています。 今回は、そんな子どもたちとの出会いと、子どもたちを応援するために思いついた

          座間市の工務店が児童養護施設の子どもの支援事業を始めた話(後編)

          座間市の工務店が児童養護施設の子どもの支援事業を始めた話(前編)

          はじめまして、豊崎と申します。 皆さんは、児童養護施設と聞いてどんなイメージがありますか? 「全くイメージがわかない」「やんちゃな子どもが多そう」 恐らく、こんなイメージじゃないかと思います。 私は神奈川県座間市で工務店を営みながら、施設の子どもたちの支援活動を行っていますが、私もこの事業を始めるまで、施設に住む子どもについて全く知りませんでした。 私が施設の存在を知ったのは2021年の12月ですが、子どもたちや職員さんから色んな話を聞いて、子どもたちの置かれる状況

          座間市の工務店が児童養護施設の子どもの支援事業を始めた話(前編)