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2021年度昭和大学医学部入試で国語受験ができることを知っていますか?

医学部受験界隈では有名な話ですが、2021年度の昭和大学医学部入試で数学か国語のどちらか一方を選択して受験することが可能となります。

2021年度昭和大学医学部の受験科目と配点

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写真にあるように、数学か国語どちらかを好きな方を選択して受験することができます。どちらも配点は100点です。

どのような受験生が国語を選択するか?

数学は苦手だが、国語は得意という受験生には非常にありがたい話です。国語と言っても現代文のみの出題になります。現代文はとくに勉強しなくても点数が獲れるという人はたまにいます。そういう人が数学を苦手としているのであれば国語受験をしてみる価値はあるかもしれません。

ただし、注意も必要です。国語受験ができるというのは昭和大学に関していうと初めての試みです。当然、過去問は存在しません。難しいのか簡単なのかがわからないのはもちろんのこと、小説が出るのか、評論がなのか、はたまた両方なのか、分量はどうなのか、などなど、対策の立てようがありません。その中で選択するのであれば国語に対して自信がある人が必然的に受けることになるでしょうが、どちらを選択すべきかは蓋をあけるまでわかりません。

文系にとっても有利か?

「国語受験が出来るなら文系の私でも行けるんじゃないか?」
そう考える受験生も出てくるでしょうが、それは難しいのではないかというのが私の見解です。

なぜなら、理科2科目は必須だからです。共通テスト(センター試験)レベルの理科2科目ならまだしも、医学部の個別試験のレベルで、しかも2科目をこなすのは、文系受験者にとって非常に大きな負担となります。なので、文系受験者が一攫千金を狙って受験しても合格ラインに到達するのは難しいでしょう。ここでは詳しく触れませんが、文系受験者が医学部を目指すのであれば帝京大学をお勧めします。英語(必須)とあとは数学・物理・化学・生物・国語(古文漢文含む)から2科目選択すればいいのです。つまり、英語・国語・生物という組み合わせでも受験できるので、文系受験者にもまだ対応しやすいと言えるでしょう。

結局、国語と数学どっちを選ぶべき?

先述しましたが、国語受験元年ということもあり、対策を立てようがないので、出たとこ勝負ということになります。よほどの自信がない限りお勧めできません。そうでなければ、これまでの傾向が分かっている数学で受験するのが無難ではないでしょうか。



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