見出し画像

渡せなかった手紙

「明日やろうは馬鹿野郎」という言葉には賛否両論ありますが、

持論として思うのは「人はいつ死ぬか分からないから、やれることはやっておくに越したことはない」ということです。

人は当たり前のように未来を語り、面倒なことや大切なことを先送りにしようとしますが、
果たしてその未来に、あなたやあなたの大切な人は生きているでしょうか?

ある程度の年齢を重ねていたり、病気を抱えている場合でも、その人の死に際には大勢の人が涙します。

ましてや、それが事故や事件による突然死だったら尚更ですよね。

昔読んだ小説で、難病を抱えている少女が宣告された余命まであと数ヶ月という時に、通り魔に遭って亡くなるという話がありました。

同じように、闘病中の彼女のもとへ足繁く通っていた交際相手の男性が、病院へ見舞いに向かう途中、交通事故に遭って彼女の余命より先に亡くなったという話も聞いたことがあります。

それだけ死というのはいつ訪れてもおかしくないし、私たちの生と隣り合わせにあるものなのです。

とびきりの「大好き」
仲直りの「ごめんね」
毎日の「ありがとう」

一日でも早く、一度でも多く伝えた方が良いと分かっていながら
なかなか伝えられずにいる言葉はありませんか?

便箋とペンを用意しなくたっていい
恥ずかしかったり気まずかったりするならLINEでいい

人差し指にほんの数秒勇気を込めて伝えられる思いなら
あなたとあなたの大切な人の命があるうちに是非伝えてほしいのです。

渡せなかった手紙、伝えられなかった思いほどやるせないものはありません。

どうか、あなたの人生から後悔が一つ減り、笑顔の未来が一秒でも長く増えますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?