この離婚、私が変われば万事解決する?

こんにちは、豊宵みさです。

夫から突然離婚を切り出され、一旦家を追い出された私は、夫を大切にしていることや愛情についてメールで一生懸命伝えてみたりもしましたが、「好きとかそういうレベルの話はもう終わった」と言われ、途方に暮れていました。

そうして、離婚宣告から1ヶ月で瞬く間に別居を始めることになってからは、自分自身が離婚したいのかしたくないのかも決めきれないまま、それでもどうしたら離婚を回避できるのかを考えるのにとにかく必死でした。

まずは、夫が挙げた私の不満や考えられる離婚の要因に対して、自分が全て悪かったんだと思い、泣く泣く合わせにいこうとしていました。

私が我慢すれば…
私が変われば…
夫のことをちゃんと大切にできれば…

でも、そう考えながら、こんな気持ちも抱えていました。

それでは、これまでと同じでは?
そんな気持ちのまま何十年も過ごしていくの?
何で私ばかり譲歩しなきゃいけないの?
そこまでして一緒にいたいの?
私の希望は?私の幸せは…?

この時、自分が如何に夫からの評価に左右されていたかということ、他人軸な自分、夫との共依存気味な関係について気付き始めたのでした。

転勤に伴う引っ越しが多く、次第に友人とも疎遠となり、夫と実家は絶縁状態で、「二人で」一生懸命生きてきた結果、無意識のうちに沢山の歪みが生まれていました。

思えば、昔から親や先生などとにかく目上の人から褒められることが嬉しくて、そのために努力をするタイプでした。

「偉いね」「すごいね」そう言われるのが、嬉しくて、何の違和感もなく、どんどん他人の評価軸を基準に物事を考えるようになり、人目を気にすることも多く、とてもステレオタイプ的な人間だったと思います。

それに気付いた時、この「離婚」というイベントには、私のこれまでの約30年の人生の色んな出来事が様々な部分で絡み合っていることにも気付き始め、自分が思っていた何倍も、本気で人生と向き合うことが必要なのかもしれないと悟りました。

と同時に、ここで本気で向き合えば、私が思っている以上の人生の転機となり、これまでいつの間にか諦めてきた沢山の欲しいものを手に入れるために再挑戦できる大きなチャンスなのかもしれないと、ほんの少しだけ胸が高鳴りました。

もちろん、そう思いながらも離婚をすべきかすべきでないか、心は揺れまくっています。
でも、「この機会を逃したら、もう離婚するチャンスはないのかもしれない」と冷静に状況を捉えつつ、この「離婚」というイベントとしっかり向き合うことに腹を括ったのでした。

…今となっては、まさかこんなに長期戦になるとは思ってもみませんでしたが、まだまだ考えることは沢山ありそうなので、引き続き誠心誠意向き合っていきます。

豊宵 みさ

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