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アメリカ任天堂元社長による激動のノンフィクション! 『崖っぷちだったアメリカ任天堂を復活させた男』

今回は、『崖っぷちだったアメリカ任天堂を復活させた男』をピックアップします。

アメリカ任天堂元社長による奮闘ストーリーとビジネス哲学が凝縮のノンフィクションです。

今や日本を代表する企業の冬の時代

5月7日、任天堂は2024年3月期の決算を発表しました。円安の追い風もあり、最終利益は4906億円と過去最高を更新。
今や日本のみならず世界中にファンも多い任天堂ですが、厳しい冬の時代もありました。

アメリカ任天堂元社長で本書の著者のレジーが任天堂からヘッドハントの電話をもらった2003年も、そんな厳しいときでした。転職について周囲に相談をすると、ほぼ全員が反対したそうです。

「任天堂は落ち目だ」
「日本の会社で働くのはハイリスクだ」
「ゲームなんて、世間の認知度も低いスモールビジネスだ」

なぜ誰もが反対する任天堂に転職したのか

レジーは転職前に、グローバル・プレジデントの岩田聡さんとのビデオ面談を希望しました。岩田さんとの面談を通じて、レジーはこう思ったそうです。

岩田氏となら一緒に仕事ができて、彼のビジョンに満ちたリーダーシップを支えることができる自信があった。

そして自分のスキルを使ってアメリカ任天堂を世界クラスの組織に変えることができると思った。

後に上司、メンターそして友人となる岩田さんとの出会いが、レジーの人生を大きく変えていくことになります。

読めばきっと胸打たれ背中押される物語

本書は、様々な困難を乗り越え、任天堂そして岩田聡氏に出会い、アメリカ任天堂のトップに上り詰めたひとりのマーケターの物語です。

「上司の突然の方針転換」「クリエイターとマーケターの意見の衝突」「アメリカと日本の文化の違い」「働かない部下」・・・・・・。
ここにはキラキラした成功譚や一撃必殺の技はありませんが、働いていれば誰もがぶつかる壁を乗り越えるためのヒントが詰まっているはずです。

読めばきっと心沸き立つ、この泥臭くリアルな話をぜひお楽しみください。


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